史伝を読みながら、絶えず自戒する事
平時には波風に立たないやり方でもいいが、有事ともなれば・・・
明治維新は幕府の瓦解におわるのですが「瓦解」ではなくて「自壊」という方が正確な気がします。
権力とは倒されるものではなく「倒れる」もののようです。
自壊の理由は様々でしょうが、ハードウエアやソフトウェアの老朽化もありますが、まずもってヒューマンウエアの不全が大きい。
歴史を動かすのはヒトザルです。
それは人民なんて無名の大衆でなく無名の大衆の組織化に成功した一握りのノンキャリア(あるいは知識人)である。
マルキストは顔をしかめるだろうが、レーニンの革命組織論には、ハッキリ書いてます。
有事には学歴エリートに代表されるキャリアは役に立たない(少なくとも、、ことが多い)
幕末の有名人とか英傑の多くは下級武士やそれ以下の身分である。
ノンキャリや派遣身分で才あるものを伯楽が見出した例は数多。
榎本武揚は徒士目付の次男坊ですから幕臣とは言え御家人
勝海舟は祖父だか父だか忘れましたが、御家人株を買い取った似非幕臣
渋沢栄一に至っては百姓のせがれである。
薩長と幕府の決定的な違いがあるとすればこの点である。
幕府だって公称旗本八万騎
無論名馬がいなかったわけじゃないが、伯楽がいなかった。あるいは駄馬でもG1に出走させる様なシステムがなかった。
有事における人事システムとは、年次や兵学校での成績なんかに頓着しないのが当り前。日露戦争の際には児玉源太郎があえて格下の参謀総長に就任したりしていたのですが、太平洋戦争ともなれば、人事システムが硬直し米軍と比べて悪い意味で異彩をはなったそうな。
大政奉還を決意した慶喜は、反対する高級幕僚達に言い放ったそうな
其方達のうちに如何程の大久保・西郷・木戸がいるのか?
天唾って、これを言う。
居たんですが、抜擢登用して自由に働かせなかったのはいったいどこの誰だい?

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