2017年6月9日金曜日
ブルックナーとアランフェス
アランフェスはともかく、ブルックナーなんて退屈だし、
そもそも蝸牛庵は、クラシック音楽は古典派(バッハを含みます)がお好みです。
しかし、ケメ子様が定期演奏会会員なもんで、チケットを押し付けられ止む無く・・・
演目は、交響曲第6番。
ヴェートーヴェンの田園に似ているって言われますが・・・・
まあそんなこんなで、演奏時間の大部分は、毎度の「パトロンになってあげてもいいかな若手演奏家の品定め」
もっとも、向こうから断ってくること必定ですから適当に切り上げ・・・真面目に(笑)
ブルックナーは史上最高クラスの交響曲書きらしいですが、如何せん大衆人気に欠ける。
理由は簡単。
映画とかに使われない(監督とかの教養レベルの問題ですがね・・)
あとは、サブタイトルがない(マーラーなんかもっと難解なのに、なんだかサブタイトルがあって得してます)
でも、プロ映画鑑賞家の矜持にかけて言っておこう。
あのヴィスコンティの「夏の嵐」にはブルックナーの七番が使われています。
ミラノの公爵家の末裔は・・・・本当に凄い。
次なる演目は、アランフェス協奏曲のハープヴァージョンとは珍しい。
元々は人気のギター曲だが、どっちも撥弦楽器という共通点があり、三味線や和琴もその仲間
楽器としての表現力の豊かさからすれば
絶対にハープだが・・・知る限りあまり話題にはならないのが不思議(和琴や三味線ヴァージョンなら納得しますが・・・)
むしろ有名なのはこれ (本当に名盤)
ライブでハープを聞くのは何年ぶりだろうか?
演奏は、吉野直子さん。
よく存じ上げませんが、倭人のハープ奏者として第一人者かどうかはともかくも有名どころ
倭国の音大教育に背を向けて、眞子さまの先輩です。
こういう音楽家って好きですねえ(千住真理子さんもどっかの文学部)
ハープ弾きにあるような典雅なマダム(夫がいるかどうかは知りません)で、実に素晴らしい
当然ながらオーケストラとの協演ですから、グランドハープです。
ゲスは直ぐに
重さは?
値段は?
って思っちゃうのですが、ピアノのようにホールに常設しているはずがありませんので、
演奏会の都度、吉野さんは日通だかネコ大和のお世話になっているのでしょう。
ステージには、マッチョなホールスタッフが運んできましたから、運べない重さではないが
ハープ奏者がやることではなさそうだ。
ダブルアクショングランドハープの値段なんか想定も出来ませんが、
ベーゼンドルファーのグランドピアノよりはお安いと思います・・・レクサスLXくらいかな?
思いの外響きが届かない。
大ホールで、オケラと協演するにはちょっとしんどい
弦五部も、台数を減らしてですが、音量に負ける。
楽器は優美ですが演奏はタフですねえ。
ペダルがピアノ以上にあり、音を伸ばすとか切るって機能じゃないみたい。
一番びっくりは、ハープを右肩にもたせるんだ!
指揮者とのアイコンタクトを考えれば・・・まあそうかなあ、でもねえ・・・
肝心の演奏評価がありませんが、驢馬の耳にそのようなものを期待してはいけない。
リンクのユーチューブでもご覧ください。
マイルスデイビスの名アルバムはさておき、よくフィギアなんかに使われる第二楽章の演奏は川井郁子さん。
吉野さんと同じお年のようです。
美形ヴァイオリニストの配偶者が大学の整形外科医なんてメロドラマ風ですが、ドラマらしく最近離婚されたようです。
本論とは無関係ですが、蝸牛庵は女性週刊誌ネタが好きのなのです(笑)
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