2018年1月20日土曜日
バックステージを「聴く」
舞台裏は観せるものではないが、見たいものでもある。
芝居にせよ映画にせよ「バックステージもの」に外れなし
とはこういうことなのだ。
佐渡裕の率いるオーケストラの定期演奏会会員の数は
約六千人。
ファンサービスも兼ねてなんでしょうが、
リハーサルの一部を一時間あまり公開しています。
熱心な善男善女がざっくり千人あまり押しかけるようです。
今回の公開演目は...
ペアレスとメリザンド(フォーレ作曲の弦楽組曲)
あまり興味の持てない戯曲だし、フォーレはレクイエムしか知らない。
しかし、この組曲のリンク映像の音楽は比較的高い知名度。
シシリエンヌと呼ばれる部分。
CMにも使われたはずだが、思い出せない。
あるいは「氷菓」とやら言うアニメの挿入曲でもあるらしいが、
こっちはさらに興味がない。
肝心のリハーサル風景ですが、なんともねえ(^^)
非日本語圏出身者が多いオーケストラですので、
リハーサルの公用語はドイツ語。
ドイツ語に堪能そうな観衆は...蝸牛を含めいそうもない。
要するに一時間ばかり、フリーでクラシックのさわりが
楽しめるからってさもしい根性かな?
ちがうのですよ。
リハーサルが終われば、佐渡裕氏はやおら聴衆に話しかける。
曰く...
バーススタインの思い出
岩城宏之との邂逅
出光音楽賞受賞の裏話
要するに、トークショーなのです!
遅れて来てここだけでも良かったのです。
ちなみに、演奏会の曲目ですが、
大序曲1812年その他、委細は略しますが...
つまり毎度の楽団員の品定めはないということ(^^)
二つのオーケストラの合同演奏ですから、
爆音公演。
なんと、初演の伝説にならい、大砲まで登場しました。
当然ハリボテですが、砲煙はでますし、音は電子的な効果音みたい。
ちなみに、アンコールは、ウィーンフィルのNYCにならい
例の行進曲。
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