2025年1月31日金曜日

泣かせる、、、、スピーチ

 



アカデミー賞授賞スピーチを聞くたびに目頭が熱くなるってことはさておき、誰かに書かせたんだろうか?ってアタシはおもうときもある

まあ・・・
両親や家族やスタッフに感謝し
貧窮の過去の振り返り
努力すれば願いは叶う
不可能の反対は可能ではなく挑戦って、ある意味で陳腐だし定型的です。

NETでくぐれば山と出てきますので、ある意味で食傷気味(苦笑)
しかし、これでは駄日記にならないので、 この天邪鬼が歴代の中で「最高に泣いた」ビリーワイルダーのスピーチを・・・


彼は亡命ユダヤ人であった。
NYのエリス島にやっとのことで辿り着き、入国審査を不安の中長時間待ち続ける。
中年の入国審査官の前に立ち・・・

Q:職業はなんだ
A:映画監督(脚本家)です。・・・しばしの沈黙

A:OK!いい映画を頼む。ようこそ自由の国へ!

運命とは不思議なものだ。
映画嫌いの役人だったらどうなったかわからない。
入国を拒否されれば、ヨーロッパで収容所にはいるしか道はない。
無事にハリウッドで映画の職を得たワイルダーは後年オスカー監督になった。

今の私がこの場にたてるのは、あの時の名前を知るすべもないあなたのお陰だ。
今やっとあなたとの約束を果たすことが出来た
サンキュー

・・・とかなんとか(号泣)



当時の会場のオスカー関係者がどういう反応だったかは知らない。言えることは、彼がヨーロッパに追い返されておれば

サンセット大通り
アパートの鍵貸します
情婦
お熱いのはお好き



なんて、文化遺産を我々は持ち得なかったことだけは確かである。

2025年1月30日木曜日

十万円金貨

 




頃は、80年代半ば、バブリーな時代。
金貨というがゴールド含有率はたった20%、当時の金相場はグラム二千円程度。
希少性あるメモリアル金貨ならばそれでもいいが、一千万枚も発行となれば、、、、金貨という兌換のイメージを装うある種の詐欺だ。


案の定、90年に大量偽造事件に発展し、、、でもアタシは不思議にも皆目記憶にないし、上に下にの大騒動でも無かった。

発覚した枚数は十万枚と言われるから、優れて深刻な事態だ。十万円金貨が十万枚だから、、、思えば三億円強奪事件なんか子供騙し


今でももっているはずだが、、、買取に出せば昨今の金相場もあり30万円近くになるらしい。

ゴールドは長期的な資産保全とは、けだしその通り。


はなしのマクラは、、、毎度長たらしいが(^^)



リアル書店での恒例の新刊本サーフィン


新刊本ではないが、加治将一氏の「陰謀の天皇金貨」


氏は、アンティークコインに詳しいのは知っていますし、キワモノめいた(とは口が過ぎますが)ある種驚天動地な陰謀史観に「定評」があります。



公設貸本屋さんが人気本を貸し出すから、新刊本が売れないという声は版元からはよく聞きますが、自分の著作に、かような「注意書」を掲示するのは初めて見た。

たまたま、手にしただけなんですがね



おっしゃる意味はよくわかりますから、アタシは公立図書館のことを揶揄して「公設無料貸本屋」と呼ぶ。

しかし、買うか借りるかは個人の選択。三度のご飯に困っても、この本だけは買いたい!ってあります。

なんだか知らないがバカみたいに売れる雑本もあるし、、、、だっから、まずは皆さんが買いたい・読みたいって著作を書くことですよ。その入り口として、ファンつくりに図書館で貸し出して何が悪い!

アタシだって、彼の著作は買ってまで読む気はないが、貸本屋さんで無料だから、、、とキッパリ



氏の書いている内容の真偽に論評はしない。

毎度なんだが、話がうま過ぎて、脇引き締めないと騙されそうになります(^^)

幕末陰謀論よりは、まだ信憑性は多少たかいかも、、、

イランイラク戦争やイランコントラゲートスキャンダルの背景に「ヒロヒトコイン」がと言うストーリー

2025年1月28日火曜日

夕焼けだんだん

 



特段、過去や思い出に浸ろうって訳じゃない。
昔の映像を眺めて、場所や時代を推定する知的な観察というトレーニング。

今回もFB投稿写真をお借りしました。


一目瞭然!

