2017年12月31日日曜日
振り返れば....
晴れて天下の素浪人になりました。
だからどうなの?と言われても(^^)
沢山本を再読し、映画も結構観ました。
ネットエセーに登場するのはごく一部で、愚作の山の中からキラリと光る....
まあ個人の傾向的趣味の世界。
銀座の舞台に出ました。
毎年今年が最後と言いつつ....
通年で毎日平均一万四千歩弱歩きました。
経験則上防災対策の基本は脚力!だと
銀座や新地には脚が向きませんが、
アットホームなフレンチ、イタリアン、小料理屋、焼き鳥屋と
レパートリーが増えました。
自生同様の琵琶、柿、蜜柑が豊作でした。
野菜もそれなり。
売り物じゃないが、品質は公差内。
生まれた初めて型枠大工紛いのお仕事をやった(^^)
最近のコンクリートは水でこねるだけなんですねえ。
十年ぶりに法人の変更登記を司法書士さんに頼まずに。
頼まれて会社法制定の際に機関設計をやり直したのだが、
取締役任期十年は考えものだ。
過去の手順を思い出せない。
頼まれると気弱なもんで、また「肩書」をもってしまった。
しかし俸禄は受け取らない!って一線だけは(キリリ)
ケメコ様も神童くずれのバカ娘、恍惚老母、ヤンチャな孫
みんなそれなり元気です。
そうそう、まだ名前のない駄猫も(^^)
終活始めました!
まだはもうなり..と言いますから
今年も駄日記は不倒連載記録更新中。
自己満足の極み(^^)
....とかなんとか今年も暮れて行きます。
皆さん良いお年を!!
2017年12月30日土曜日
2017年12月29日金曜日
七度生まれ変わっても...じゃないのか
最初の邂逅は誰か(なんと思わせぶりな....)の下宿の机の上
ルネッサンスの女たち
あまり唆るものではなかったが、書店で見かけた
神の代理人
これは唆る。
この「男流作家」さんって理知的で冷徹で好みだわあ
次に優雅なる冷酷(チェザーレボルジアの伝記)を読み.....
なんだ?この行間の恋文めいた作者の感情は....
いまなら、Wikiがあるから人となりはすぐに分かるが、
あの当時だ。
本名らしいが、七生がオンナ名前と知った驚天動地!
改めてというかやっと初めての「ルネッサンスの女たち」の扉を開ける。
その後
イタリア共産党賛歌
君知るや南の国
イタリア便り
と歴史著作を離れ、時事評論的なエセーを読む。
視座がユニークで快刀乱麻。身震いしましたなあ!
そして、都市物語(フィレンツェ、ベネチア、ローマ)へ
女史もはや傘寿
思えば長い...アラサー時代からの付き合い
危険な著述家と畏怖も揶揄も、、多少距離を置きながらも、
やっとギリシアまで来たか。
キリスト教の毒ガスに汚染されないあるいは高い免疫力を持った
西洋史の精華を味わい尽くした半世紀だった。
いつか新潮社が全集をだすだろうが、買うか買わないか??
最近の火葬っていろんなものいれるのダメなんだよなあ。
亡父の際も、座右の書をいれてあげられず....😢
まあ、ゆっくり考えよう
2017年12月28日木曜日
臨死体験(Flat Liners)
興味本位で身体に悪い事はなんでもしたがるが、
こげな事には興味がない。
いつか必ず体験できるものは殊更に経験して何が得られる?
理屈の上では可能のように思いますが、
アトラクションビジネスとして、、、流石に無いわなあ。
一時的に心臓停止をし、電気ショックで再生。
その数分足らずの体験が、サスペンスあるいはホラー。
リメイクであるが、オリジナルはよく覚えていない。
ジュリアロバーツが出ているのは記憶にある。
科学とやらの力で臨死体験が出来なかった時代は、
イメージとしての「文献的あの世」が散見される。
森羅万象あらゆる宗教や哲学にあるのか知らないが、
仏教やキリスト教はあの世描写の宝庫(^^)
実に面白いのですが、極楽(天国)の描写の希薄さ
他方地獄についての克明な記述。
ヒトザルの想像力の限界?
つまり、ありもしないもののイメージは限定的だが、
あるものについてはイメージは等比級数的に膨張する。
お花畑や蓮の咲き乱れる様なんかワザワザ観たくはない。
地獄の様は観てもいいが、そんなものはこの世でも見れます。
映画のほうはオリジナルを探したが、アマゾンプライムにはない。
リメイクを観てもいいが、まずは.....
往生要集
神曲地獄編
またまた、実に面白い(^^)
酷暑が地獄と思うか極寒が地獄か?
文化の差より風土の違いかな。
印度では熱波で人が死ぬし
神学の体系が出来た頃の西洋は小氷河期だったらしい。
肝心の映画ですが....
臨死体験とは、忘れていたトラウマを思い出させる
ものなんですかねえ?
