2016年8月29日月曜日
遅ればせながら・・・
結末は・・・・核兵器攻撃と予想したが、ハズレ(笑)でもとうからずだ。
SFというより、ポリティカルサスペンスに近く、その辺の興味度なのか、興行成績絶好調は慶賀の至り。
しかし、途中からええ加減に見ていたもので、何故にゴジラが弁慶の立往生のように凝固状態になったのかよく覚えていない。
それに、仮死状態とも思えるので、いつ何時目覚めるかもしれない。
場所は、東京駅八重洲口あたり。
ゴジラによる放射能汚染は問題なく除染できるって都合よくなってますが、お江戸のど真ん中に「危険な腫れ物」が
ある状態で復興再生ってありますかねえ?
あの図体ですから、解体せずに移動するのは不可能ですから、疎開した三百万人の都民は、永遠に彷徨えるオランダ人状態でしょう。
宮城、議事堂、行政官庁街まで数キロ圏。
とても、国家の中枢を置いておけるはずがない。
早晩、帝のお住まいを含め首都機能は関西にお戻りになるのは必定・・・・この辺の予想はバッチリ当たった!
実力派政治家が自衛隊法の解釈あるいは運用に関し苦言を呈しているが、
所詮想定外であり超法規的対応しか対処のやりようがないから、超法規的対応が出来るような法整備・・・ありていに言えば
戒厳令とかを準備せよって意味ですかなあ。
そんな事よりも、レッドゾーンから脱出する際に政府首脳部が一台のヘリに乗り込んだことで全員死亡って
危機管理以前の出来事の方がお粗末である。
総てヘリが出払ってまして・・・ってことじゃない。
都合よく全員死んでもらわないと、若手の新人類政治家の出番がないのも事実だが・・・若手だから胆力と実行力があるって
ことは、期待値という幻想に過ぎない。
それ以外にも、安保条約上米軍の出撃が可能なのかとか、UNの意思だけで日本国土に熱核兵器を投下する国連憲章上問題がないのかとか
消化不良な課題が多すぎ、変に政治スリラーの色付けをやってものだから、
その意味ではストーリー的に破綻している。
アメリカは、核兵器先制攻撃不使用宣言をする予定だそうだし、中国は、建前では、あくまで建前ですが宣言国。
一体どこの国の核兵器を使うのだ?・・・・北鮮?? 止めてよねえ。
しかし、観客は、怪獣退治のカタルシスに酔えばいいわけだし、ふと「ゴジラって、なにかのメタファー」だよねえ?って
少しは考えてくれれば、制作サイドはしてやったりって事だろう。
そんな事よりも、もう一度見てみないと、あちこちに引っかかった魚の骨が取れない。
エンドロールのキャスティングの数、3百名以上。
主役クラスの大根三本は別にし、政府中枢の大物政治家役者等は識別が出来たが・・・
小出恵介
前田敦子
関谷亜矢子
小川真由美
三浦貴大 その他多数
この連中は一体どこに登場したのかねえ(笑)
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