谷中の階段です。俗に「夕焼けだんだん」ともいうそうな。

少し欠けてますが「やなかぎんざ」の看板が見えます。




なんせ、この界隈はアタシのお散歩コースだ。

その日の気分で、、、鶯谷の魔窟めぐり、東博、藝大、谷中墓地を過ぎて、夕焼け時分にこの階段へ。

あとは、千駄木、根津界隈から池之端を過ぎて、その頃にはカラダが酒精分を渇望していますから、湯島か御徒町の酒場へ。

酩酊しても当時のアパートは徒歩圏内



なんだか、最近は観光スポットらしく、変に小洒落た風景になったらしい



2025年1月27日月曜日

満ち足りた家族

 




幸福な家族はどれも似通っているが、不幸な家族は不幸のあり方がそれぞれ異なっている(アンナカレニナ)


一体何がいいたい?

この二つの家族は、幸福なの?それとも不幸せ



倭國よりもはるかにレベルの高いコリアンシネマ(倭國では唾棄されるような数的に多くの作品は論外とします)から、、、

でも、まったく無関係ながらトルストイの傑作小説の冒頭の警句を思い出した。


実は「うらやむ暮らしや品行方正な日々」のむこうでは、、、


兄は若く美しい後妻(典型的なトロフィーワイフ)と大学受験を控えた娘の冷ややかな関係に困惑し、弟一家はイジメにあう息子の学業不振に悩んでいる。

兄弟夫婦が会食で不在を奇貨に二人は夜遊びに出かけ、、、、面白半分にホームレスを暴行して死に至らしめた。


警察に出頭させるか知らぬ存ぜぬを決め込ますか、、、親権者としては悩むところ


ドラマではよくあるプロットなんですなあ。

教訓的に言えば「小さな罪を咎めておかないと先々もっと大きな罪を犯しかねない」が、実際その立場になれば誰でも悩みます。

あらすじから予想するに、、、兄は隠蔽派、弟は出頭派なんだか、その対処が逆になろうとなったから、更に大きな悲劇が起きてしまう.....


サンデル教授の白熱授業に格好のテーマ。

この後の展開を、自分が脚本家ならどうしようか実のところ興味あるが、、、悩んでいます。

実は、、、ネタをバラす事になるからこれ以上は書けない(^^)

2025年1月26日日曜日

温故知新、、、神戸駅あたり

 


神戸駅から湊川神社に見る風景(写真は孫引きでお借りしてますが、パブリックドメイン)

遠景には、六甲山系

右の建物が芝居小屋の大黒座。大正期には八千代座とよばれたそうですから、撮影時期は明治の末頃?


林長三郎の幟が見えます。

詳しくはないが、ググるに、縁者には

鴈治郎

藤十郎

玉緒

林与一とか錚々たるもの


今の神戸駅は、山側にはさしたる繁華街でもなく、東寄りには元町本通りがありますが、このあたりは寂れたもの。神戸三越も閉店して久しい。

海側は、かろうじてハーバーランドが活況



2025年1月25日土曜日

奈良監獄

 



戯言じゃありません(^^)

奈良少年刑務所(現存最古の監獄)が、星野リゾートの手でホテルに生まれ変わるそうです。

明治の頃にできた名建築で、設計者はピアニスト山下洋輔氏の祖父だか曾祖父だそうです。

開業は来年頃

お値段は、ひとり一泊二万円くらいから(その程度で済むかなあ?)



インバウンドも含めて、奈良は泊まりがけでいく観光地ではないってイメージですから、、かなりの奇策かな?

アタシは泊まりたくはない(^^)

2025年1月24日金曜日

アプレンティス

 


ミニシアター程度の小屋

時間帯は平日の昼下がり、、、、この程度の入りならば上々かも


アプレンティス(見習いとか嘴の黄色い、、、みたいな語感)


余計なサブタイトルがついてますが、実際にあるリアリティ番組との混同を避けるため、、、しかし「ドナルドトランプの創り方」と惹句紛いに喧伝したから入りが良かったのかも?


