ボブディランをティモシーシャラメ
ジョーンバエズをモニカバルバロが演じています。
いづれも演奏シーンは、役者本人の生声です。
だって、二人とも今年のオスカーにノミネートされていますから。
かつてヘップバーンはマイフェアレディのヒロイン役が吹替を理由に主演女優賞にノミネートされませんでしたし、エクソシストの悪魔の声を吹き替えた事を隠した為に(周囲の大人が悪いのですが)ヒロインのその後のキャリアは悲惨なものになりました。
ちなみに、モニカはこれでブレイクしたのです。
映画は、60年台のフォークソング全盛期。
若かりしボブディランの伝記的映画です。
アタシは、軽薄軟弱ミーハーなフォークソングファンでしたから、気難しいボブディランはあまりお好みでもなかったからよくは知らない。
後年ノーベル文学賞に受賞し、その理由が「アメリカンソングの伝統に新しい詩の表現を創造した」事だそうですが、、、どの部分が「新しい詩の表現」だかよく分かりません。
サルトルはノーベル文学賞を拒絶していますが、その理由は明らかではありません。識者に依れば、本人は哲学者のつもりなんだが、品下がる文学者として評価された事が屈辱だったかららしい。彼はシンガーソングライターなんだから、ライターだけを切り出して評価されるのは意に反する、、、とかなんとか言ってくれれば、実によくわかったのですかねえ。
製作会社はかつてのサーチライトフォックス。
いまは、ディズニーグループに属しますが、良質な安心して観れる映画作りには定評があります。
残念ながらオスカーはかすりもしなかった。
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