英語だと Kiss of TOSCA
オリジナルは Bacio de TOSCA
単純な和訳問題ですが、シャレとひねりをいれると...
蜂のひと刺し 或いは 蜂のムサシは死んだのさ
METのトスカ
ライブビューイングというところが貧相ですが、
NYくらいいつでも、思い立てば明日にでも行ける!と
思うからお尻が重い。
グスタフマーラーが酷評した傑作。
斯様に何事も評価はさまざまなのです。
とかなんとか長いマクラの果てに「接吻」なる言葉にスリップする。
こんな倭語は明治の初めに遡る死語だし、
若い世代は読めも出来ないって書こうと思っていたが....
トドメの接吻
なんてテレビドラマがあるんだ!
中身はまったく知らないが、ユーチューブを観るに
なんともチープなんだが、
トスカの接吻がメタファーならば、名前も知らない脚本家に 座布団三枚!
昨今は、トスカのキス...なんてドキドキ感のない
字幕なり翻訳が横行しますが、かつてはこう言ったのですよ。
促音と半濁点からくる言葉の緊張感がなんとも素晴らしい。
別に美貌の歌姫が恋人の若い画家と抱き合うって事ではなく、
トスカへの邪恋から被虐感一杯に言いよる悪徳官吏への
ナイフの一刺しの比喩。
弱い立場にあるものが、怒りなり絶望の果ての蟷螂の斧が、
権力者を打倒する!
しかしながら、ありげな事象だが、たとえ的に使われることはない。
因みに、類語辞典でも蜂のひと刺しの類語にトスカの接吻はない(^-^)
お約束通りのドロドロ悲劇。
これがオペラ!と感銘する傑作。
四月には、ROH版のライブビューイングがある。
たまには、ライブでコベントガーデンでっと思ったが、
実公演は終わったみたい。
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