一般的には家の庭には実のなる木は植えてはいけないらしい。
理由は迷信くさくて、我が家のような合理主義的な家風には馴染まない。
何年か前に築庭をした際に多少切り倒したがいまでも
梅
柿
無花果
金柑
は残っている。
あれば祟るらしいが、迷信とは信じるからそうなるような
ものであり、あっけらかんとしていれば良い。
むしろ、家の内で実がなれば縁起が良いってもんだ。
柿は、富有柿と渋柿
そろそろ富有柿の色付く頃だ。
しかし、モギリ時を待ち構えているのはリスクだ。
山から百舌さんが狙いすましてやって来る。
少し赤みがかったところで手早く収穫。
高枝切りバサミを駆使して...はいいとしても、
柿の木の周辺に石組をするなんて祖父は何考えて
築庭をしたんだ?
切り落とす際に上手くキャッチしないと確実に割れる。
割れても食えないわけではないが、
人様に差し上げるわけにはいかない。
右手にハサミ
左手にはアミ
結局アクロバティックに苦闘し、
今年のハーヴェストシーズンは終わり。
しかし、落球率は寄る年波か年々高くなる...かな。
当然ですが、少しは鳥さんの取り分に残しておく。
渋柿の方を残せばいいのですが、
見向きもしない。
個人的には桃もそうですが、色付く前の固い実しか食べない。
歯が欠けるかくらいの固さ
噛みしめるうちに口内に広がる甘味
これが至福
そもそも木にある状態で熟れた実なんかを食べられるのは
相当に贅沢です。
多くの方は流通過程で熟れた実を有難がっている。
青い実を賞味するのはさらなり。
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