2016年12月19日月曜日
晴れやかな場へのご招待(3)
あれれ!?と言う感じでいささか予想が外れました。
この手のパーティーは「立食」だとおもいましたが、テーブル会食。
考えれば、後期高齢者や末期高齢者ばかりが出席なんだから・・・
この場でも蝸牛は若輩者かあ(笑)
何かと試練です。
ミーハーよろしく有名人の写メまくりという雰囲気じゃない。
お弟子の九割は老女。
先生は男性という世界ですが、参加者の多くは中高年男性。
こんなたくさんの男性の能楽愛好家がいるのであれば、行く末まあ安泰なんですが・・・
おめでたい席を寿ぎ「四海波静か」を全員の連吟で・・・まあ意地悪な趣向というもの(笑)
能の高砂の一節ですが、有名なのは「高砂や この浦舟に浦をあげて・・・」
庶民の結婚式の定番ですが、品位がない。落語ネタ。
平服指定ということですが、真に受ける向きもあれば、そうでない方も
三つ紋お召の方もおいでになりますが、その辺のビジネススーツまで
せめては、ダークスーツに礼式用ネクタイ(結婚式の白タイはむしろ無様)くらいはなあ。
受付の先生方は、仙台平五つ紋なんだから(聞き及ぶに、発起人代表さまの発案だそうです)
さて、次第ですが、大槻文蔵ご夫婦来場のあと
一門能楽師による能「石橋」(わかりやすく言えば鏡獅子(あるいは連獅子)の原型。特殊なお囃子だし、勇壮な舞。凄いです。)
祝辞(宗家)・・・流派で一番偉い方
祝辞(梅若玄祥)・・・知る限り最大最強の出世魚。改名回数が半端じゃないのよ(笑)はともかく名門梅若一門の総帥です。
乾杯(某政権政党の幹部議員)
京舞(井上八千代一門)・・・特別な祝舞だそうです。当然に黒留。バックのオケラ・コーラスは祇園の綺麗どころ!舞台の反対側でしたから写メも会話もなし(泣)
鏡割(春鹿、磯自慢、梅乃宿、白鷹、寿楽長)・・・これって来賓の顏たてるのにとても便利なんだから
祝電披露(ご芳名は略)
祝辞(同上)・・・どっかの名誉教授らしいが、誰も聞いてないんだから早く切り上げて欲しかったなあ。
目録贈呈(観世清和)
花束贈呈(片山清司)・・・京都観世の重鎮の家柄
文蔵師ご挨拶
おかげさまで盛会でした。
大阪のリーガロイヤルホテルでざっと数百人の参加者だったようです。
大槻一門も、次期の当主も決まりまして、これがまたまだ高校生(あれ?大学生になったかな)なんですが、
世阿弥の再来かと言われるくらいの天才
先ほどの石橋(これって品位の高い難曲だそうです)のシテをされてます。
世俗を離れても、蝸牛もたまには舞台に出るかなあ・・・
どうでもいいのですが、呑んだお酒
シャンパン
白ワイン
百年の孤独
春鹿
磯自慢
赤ワイン
飲み足りませんねえ。BARで飲みなおしでも・・・・
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