2018年10月16日火曜日
天邪鬼な大人の為の道徳の授業(4)
自然法則から自由であって、自律して行動する....って
それこそ不自然ですよ。
自然を支配するなんて傲慢だし、自然と共生して、
つまり、無為自然に生きてきたのが東洋的人生観じゃなかったかしら
西洋を中心に地球が回っているわけじゃないの!
なんとも我々の琴線にふれるアンチテーゼ(笑)
不自然を排して自然に生きる...
お金は誰もが好きですから、拝金主義は悪くない
欲望に身を委ねる快楽主義は素晴らしい
地の自分のまま生きる好き勝手な個人主義の何が悪い
自然に任せておけばいいのよっていう傍観者の態度こそがナチュラル
なんかおかしい。
西洋近代主義の毒素に染まって我々は堕落したのか?
東洋的人生観とはかくも邪悪なものだったのか?
少なくとも、眼を覆いたくなるような規律の乱れや惨状を
みるにつけ...
東洋的人生観も西洋近代主義も正しく理解されてこなかったと
思うしかない。
そこで、カント教授の登場
デカンショ、つまり
デカルト
カント
ショーペンハウエル は近代教養主義の三種の神器
三番手は印哲や仏教哲学に親和性が高いとされますのでさておき
デカルトもカントも嘉納されたということは、
全く異質ではなく、従前の考え方に相通じるものがあったと
考えられる。
カントの道徳哲学は武士道に似ている事から共感を生んだとされる。
武士道ってなんですか?
面倒な理屈を抜きにすれば...食わねど高楊枝 である。
痩せ我慢ですよ(笑)
本能にそのまま身を委ねる事を潔しとせずに
ダメなものはダメなのです。
でも、そんな立派なヒトザルにはなれそうもないが、
なれそうもないなら何もしないではなく、
少しでもなろうと研鑽くらいはやったほうが良いですよ。
佐藤一斎師曰く
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず
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