どうも徘徊老人の作品は狂言綺語まみれ
気持ちとしては
はなしょうぶ
しょうぶにあやめ
かきつばた
と詠じてほしいが、そもそも歌意が判然としない。
似て非なる草花を並べただけだが、違いがよく分からない。
一応調べはしましたが、
たわいない蘊蓄もどきを説明するまでの事はない。
優劣つけ難くどれもこれも素晴らしい事を「いずれ菖蒲杜若」と
いいますから、蘊蓄よりも素直に愛でるほうが好ましい。
でもこんだけじゃ駄日記にならないから、
この慣用句に因んで....
真偽は定かではないが、三位頼政の鵺退治の後日談
能にせよ戦記物にせよ恩賞を賜ったのですが、
それは名刀とかブランドの衣装と記憶している。
土蜘蛛退治の頼光も刀をもらった。
しかし、太平記だと宮中住み込みのキャリアウーマン
名をあやめちゃんというらしいが、下げ渡される事となった。
綺麗なキャリアウーマンがずらりと並び...
誰があやめちゃんだか解らない。
武士を見下した殿中人の意地悪なのでしょうが、
そのとき文武に秀でたる頼政、慌てず騒がず
五月雨に
沢辺の真薦
水越えて
いづれあやめと引きぞわづらふ
大意は...
梅雨で沢の水量が増し、
マコモもアヤメも水没してしまった。
どれがアヤメの葉か、引き抜くのに悩んでしまう
一本とられたミカドは、苦笑いをしながら
下げ渡した...と書いてます
平家物語だと異本にはあるようですが、
太平記巻二十一が出典
あの好色悪徳な高師直が、塩谷判官の妻に横恋慕
兼好法師にラブレターの代筆までたのんだが、あえなく失敗
激怒し、パワハラから冤罪に追い込む...あの忠臣蔵発端のエピソード。
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