中華お得意の対句ですが、意味的には、なかなか含蓄が深い
玄は「黒」を意味し、なかなか奥深い意味があるとされます。
一方で「赤」には良からぬ意味があるとされますから、後段の「朱に交われば赤くなる」とは誰もが知る(常識以前な)ことわざになっている。
しからば「墨に交われば黒くなる」とは良い意味に違いない。
然るに「黒」なる色の意味合いをネガティブにしか理解しない知的レベルは如何なること
さすがに昨今は、ブラック企業なんて言葉は消えた。もっとも「差別的」という理由のようだから、あまり芳しくはない。
白帯よりも黒帯
素人よりも玄人、、、って誰もが知っています。
しかしながら、近墨必玄(原典は「緇」で訓読みではくろ)を知る事は優れて稀
社会通念的に使われる事がなかった理由こそが大事なんだが、この辺りが皆目分からない
補足
三世紀の頃、晋の時代の詩人傅玄(ふげん)の詩集である「太子小傅箴」が原典である
彼は有能剛直なキャリア官僚(倭国ならば総理秘書官兼補佐官かな?)だったようです。
キツい性格が災いし、晩年には諭旨退職となったらしい
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