2017年12月27日水曜日
神明恵和合取組
まあ、この外題は読めません(^^)
なんちゃって通称の「め組のけんか」が有名ですから。
通俗芸能らしくケレン味タップリ。
血の気の多い消防団員と相撲協会の力士のいざこざ。
化政期の史実らしいが、仲間内だけでの揉め事は結構だが、
司法の手まで煩わすなよなあ。
最終的には相撲協会有利に断が下りました。
が、歌舞伎の世界ではめ組の棟梁が主役ですからそうはいかない。
あずかりって事で、事は治る。
故勘三郎のイナセな演技がなかなかのもの
河原の小屋掛けの演目に相応しいドタバタ
大衆のエネルギーを感じますが、小屋内でカタルシスを感じて発散してしまうと困るわなあ。
寺山修司さんなら言いますよ
小屋を捨てて街に出よう
江戸時代の治世の要諦は、適当なガス抜きにお目こぼし。
河原者に苗字なんてとんでもないはずが、何故か黙認。
瑣末なことの揚げ足取りなんか愚の骨頂ってもんです。
しかし....歌舞伎の名跡って興行目的にコロコロつぐなよなあ。
誰が誰だか訳が分からん。
先代のイメージが伝説になるまで待てないのか。
早めに襲名するって不吉なんだよ
2017年12月26日火曜日
相似形な時代
昨今はあの時代に似ているらしい。
まあ、陽の下に新しきものなしなんだから、なしかしら似ている。
したり顔で言い散らかす評論家はあまり信用しない方がいい。
シンスイエスタディ
かの名作「オンリーイエスタディ」が1920年代を活写し、
その続編として次のデケイト(十年史)を描く意欲作。
三十年代とは、大恐慌から2回目の世界戦争勃発迄の時代。
まるでリーマンショックから某半島エリアでの軍事衝突を
予期せんがためみたいな...(ざっと十年ではあります)
コミニュストだって「歴史は繰り返す」と言ってます。
但し、最初は悲劇でも二度目は喜劇だそうな。
あの時代って何があったのだ?
政権交代(恒例行事と初体験の差は大きい)
禁酒法オペレッタ(今なら禁煙分煙論争か?)
ニューディール(アベノミクス同様に結局は成功はしなかった)
リンドバーグの悲劇(悲惨な事件は数多。ただ市井の民が被害者なだけ)
最高裁紛争(政権のポチ化が始まる)
いろんなスケッチも戦争が押し流してしまった。
訳者は上手くまとめているとおもいますが、
20年代は、繁栄と風俗の季節
30年代は、不況と政治の季節
しからば、最近の十年ってなんなんでしょう?
時代の潮流を鋭く切り取っているのであれば「今年の漢字」でも
いいが、見たところ勘の良さを感じない。
つらつら眺めるに「金」が何度も選ばれている。
とかくこの世....何だから実にわかりやすい。
しかし即物的だ。
2017年12月25日月曜日
ハッピーウィンター!
寛容でなくなった時代では、メリーナンチャラ と言わないらしい。
まあ、シーズンに相応しい曲目をマージしたお歌でも。
youtubeでのアクセスも予想外に少ないのは?
不味い曲目じゃないと....ロバさんの耳には(^^)
2017年12月24日日曜日
生産性が低い!と批判する奴が一番低い。
このエンディングに煙草が無ければ只の愚作ですよ。
そうでなくとも、フィルムノワールとしてできが悪い。
タイトルだけは「さらば友よ」って背筋が痒くなります(^^)
しかし、ストレートに煙草を描いた名作もある。
めしや、料理屋、レストラン
煙草を吸う場所じゃない。
全面禁煙が当たり前。
バー、パブ....酒に煙草はつきもの
これは選択の問題。
古巣の大阪オフィスがエクスペンシブなビルに移転しました。
いろんな判断がありげな事だから論評はしない。
まあ金のかかる事だから、喫煙室なんか止めればいいのに。
蝸牛が総務担当役員なら絶対に作らない...なんてヤボは言わない。
専用入室カードを支給して使用料を天引してやる(^^)
オリンピックを前に禁煙、分煙論が姦しい。
ある意味で長閑な風景です。
体に悪い事は自明かどうかは議論があるが、体に良い理屈は聞いたことがない。
精神安定上うんたらなんて...幼児性未熟児みたいなことは聞く耳を持たない。
JTがありますから、政府も歯切れが悪い。
持ち株なんか早めに外資に売ればいいのよ。
煙草会社はどこも煙草被害無関心国への輸出で儲けようとしてますから
大株主が日本国ってまずいわなあ。
後進国人民の生き血を啜るビジネスと非難されます。
あんまり趣味嗜好の世界に法律が乗り込む事は好ましくはない。
店主とお客の選択の問題。
喫煙可能なお店は特別営業課税と従業員の健康対策付加賃銀支給(当り前ですが価格に反映)
違反店にはサディスティックな罰則
違反通報者には報奨金
簡単な話なのに立法府は何を議論しているのだ。
生産性が一番低い連中には何かと言われたくないねえ
2017年12月23日土曜日
ある街の機能
スポンジ化現象なる言葉があるらしい。
あまりセンスを感じないから現代用語としての市民権は
得られないだろう。
そんな言葉遊びはともかく事態はいささか由々しい。
成長期にベッドタウンとして開発されたエリアが人口構造変化の中で
限界集落化しつつあるって話
ベッドタウンとは上手いネーミングだと今更ながらに感じ入ります。
ヒトザルの住むエリアって単機能だと衰退するって事なのです。
その意味で人跡稀な寒村は、確かに限界集落化しているが、
人間の「暮らしだか営み」が生きている。
蝸牛のような帰り新参だってポツポツと巣食って居ます。
しかし都会の限界集落はそれこそホラーの世界。
ちなみに蝸牛の阪神間にある寓居(築深うん年の老朽集合住宅)ですが、
売り出し時は人気絶頂。
モデルルームもなく図面だけで応募し、抽選に当たればその部屋を見せる。
気に入らなければ次点の方に...なんて頭の高い商法。
最初は比較的若い世代が多く、小さな子供が段々と大きくなり独立、、
いささか老人ホーム化の傾向があったが、最近は世代交代で
新しい若夫婦なんかが移り住んできて賑やかで...
