2017年7月7日金曜日
湿度100%
ジメジメした映画は嫌いです。
つゆも好きじゃない。
梅雨と書けば甘酸っぱい思い出を想う。
やはり黴雨が正確な漢字表現だと思います。
力づくで涙腺に刺激してやろうってあざとい。
子供や動物をダシにして、街角の角兵衛獅子みたいなもの。
しかし、そんな傾向的作品の二本立てともなれば、怖いもの見たさが先に立ち(笑)
朝鮮戦争の頃、戦争孤児達の合唱団のお話
香港のエリート幼稚園をスピンアウトした先生が貧村の廃園寸前の幼稚園を
再建するお話
前者の韓国映画は論外だが、後者にはドラマがある。
最後に残った五人の園児の背景まで丁寧に描きこむし、
辛辣なまでの中華風エリート救育へのアンチテーゼ。
香港と中国の合作だが、製作のヘゲモニーは香港サイドみたいだ。
教育なる熟語は孟子に由来するが、正しい語義は知らない。
横文字の和訳にたまたまあてただけと思われます。
Education はラテン語を起源とすると言われ、
引きだす
大きくする
と言うニュアンスである。
けだし、教え育てる とは適語表現だとみえますが、
確証もなく引用するに、政府の実力者が、教化と発育のいずれかで
激論、収拾がつかなくなり、折衷案で教育になったらしい(^.^)
教育を半可知に論じる程身の程知らずではないが、
思い出しても良い先生(職場の上司を含みますが)だと思うのは
大量な暗記項目を詰め込んでくれた人でなかったことは
確信をもって言えます。
レザルトよりもプロセスを教えられました。
教職に夢を託して社会に出たのに、聞きおよぶに未曾有のブラック職場だそうです。
監督官庁も、なんとか委員会も、果ては組組織まで
誰も助けようとしないらしいので、なんともお気の毒。
某誌によれば、中学の先生の六割が過労死ラインを超えているとかや!
一番可哀想なのは、未来を託せない教師支配のもとの子供たち。
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