馬が怒鳴る度で、伯楽が悪名高いロイコーンなる反共の辣腕弁護士

彼の勝利の方程式は極めて単純


とにかく「攻める」

都合の悪いことは「全否定」

敗北は認めるな、負けていても勝ったと言い張れ


まるでカルト宗教の教祖ですが、その忠実な使徒が、若き日の怒鳴る度。

まさに、いまの彼のスタイルそのまま

元々がそういう気質だったのでしょうが、気弱そうな小太りな若者が怪物に変貌してゆく「教養主義」的な映画。

サブタイトルがいみじく語るように「創られ方ではなくて創り方」

センターを張るのは、むしろロイコーンであるべきだ。

さすれば入りは悪くなるだろうが、映画としての品質は高くなります。



演じたのは、ジェレミーストロング

名門アイビーリーグから舞台役者となった地味だが渋い俳優さん。


ポスターの右奥の女性は、怒鳴る度の最初の奥さまです。怒鳴る度に飽きられ捨てられたのですが、ロイコーンの冷酷な離婚契約があるにも関わらず、したたかに多額の慰謝料をせしめたらしいから、この局面では怒鳴る度の敗北(^^)



2025年1月23日木曜日

大統領令

 



大統領令がある事は昔から知っている。大抵は離任直前に腐れ縁のワルトモを免責したりとか、、、、
しかし、今回の怒鳴る度の大統領令の濫発は物議をかますが、過度の衝撃を与える為の虚像にも見える。世界が彼の恫喝に右往左往している感すら、、、、

そもそも、誰も彼もが全ての大統領令を読んだわけでもない。


アメリカンは一応はデモクラシー国家である。

独裁国ではない以上、大統領令でなんでもかんでも自由気儘放埓にやれるわけではないってことくらいわかるだろう?


大統領令は、連邦議会が制定した法律を根拠法とする

委任立法である。つまり議会の決議でひっくり返す事が可能だ、、、、が、上院も下院も僅差ながらトライフェクタ!

とは言え、共和党議員全員がトランピアンでなく、元来は穏健保守だし、あまりに非常識な大統領令にはオブジェクションを唱える


また連邦最高裁の違憲立法審査の対象でもある。保守派がマジョリティながら、テミス神の使徒としての矜持はあるはすだ(どうしようもなく無さげもいるが)


まあ、ひとつひとつの大統領令を吟味し、実現可能性や本人のやる気やら単なるブラフか思いつきや観測気球かを見極めてからのことなんだが、未だに正確な全貌が報道されない。

2025年1月22日水曜日

正義のミカタ

 



弁護士は「依頼人の利益」の為に戦う。
どんなに依頼人が鬼畜でも引き受けた以上は、スレスレのところまで人智を尽くして争う。
したがって、外野は被害感情に流されて代理人の「悪業」を非難罵倒してはならない....のが理屈の世界

てことは分かりますが、あの「光母子惨殺事件」を例に取ります。


夫の帰りを待つ新妻とその赤ちゃんを惨殺(あまつさえ屍姦まで)した当時18歳の少年を、かのジンケンハ弁護士団(名前は略)は「正義とやらのために」如何に弁護したか

....


被告人は母親に甘えたい気持ちから被害者女性に抱きついたところ、大声を出されたので口をふさいだに過ぎず傷害致死に相当する。
犯行の際に水道屋の格好をしたのはままごと遊びのつもりで計画性を意味しない。
母親に屍姦を行った件については被害者の生命を救うための魔術的な儀式であり被告人は精子が人間を復活させると信じていた。
赤ん坊を床に叩きつけたのは赤ん坊を泣き止ませる為だし、赤ん坊を泣き止ませようと首にちょうちょ結びをした所、きつく締まり過ぎてしまい赤ん坊は死んでしまったのであり、傷害致死に過ぎない。
....

ウィキの引用であることを前提に、、、


これは理性と論理に裏打ちされた弁護ではなくて子供でも笑うようなファンタジーでしょう。
いくらなんでもありとは言え、違法性はなくとも士業の品位を汚しかねない。


.......弁護士は、常に深い教養の保持と高い品性の陶冶に努め...と弁護士法第二条に書いてます。


だからといっても、衆を頼んでの集団での懲戒請求は感心しないし、言辞が過ぎれば逆に名誉毀損で訴えられます。

賠償額相場は五十から一百万円くらいかな?

