2016年12月7日水曜日
ネコかイヌかと問われれば?
血液型は?
なに座ですか? くらいにデリカシーのない質問だと思っている。
いなし方はきまっていますが、たいていはいなされてる事に気が付かない。
実のところ、どっちも好きでも嫌いでもない。
ネズミよけか警護用具くらいにしか思ってませんし、
口のある養いものは、ケメコ様だけで堪能しています(笑)
しかし、寒村陋屋には四つ足が未だに巣食うております。
代々はイヌでした。
名前は「モク」。
いわれは知らない。
代々同じ名前ですから、いつかローマ数字のように上限が来る(もっとも4000までも必要はないが・・)
モク
新モク
続モク
続新モク ・・・・(和歌集の命名ルールですが、アホたらしい・・・)
なもんで、とあることからネコに代わった。
某月某日、祖母の祥月命日ってことで、山奥の菩提寺に出かけたが、その帰り道
やせ衰えた野良猫がふらふらと車の前で立ち往生し倒れ込んだ。
ひき殺さなかったのが幸いということであるが、行過ぎてしばらくして・・・
一河の水一樹の陰
山川草木悉皆仏性
祖母の命日に遭遇するのは、これも仏縁ってことで、拾い上げ看病にこれ努め、晴れて我が家の飼い猫となった。
さすがに野良猫人生で世間の辛酸をなめたもんで番ネコも勤まるくらいの荒々しさ。
ところで名前はって?
ヒトザルが御仏の名前をつけるような罰当たりなことをしない・・・とは言い訳で要は面倒なだけ
ただただ「ネコ」あるいは「ネコニャン」と呼ばれてきた。
今は二代目であるが、これまた、村はずれの破れお堂の軒下でしくしく泣いていた子猫(・・というより幼猫)
これまた仏縁でハンカチに包まれて我が家にもらわれてきた。
命あるものを捨てる(未必の故意の殺人罪)なんて犬畜生の所業といいたいが、畜生だってそんなむごいことはしない。
毎日のほほんと怠惰を絵に書いたようなさまですが、あいかわらず名前はまだない。
イヌは人になつき、ネコは家になつくらしいが、我が家の惰猫は、飼い主の膝になつくようだ。
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