2017年6月8日木曜日
ゴールドに憑かれたカメレオン
90年代の実話(カナダのBre-X社事件)の映画化らしいが、事実なるものをよく知りません。
山師と言って悪ければ鉱堀探索業者の一山当てる話
実際は一山当てるよりも当てた!と称する詐欺話の方が多いらしい。
映画の主人公(シテ)は代々の採掘業者
ワキは、ある種エキセントリックな地質学者もどき・・・ここ掘れワンワン屋
その二人がインドネシア(開発独裁のヤバそうな国です)で金鉱山開発に命の限界までの挑戦。
首尾よく未曾有の高品位の鉱脈を掘り当てるが・・・
かねもうけの匂いに擦り寄りハイエナ達
身ぐるみ剥ぐことも厭わないが、剥ぎ取られれば剥ぎ取り返す。
目には目を、歯には歯・・・
が、栄光の頂点で知る驚愕の事実
資本市場では儲かりますあるいは損はしませんというのが常套文句
世界中で原発開発が出来るとか、飛ぶとは思えない国産ジェット機に大量注文・・・まあいろいろ(笑)
どっちも、詐欺とあまり変わりがない。
170億ドルが消えた・・・まあ投資は自己責任だし、経営判断は時の運。
ようするに、経営者って学歴も才能もいらなくて、ただ「ツキ」だけだが、
ツキ・ウンも実力のうちです。
司馬さん言う所の東郷平八郎連合艦隊司令官に抜擢されたエピソードが事実かどうかは知らない。
しかし、言い得て妙ってことです。
エンディングのエピソードは、多分捏造だろうが、いち早く売り抜けた奴はいたらしい。
騙された連中が数多と言うことだけは確実。
ヒーローのマヒューマコノヒー
相変わらずのカメレオン役者。
やせ衰えたエイズ患者も呑んだくれのでぶでもなんでもやれる。
ちょっと、風貌がクリスチャンベールに似てますなあ。
投資なり事業に神霊を注ぎ込む起業家には優しい眼差しって結末ですが、
これはアメリカの心情でたぶん事実は違う。
これだと明らかに巧妙な詐欺の共同正犯ですよ。
天網恢々ムニャムニャ、怒りの鉄槌はどうなった。
八千万ドル強の稼ぎならば・・・詐欺横領程度ならばやるかもなあ。
知的な犯罪に手を染めることは別に恥ずかしいとも思わない・・・のがハリウッド流儀
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