管轄裁判所は被告の住所を管轄する地裁になると思いますが、ジンケンハは別に金が欲しいのでなくブラフですから管轄地域の貧乏弁護士に経済的利益の三割くらいのファイトマネーを餌にすればなんとでもなる(^^)




2025年1月21日火曜日

マタモロス

 



マタモロスはガルフに面するメキシカンの国境の街。TX側を見れば一番近い大都市はサンアントニオだかヒューストン

麻薬と殺人が日常化した街だって、小学校があれば、生徒がいるし、貧しい親や無気力な先生もいる。



やってきたのは、熱血先生。

知識偏重型の学習指導要領なんか歯牙にもかけず、、


自分のアタマで考えろ。

考える事が出来れば過去問学習なんかに意味はない。初めての問題にも恐れるな。

考えればなんでも解がわかる


予定通りの結末です。

Fラン底辺校から一躍全国のトップクラスへ

オチコボレと思われていたオンナの子は全国最優秀な成績をおさめ奨学金がもらえるようになり、、、希望通りNASAの航空技術者になれたのかな?


湿度高く作られるとヘキヘキしますが、後味は悪くない。

でもなあ、、、名馬はあちこちにいるんだろうが、名伯楽はそんじょそこいらに転がってはいないんだよなあ。

2000年代初めの実話だそうですが、いまでもこの小学校がトップクラスなのか、課題解決型白熱指導法がメキシカン各地に浸透したのかどうかは知りません。

相変わらず、パソコンは校長室の一台だけだし、図書館の蔵書も増えているようには見えない

2025年1月20日月曜日

雷門の再建

 





雷門って浅草寺と共にあったんでしょう?

落語でも、本尊の観音さまと風神雷神はセットもの


ググるに、、、

平安期には創建されたとされるが、確実なところは寛永年間。何度も火災に遭遇したらしく慶應年間に消失したままその後百年間は雷門はなかったということ。

近代日本における「雷門」は、単に地名として名をとどめただけとは知らなんだ。



再建されたのは1960年

松下幸之助氏が私財を投じ再建



だっから、、、大提灯の銘板が「松下電器」なんだ!


住友家も、中之島の図書館とか東洋陶磁美術館やら後世に残る地域貢献をやってますが、三井も三菱も安田も、、、この時代は財力だけじゃなくてメセナスピリットもあちこちにあったのだ。

その最後の残照が松下だ。それに引き換え、、、、


2025年1月19日日曜日

タスポ

 



2007年に始まった「未成年者への煙草販売抑止」システムが「タスポ」
こんなお馬鹿な事業を誰が始めたんだ?
初期投資で一千億円程度、毎年の維持管理に百億、、、
2026年にやっと終了するらしい。
3Gの通信環境廃止によるのが理由で、意味のある事業ならば、通信環境の更新をやるはずだから、、、暗に失敗だと、、、認めています(^^)



煙草は、街角のたばこ屋さんの看板娘から買うものだ。娘さんも歳とれば客足が遠のくから自販機に転換した。そこで本人確認の為に成人にのみ発行するカードがないと自販機から煙草が買えない仕組みの導入。

いまなら、顔認証やらでカードの貸し借りの防止が可能だが、、、

結果的に、コンビニに新たなビジネスチャンスを与えただけになり、街角からたばこ屋さんと自販機が消えてしまうことになります、、、平成ノスタルジー


2025年1月18日土曜日

コリアンデモクラシー

 





さすがに、民主主義が韓国起源とは「恥ずかしくて」言えないか(^^)


ラテン系みたいに直ぐにアタマに血が昇るのか、、街頭に出て示威を始める

KPOPSのノリで異議申し立てのために街頭にでる行為はデモクラシーの原点みたいなものだが、元祖は「さあ、バスチーユへ!」のフレンチ

文句があろうと生活が苦しくても、じっと我慢の倭人は、、、ある種の美徳だが、たち上がる気迫もないのか?

政治を見捨てる気持ちは分からんでもないが、政治からも見捨てられていることに気がついていない。

倭式デモクラシーはもはや末期的。


しかしなあ、、、当地の最高責任者(コリアンでは大統領)を片っ端から血祭りにあげるデモクラシーが正常かどうかは、、、、


コリアンの大統領は現時点で13名(20代)

暗殺、亡命、自殺、収監、親族の不祥事の憂き目を見なかったのは、僅かに二人だけ。


要因は様々あろうが、制度設計の不備だろう。

正しい制度がよい制度とは限らない。

身の丈に合った制度が一番!

