今更ながら驚愕しますが、樹木希林(敬称は略します)が、
時間ですよ!なんてテレビドラマで婆さん役やったのは
そんな若い歳だったんだって!
まるで、笠智衆さんみたいです。
つまり、いぶし銀のような名優
本当は遺作じゃないのですが、遺作に相応しい名品が
小屋にかかります
日日是好日
遺作目線で映画批評はしないのが、極私的プロ映画鑑賞家の立場...は
いいとして
予告編では、樹木希林の声で
ニチニチコレコウジツ
あまりの事に椅子から滑り落ちそうになった。
ヒビコレコウジツ じゃないの?!
灰色の脳細胞の中の知の大伽藍がくずれ落ちそう。
この言葉は唐代末期の禅語に由来するらしい。
誰か宗匠が言ったわけではないが、喫茶は僧侶に由来するから
まあどっちでもいい。
漢字の音読みが難しいのは、多岐な中国の発音体系に由来する。
代表的には、呉音と漢音
前者は仏典の読み方ですから長く倭国を拘束しました。
後者のほうが本流ですが、マジョリティになれなかったのは
そういうこと。
明治以降やっと対等にたてたようです。
問題は「日」の読み方
呉音では、ニチ
漢音では、ジツ
いまさらですが「ヒ」は訓読みですなあ。
実はこの言葉は
ニチニチコレコウジツ
ヒビコレコウジツ
ニチニチコレコウニチ
ヒビコレコウニチ
の読み方が想定される。
漢音と呉音の混在は当たり前かどうかはしらないが、
僧侶の世界では違和感があると思うべきだろう。
であれば、正確には
ジツジツコレコウジツ
が正しい....はずだが、倭国の宗教関係者ならば
ニチニチコレコウニチ
とよむはずだが、誰も使わない。
アタシ的には決め手ないんだから、使い慣れた
ヒビコレコウジツ
にします(キッパリ!)
湯桶読みですが、倭語の世界ではままある事。
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