言わずと知れた真打よりも大人気な講談師。
晴れて来年には真打昇進。
益々チケットがとれなくなる。
なもんで、ユーチューブで我慢ガマン。
演目はかの圓朝師匠の真景累ヶ淵より、宗悦殺しの場
落語の演目ですが、ぜんぶやれば、ニーベルングの指環とまではいかないが、
長さでは、ロードオブザリングに匹敵するし、この三部作より面白い。
圓生のが一番だと思うが、歌丸も悪くない。
しかし、神田松之丞の宗悦殺しは絶品です。
いつか通しでやって欲しいが、アタシの生きているうちだよ。
でないと、豊志賀のように化けてでてやる。
しかし、気になったのは...落語にはこの表現がなかったのか?
めくら...と言わずに「言い換え」やっている。
仮にも古典的歴史用語なんだから、そのまま使っても
神田松之丞をレイシストだとは誰も思わないだろうに...
いわゆる差別用語を使わない陰湿なレイシストは
いくらでも存在する。
宗悦は、メクラの高利貸し
借り手の深見新左衛門は、酒乱の踏み倒し屋
雪降るある夜、催促に来た宗悦を罵倒し、
どめくらの分際で直参旗本に無礼千万...
酔った勢いで惨殺。
これを..この目の不自由な宗悦め。無礼千万であろう
じゃ、はっきりと興醒め。
古典芸能として、落語系と狂言系が死に絶えるのは早晩のこと。
アメリカンでも、クラシック映画のデジタル化の際に
喫煙のシーンを改竄させるべきと騒ぐ一派がいる。
タバコシーンがなくなれば映画でなくなる映画も数多ある。
この「さらば友よ」はフレンチフィルムノワールとしては愚作
しかし、このラストだけは秀逸。
まだまだあるが、またにしよう
0 件のコメント:
コメントを投稿