なんとも信じ難いが、仏陀の生年が分からない。
多少ならば、誤差の範囲だが百年も違えば実在性に疑問がでる。
事実、科学的に実在が確認されたのは19世紀末のこと
仏教なんて十把一絡げにくくるから教義がよく分からない。
仏陀オリジナルの教説は阿含経なる経典にあるらしいが、
顧みられることは少ない。
アタシも読んだことはもとより見たこともない。
いまの世に、仏陀が来迎されて仏教界のさまを見れば
絶句卒倒することは確実。
しかし、最高の理想的な人格者である慈悲の人ですから....
それで「苦しみの『根本』から脱却して幸せになれる」ならば、
また可なり。
般若心経は...
観自在菩薩
行深般若波羅蜜多...で始まる。
観自在菩薩が主語で、行深が動詞。
つまり
ナンチャラ菩薩が「完成された智慧」について深くかんがみてって意味。
このナンチャラは聞きなれませんが大人気の観音菩薩のことだそうですよ
仏像形式からすれば、阿弥陀如来像の脇侍(アシスタント)
首相補佐官が出張って活躍するってお話..全く違います。
如来は仏陀そのもの
菩薩は如来心得。虎の威を借る狐ではない。
下々の悩みなんて下衆なレベル
仏陀自らが出張る様なものではない。
それに...
水辺迄は連れて行くが、あくまで水を飲むのは自分自身
口移しで飲まずほどの親切心は持ち合わせない...じゃあ些か気の毒。
なもんで、如来になりかわり格下登場!というのが、般若心経の大きな見取り図
もっとも語りかける相手は舎利子さん。
優秀な仏陀のお弟子さんですから、簡潔平明ではなく深淵な授業
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