2015年12月21日月曜日
汝に休息なし
生涯現役って「美しげ」に聞こるのですが、
言いかえれば「死ぬまで働かないと下流老人」って木霊が帰ってきそうです。
若いうちに起業なり博打なりで巨万を稼ぎ、アーリーリタイアメントというのは
ある種の理想型ですが、事例は限られる。
アスリートとして、一億ドル稼いでも、
投資の失敗
薬物あるいは浪費
離婚の慰謝料
なんかで、過半以上は身を持ち崩す(・・・ということは七月頃の衝撃のブログ内容)
持ちなれないものを持つとろくなことにならないらしい。
なんだか、年金破綻だとか破綻しなくとも年金だけだと下流だとか
世の中のムードは「汝には休息がないのだよ」って耳元で囁き、中高年を不安に陥れる。
ある種の「世論(輿論ではなくて)誘導」としか思えません。
多くの(大)企業では、年金支給年齢引上に即応して「定年再雇用」制度を導入しています。
定年延長でなく、あくまで雇用するかしないかは使用者の裁量。
もっとも、雇用しないって決定はそう簡単にはできないが・・・
しかし、雇用条件は会社の提示。
文句があれば・・・そうです「職業選択の自由」ってことで自らが雇用開拓!
厳しい時代ですねえ。
今まで値札の半分以下でスキルが買えるわけですから、ある意味で企業にとっては美味しい。
新入社員の値段で熟練工が買えるのですよ。
職場文化さえ上手くコントロールできれば、潜在能力不明で顕在能力劣悪な倭の若者を
コストをかけて採用なんかするのがバカバカしい。
世の中ダイバーシティなのです。
世界中から「人財」を集めることのできる企業は、人手不足なんか歯牙にもかけない。
しかし、人財が払拭すれば、のこりは「人罪」
ますます企業間格差が激しくなる。
長い目で見れば、社会秩序の緩慢な土崩瓦解かも・・・
思えば・・・休息は棺桶の中で退屈するほどできるのです。
文句を言わずに働けるうちは働くのが自然の摂理ですかねえ(苦笑)
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