多少旧聞なこと...
つまり、かなり前に観た作品話題
かくもチープで出来の良くない医療サスペンスが、なんとまあ
一ヶ月のロングラン!
公開予定作品が軒並み延期のため、スクリーンの詰草。
緊急事態宣言も出ましたから、早晩小屋も休館ですなあ...
そもそも、スクリーンにかける作品がないのよ。
今でも、観客は座席数の一割もあれば、上々
三密とは無縁の空間だし、外出抑制の効果は...
アタシの外出先が更に減るだけ(ほとんど効果なしということ)
作品批評に値するものではないが、闇臓器移植を生業とする
療養型病院の秘密を暴露しようって展開です。
入院患者は、認知症とか...
今時風に言うならば、救える命と救う為に犠牲になる命の
トリアージがテーマ。
この辺りはカルネアデスの舟板以来の白熱テーマですが、
最終的には選別はやむを得ないと結論が出ています。
しかし、選別の基準となると思考はそこで止まる。
才能
余命
なんかで選別していいのか?って実に悩ましい。
実際は権力と財力で選別されているらしいと思われているから
余計に腹立たしいし困惑もする。
...超広域暴力団の最高幹部だったG氏
肝臓移植の為に渡米を計画
腕の良い代理人を見つけたんだろうなあ
893入国不可...ですからマネロン情報(当然他の組織の分で、
自分のはしっかりと守る)をFBIに提供
さらに病院には法外な寄付(なんと感謝の石碑まで建ててもらったとか)
おかげで既に80歳くらいのはずだが、未だにピンピンしてます。
需給の著しい乖離が闇を生むってよくある話しです。
アダムスミス氏の言う「見えざる手」なんかが働く余地もない。
元来、これは神の手の意味のはずだが、実際は悪魔の手が差配する
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