極論ですが、それがデモクラシーでなくても構わないって!

2025年1月17日金曜日

戦陣訓

 


築地の大新聞社の記事です。

捏造だか虚報だかあるいはプロパガンダかも?

真偽はよく分からないが、、、昭和世代は瞬時にかの「戦陣訓」を想起する。
しかし、悪名の高さの割に全文を読んだ方は少ないだろう
実はアタシも初めて読みました。

明治の頃の軍人勅諭の昭和版みたいな

https://ja.m.wikisource.org/wiki/戰陣訓

なんとも長文です。
教育レベル如何ですが、一兵卒末端まで理解徹底させるのはかなり困難。
そもそもは、長期化する戦争の中での軍紀紊乱を憂いての対策だそうで、最初の動機は少なくとも「悪意」ではなかったが、、、、あれこれ詰め込みすぎた失敗作品です。


.....
第八 名を惜しむ
恥を知る者は强し。常に鄕黨家門の面目を思ひ、愈々奮勵して其の期待に答ふべし。生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を殘すこと勿れ。
......

本訓其二の第八項にありますが「岩波文庫ほし一つ」ほどもある分量のなかのたったこれだけ(後は忘れ去られた)



人の命の軽重は殊更にことあげするものでもなく、

古くは司馬遷が、、、


人もとより一死あり

死は泰山より重く、あるいは鴻毛よりも軽し(報任少卿書)


と。

李陵事件に巻き込まれ、死にまさる恥辱を受けた司馬遷が友人からの私信への返信の一部

涙無くしては読めない名文。

出来の悪い戦陣訓は斜め読みで充分だが、こちらは正座をして精読。

ヒトザルのたったひとつの命を軽々しく扱うものではない事だけはたしかと、、、、キッパリ



2025年1月16日木曜日

成人式

 



ネーミングはともあれ、人生に於ける通過儀礼のひとつだから、厳かでもいいし、楽しく愉快でもいいし、、、、主役の記憶にいつまでも残ればなんでもいい

その意味で「荒れたり・暴走したり」も程度問題や迷惑度合いによるが、極私的には許容範囲だ。



浦安市がDLで開催する成人式は好評らしいが、西宮市では甲子園球場で開催。

今までの会場が不便すぎて悪評だったせいもあるが、なかなかオシャレです。


阪神タイガースの選手の覆面登場なんかもあり、、、

始球式なんかはやらないのかなあ?

地元の酒蔵協賛の鏡割りなんかも、、、、


かのダサい大阪市は、一時はユニバで開催して面目をほどこしたのだが、、、コロナ禍以降闇沙汰。

今年も区単位で地元の殺風景な公設ホールなんかでの地元の「名士」とやらの退屈な祝辞やら訓示を聞かされてお気の毒に(^^)


2025年1月15日水曜日

孤独のグルメ....魚崎編

 


腹が減った、、、まるで、井之頭五郎さんみたい(^^)

灘五郷界隈

ウォーキングの最中ですが、お昼を食べるところに難があり、、、やっと見つけたのが魚崎郷の酒屋さん。

早い話が多少は高級な角打ち屋


ポン酒クーラーの中から手酌で半合を二種類

カントダキ二品にゆで卵

以上が今日のランチ


締めて710円也 ご馳走様でした。


基本は酒の小売ですから、さまざまなポン酒が並び、、、あまつさえクーラーにはトスカナワインまで。

肴になりそうな缶詰とかなんやらかんやら

なんと、宴会スペースもありましたが「孤独のグルメ」ですから、客はアタシだけ。








2025年1月14日火曜日

ダラスの安倍晋三

 



衝撃的な事件や事故にはコンスピラシーが付き物。

衝撃の大きさが陰謀の巨像(或いは虚像)をより大きくする。

しかし、何らかの圧力や力学が働いた場合にはその限りにあらずってこともまた事実だ。


2022年最大の事件は、この暗殺(テロル)に尽きるし、オールタイムでもかなり衝撃的だ。

ダラスでのJFKの悲劇に相当するはずが、陰謀論は皆目聞こえてこない。

聞こえてくれば「歴史的衝撃」なんだが


当初は、さまざまな疑念が一般メディアから、、、

あんな危険な場所での街頭演説を許可する筈がない

警備のプロにあるまじきディフェンスライン

散弾を使った(?)らしいが、怪我人は皆無ってそんな馬鹿な

肝心の銃弾が、見つからないって、、、


やらなんやら、、、早い話の容疑者Yは、あのオズワルドと同じで

オズワルドは口封じの射殺だが、彼は鑑定留置だかなんだか、、、二年もかかる鑑定なの?

