2016年12月2日金曜日
世紀の歌姫
メリルストリープの歌唱力を特段気にしたことはない。
マンマミーア等でノドを披露していますから、グラミー賞はともかくもそれなりである。
しかしながら、実の所彼女って歌力も天才的ではないか?と思えたくらいの「凄さ」
音痴はまともに歌が歌えないと言われるし、自分が音痴であることに気がつかない・・・らしい。
しかし、真っ当な歌唱力があれば、音痴に歌えるものなのか(笑)
あるいは、これも彼女だからの天才的な演技力の賜物なのか?
正確無比に記譜記号通りに歌えば、観衆が感動するってものではないことは
年末頃にやっと解散するらしい中年アイドルグループや単品じゃ商品にならない群ドルをみればわかること。
記譜記号が感動を産むわけではないってことは、何度でも声を大にしていってもいい。
40年代の実在のNYセレブな歌手だったらしい。
音楽史の馬鹿馬鹿しい逸話には詳しいつもりだが、彼女が歌った「夜の女王」の出来栄えは冒頭のリンクの通りである。
コメントは・・・・絶句
普通は、その次のような超絶技巧的なアリアです(声が裏返るじゃんないかって思うくらいスリリングです)
なんだか不思議な人気があったことや実際に44年にカーネギーで歌ったことは史実である。
ダフ屋が出るほどの前人気の高さであったことも事実です。
なんとも次から次へとユニークな企画で映画を作るハリウッドに脱帽である。
しかし、昨年制作されたフランス映画の「偉大なるマルグリット」は、このフローレンスフォスタージェンキンスの逸話を
元にしているはずだ。
昔風の薄幸の美女や良妻賢母役は廃れ・・これは事実、強く逞しい女性像ばかりなハリウッド映画というのはある種偏見である。
多様なキャラクターを描き得るだけの底力はやはり凄い
期せずして・・・・ってところが実に面白い。これも、仏蘭西の文化力かな。
ま、この映画ですが・・・まさかストリープはこれでオスカーなんて狙わなかったって思いますが・・・
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