2018年2月28日水曜日
始皇帝
史上空前の費用とキャストで何故に映画化しないのか
不思議でしょうがない。
監督は中国人でないと不味かろうが、あとはハリウッドの一流どころを
札束で引っ叩けばいい。
主役は...悩みますなあ(^^)
興収が期待できそうな各国のスターをかき集めましょう。
The first Emperor
愛新覚羅溥儀が、ラストエンペラーならば、
秦の始皇帝はまさしくであり、中華帝国の野望を世界に
喧伝するにこれ以上のものはない。
今の主席は皇帝気取りらしいから、最高の忖度である。
なんと憲法から任期規定を排除するらしい
始皇帝に関する一級史料によれば、
現象面ではよく似ているのですよ。
似せているのかな?って思います。
彼の愛読書は三国志らしいが、まに受けるほど愚かではない。
絶対に韓非子!が愛読書だ。
儒家に支配された中国史だと最高の悪王だとされるが、
誹謗中傷悪口雑言こそが男の勲章。
無事是名馬でないところで大幅減点ですが、
客観的に見て中国史上あれほどの英雄はいない。
後世の英雄はかなり彼の功績にタダ乗りしている。
いまの主席も然り。
始皇帝は諸国を攻め滅ぼす事に辛苦したとはおもわないが、
天下統一後の貪官汚吏集団とのいたちごっこのような戦いには
勝てはしなかったようです。
歴史的に中国統治制度の宿痾である不義な官僚システムに
勝ったためしはない。
小賢しい皇帝はあえて手をつけない(から賢帝と後世呼ばれる)
韓非子の理想とする政治システムからすれば、
貪官汚吏はあってはならないし、彼の考える統治とは官吏の支配システムである。
法治主義とは、官吏を法に従い従順に働かせる事。
獄に降った多くは汚職官吏だったというのは目から鱗。
その数(正史によれば)数十万人。
首吊り、生き埋めみたいな無駄なことは始皇帝は致しません。
辺境の勤労奉仕にこき使ったそうです。
今時なら「下放」といいます。
法治主義こそ政治の近代化の証しだが、いまだにあちこちで
人治主義を垣間見るし、法適用の依怙贔屓。
夜明けは遠い。
中央集権的な帝政が最良の統治制度とは思わないが、
民主主義もまた然り。
時代と民度に合致する事が一番。
けだし、正しい事と良い事は別なのです。
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