今年にはやっと初公判?



しかし、あっという間に疑惑は闇沙汰。

そもそも、それなりにエビデンスありげな論拠を構築しないと陰謀論にならないし、それをディフォルして拡散させる事が手口なんだが、元の論拠を封じられると拡散のやりようがない。

所詮、騒動師ってその程度


そんなことより統一協会叩き、、、でメディアは塗り潰された。

著者はまったくのキワモノとまでは言わないが、版元が多少曰くありげ

本来はノンフィクションで刊行したかったが、身の危険もあったか、下手な小説仕立て。

被害者の元総理が「田布施某」とは嫌味がきつい(^^)

結局犯人像はわかったようなわからないような、、、DSの陰謀だと印象づけようとしています。



多少目新しい切り口は、赤報隊事件との相似形とかは想定の範囲内だが、皇位継承問題に絡んだ元号「令和の禁厭問題」なんて??


令和の「意味」が、ビューティフルハーモニーって、あきらかにこじつけ!

「玲和」ならばその通りだとおもうよ。

こんなことだけで、人一人暗殺されたなら理不尽だわ



なんかあんまり私見を述べないのが身の為。

いくら防空壕仕様でも、危ないアブナイ(^^)







2025年1月12日日曜日

アマテラスの暗号

 



とんでもオカルト偽史学の極み。
一体誰が言い出した、、、って明治期のスコットランドの貿易商人らしい。

Wikiには、好事家の追記やらで結構なボリュームの記事になってますが「科学」かどうかな甚だどころか極めて疑わしい。


なにやら陰謀論めいた背景のあるプロパガンダなんだろうなあ。

シオンの議定書やら義経成吉思汗同一説みたいなものかな?



アマテラスの暗号



こんなキワモノ本はお正月に過度の酒精で思考回路がおかしくなっているときに読むもの。小説仕立てでなくノンフィクションなら多少は真面目に読むのだが、、、



かような香具師の口上まがいに騙された訳ではないが、合成の誤謬めいた論法が面白くて、、、

つまり「事実」だという部分に虚構はまず無さげだが「事実」なるものの積み重なりから虚構が生まれる。

まったくのでっち上げでもないから始末が悪い。


興味があれば、Wikiで「日ユ同祖論」を眺めてください。

この歴史ミステリーエンタメよりは分かりやすいし、わざわざエンタメを読むまでのことはない。


2025年1月11日土曜日

シネマライフ2024

 大層な本数を観ているわけでもないが、、、その中から極私的に「良かった」と思える作品群

順不同で邦洋存在

とりあえず順位付けはなし。




◯侍タイムスリッパー

映画愛満載のハンドメイドながら往年の時代劇黄金時代を彷彿とさせる堅牢な作品

アカデミー賞国際長編映画賞にエントリーさせたかった。




◯シビルウォー

政治的視点や兵士の感情を排除し、報道人の視座からだけのつくり方だから作品的におかしなものにならなかった。

なんで内乱なんだよ?どっちに正義があるんだ?なんて鬱陶しいことは言わない。

CAとTX連合軍がホワイトハウスを陥落させる山場は、大仰な兵器を動員してませんがとてつもない迫力があります




◯アシッド

フランス製作の地球環境破壊パニックスリラー。流石に環境保護大国だけあり、酸性雨という新機軸を打ち出した着想を買います。早晩ハリウッドでスペクタクル的にリブートされるだろう




◯DUNE

かような映像美満載な神話的な作品は外すわけにはいかない。

かのカルト的なデヴィッドリンチの作品から更に進化しました。

第三部も企画進行中らしいし




◯落下の解剖学

女優のザンドラヒュラーは加えて「関心領域」でもセンターを張り、カンヌのパルムドールとアカデミー国際長編映画賞をもたらしました。が、彼女は女優賞部面では無冠。長丁場のトライアルスリラーですが、尺の長さを感じない。

