多義な言葉です。
一義的には季節のひとつ。しかし、定義が難しい。
一番間違いが少なそうなのは....
冬と夏の間
これでは形式循環矛盾を起こすが、さておき。
季節感に端を発してのことだろうが、オトコオンナのセクシャルな仲にも
擬えられる。
かかるが故に
春愁
春恨
春怨
ルンルン気分が破綻しつつ、あるいはしてしまった心情。
恨と怨はどっちも「ウラミ」
しかし、恨はまだこころのこりがある愛憎混濁のニュアンスですが、
怨ともなれば、殺しても飽き足らない憎らしさ。
警察の使う怨恨の線からの捜査...は犯罪にもよるがいささか用例がおかしい。
コロシは怨だろうが、恨ならば気をひくための嫌がらせ程度の犯罪。
犯罪に季節感は無いが、これらの用語は季節を意味しないものの
季節感も相まってより感情を昂らせる。
季語でもありますが、直裁的に季を表記するのは
スタイルとしてお好みではない。
青の恨 葛の葉しほるる gibier狩(蝸牛)
なんともだるま俳句とはこの事!
ココロは...手も足も出ない(^^)
春恨を青(春)のうらみとヒネリ
裏見葛の葉は、古典的な縁語掛詞
葛の葉は秋の季語ですから、最後に無理矢理冬景色
昨今のJPOPSよろしくアルファベットを折り込む。
安部晴明の母上は信太山の白狐
猟師を追われていたところを晴明の父に助けられ
葛の葉なる女人に化けて晴明を産んだが....
恋しくば
訪ね来てみよ
和泉なる
信太の森の うらみ葛の葉
たいそうな名句でもないが、ふしぎにも忘れない
あべのハルカスの名称は、この伝説に由来するはずだが、
公式には伊勢物語と書かれています。
なにやら怨霊バナシにもなりそうだが.....
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