2017年6月18日日曜日
時間銀行
昔からSFモノが好きでした。
サイエンスフィクションじゃなくて、スリル&ファンタジー(笑)
世の中には「在庫出来ない商品」がある。
兎に角貯蔵が出来ないから、ひたすら消費するしかない。
更に言えば、それが有限ならば無為無駄無節操に浪費してはならない。
有意義に消費すべき最たるものは....時間
某誌で見かけた「時間銀行」なるSFっぽい用語というか概念
貯蔵出来ないものを在庫しようという試み。
有り体に言えば、時間の貯蓄であり、老人介護に関わる循環型社会システムの
制度設計である。
今はどうなっているのか知りませんが、将来必要になった場合に備えて
若いうちに献血しておきましょうというキャンペーンが過去にはあった。
最近はそう言う呼び込みの声は聞かない。
さて、この時間銀行なるものがスイスで始まったらしい。
委細の情報に乏しく、想像するに若いうちに老人のお世話なんかを
率先垂範して行なえば、招来その分が貯蓄の引き出しのように
自分の介護の為に利用出来るものらしい。
なんと利息も付くとやら。
程度の差こそあれ膨張する老人福祉費用の有効な軽減策。
世代間給付システムにある意味で似てはいるが、
カルバンを生んだ国らしく、自分のことは自分で!と言うストイックさ。
あっと、正確には彼はフランス人ですが、スイスに亡命し生涯を終えました。
色々と妄想をたくましく出来ます(笑)
親兄弟でもない他人の面倒見る時間があれば老後の介護費用を蓄える方が良いって
一つの選択肢。
時間を蓄積するか貨幣で貯めるか、、、人生観だから適否は論じない。
でも、どっちも選択しないグウタラが必ずいるんですよ。
其れを自己責任で切り捨てるかどうかは、なかなか判断が難しいが、、、
でも治安コストだと思えば、教育と社会福祉の費用はやすいもの。
だからと言って縮減する知恵は出さなくても良いと言うことではない。
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