ベストテン選考ならば、関心領域を手を上げるんだろうが、好き嫌いならはコッチ




◯クアイエットプレイス DAY1

音にだけ過敏に反応して襲いかかるエイリアンのシリーズ三作目(本シリーズの前日譚)世上二作目の評価が高いが、アタシはこの三作目が一番好きだ。終活ジャーニーのモチーフはサスペンスホラーでは珍しい




◯梟

コリアンシネマは概して水準が高いがその中のファクション(ファクト・フィクション)と言われる分野の作品。光と陰な映像で、李氏朝鮮16代国王の頃の宮廷陰謀劇を主盲鍼術師を狂言回しに、、、スリリングでスタイリッシュ




◯バディモン5

フランス映像芸術の懐の大きさを示す秀作。パリ郊外の移民の住む犯罪多発地帯での荒々しい現実。従前からのフランス映画テイストの常識は通用しない。

監督は、マリ(アフリカ)の出身




◯お坊さまと鉄炮

映画芸術に国境がなく、かような辺境(ブータン)でも世界に通用する清涼なものが作れるのです。

絵空事というかおとぎ話ですが、そもそも映画スタジオは「夢の工場」と言われています。




◯フォールガイ

エイミーブランドがお気に入り

バックステージものが好きです

それを除けば単にアタマ空っぽにして観る娯楽作品なんだが、、、こんなものばかりを趣味だけで選ぶから


オッペンハイマー

ジョーカーフォリアドウ

グラディエーター2       

              、、、なんてベストテン候補作品がはみ出してしまった(^^)







2025年1月10日金曜日

荷風の発禁本

 



普通ならば、想起するのは「四畳半襖の下張り」。
しかし、この小編には、荷風名義作品と伝荷風作品の二つがあり、後者が洛陽の市価を暴騰させた文学性あるいは芸術性の高い作品。

戦中戦後に地下出版として密かに流通したが、作者も版元も不詳のため罪科に問われるなかったが、、、70年代の初め、野坂昭如が編集人時代の「面白半分」に掲載され、アタシみたいな一部のマニアしか読まない雑誌ながら一躍有名になる。

最高裁まで争われたが、当然ながら被告敗訴。


しかしながら、それなりに意義のある裁判だった。

猥褻概念の憲法ともいうべき「チャタレイ三条件」の枠組を堅治しつつも、新たに「下張六条件」を十分条件として明示した。

.....

  1. 当該文書の性に関する露骨で詳細な描写叙述の程度とその手法
  2. 右描写叙述の文書全体に占める比重
  3. 文書に表現された思想等と右描写叙述との関連性
  4. 文書の構成や展開
  5. 芸術性・思想性等による性的刺激の緩和の程度、
  6. これらの観点から該文書を全体としてみたときに、主として、読者の好色的興味にうつたえるものと認められるか否か
.....

雑誌のコピーはいまでも書庫のどっかにあるはずだが、残念な事に、当該作の現代語訳が掲載された方の雑誌は紛失した。
色んな方が訳業に加担しており、、、まことに秀逸なのは
偏差値程度高等な女子高生(氏名不詳)の現代語訳

かなりの箇所が「ココントコロヨクワカンナイヨ」の連発

そこそこの倭人でも、この雅俗混合擬古文を読みこなすのは大変。
つまり、興奮もしないし、羞恥心も感じないし、、、それでも猥褻図画かね?


毎度のように長いマクラです。
荷風の発禁本というから、わざわざ公設図書館で借りてきたのが「ふらんす物語」
確かに初版刊行が差し止められ、その後かなり補筆修正されたらしい。
アメリカやフランス時代の放蕩三昧の赤裸々な告白って言うから、、、この岩波文庫版は初版当時のままだし



勢いこんで読み出したが、予想外な内容に戸惑い、つまらないなあって
社会批判的な部分が忌避されただけのことだ
断腸亭日乗の方がはるかに過激。
しかし、東洋からの異邦人の旅日記と思えば、憧憬やら嫌悪とかさまざまな感情が混然とするさまはある種面白い。
それなりにベストセラーだったことには納得。