上手く新陳代謝が進んでいる。
子供の声がうるさい!なんて偏屈老人の声も聞き及ばない。
つまるところ
駅と幹線道路に近い
スーパーの上の下駄履きスタイル
公共施設近接
エリアとして住専でなく商業地域である事が幸いした。
さて駅前再開発の一環で作られたビルですが、
いささか老朽化対策が待ったなし。
建て替えか大規模改修か
小田原評定が続いています。
答えは見えていますが、かの碩学宮本常一先生が活写した
「忘れられた日本人」の世界(ムラの寄り合い)がこの都会に生きています。
こんな世界が生きている内はまだ大丈夫なんでしょうねえ(^^)
2017年12月22日金曜日
有事のコリアン映画
朝鮮動乱(当時は戦争とは言わなかったみたい)の起死回生の作戦が、
仁川上陸という冒険的な作戦であったこと程度の知識はある。
なんせ不意打ち的な侵攻とは言え、南朝鮮サイドの混乱や堕落は筆舌に
尽くし難いと言われている。
なんせ、民衆を見捨てて真っ先に逃げたのが支配者層
終戦間近の関東軍以上だったらしい。
洛東江あたりが東洋のダンケルクとなった。
なんて背景の元、マッカーサーは投機的な作戦を敢行する
オペレーションクロマイト
クロマイトになんか寓意性があるのかどうかは知りません。
東洋のノルマンディー上陸作戦映画と思いきや...
その前段の諜報活動映画だった。
知らないエピソードですが、実話に基づくらしいので全くのフィクションでもなさそうだ。
しかし、手に汗握り目頭を熱くするシーンはまあ捏造(^^)
どういう意図でこんな時期にこんなコンテンツな映画を作ったのかねえ?
製作は韓国らしいのでアメリカンの陰謀的意図の有無は分からない。
倭国公開は今年の九月頃
本国ではバカあたりと言われていますが、なんとも...
戦争のような重大な国家行為を軍人のような馬鹿には任せられないが、
政治家のようなアホに委ねるのも危険だ。
前段はチャーチルの名言
後段は....たぶんですが、サイレントマイノリティはそう思っている。
時は、、物情騒然
2017年12月21日木曜日
時価のピンサロ正札のなんとか(^^)
なんとも師走に相応しい下卑なエセータイトル(^^)
こんだけの役者揃えてたった30百万ドルの制作費!
ダニエルクレイグは次回のJBのギャラは一億ドルらしい。
確か二度のベストアクトレス、ヒラリースワンクだってギャラは一千万ドルクラス。
皆さん友情出演みたいな(^^)
定価はどうあれ、役柄や作品に惚れ込めば手弁当でもって気分に。
これは散々儲けたとかハリウッドセレブだとかに関係ない役者の本能。
ギャラの亡者って尊敬されない(ギャラには限らないがね)
ソダーバーグ監督作品ともなればそういう気分になるのかな?
オーシャンシリーズ(ハッキリ言えば好みじゃない)で
豪華キャストを使いこなしたヒットメーカーだとおもわれていますが、
最年少カンヌのパルムドール
ちょっとだけのダークテイストでオスカー監督賞
人気だけの大根にベストアクトレスを贈呈
ともかくも才能があります。
惜しいことに引退表明していたはずですが、
シナリオ(作者不詳)に惚れたらしい。
何をやっても不運な兄弟がレース場の売上を掠め取る
クライムサスペンス...と言えばオーシャン11もどき。
しかし、スマートでもカッコ良くもなく泥臭く、、、
たくらみは成功したようですが、実際にドルの束を掴むかどうかは別物
確かオーシャン11のオリジナルでは、
土葬予定の棺桶に首尾よくドルを隠したものの、
どういう手違いか火葬されちゃいました。
実に面白い小洒落た作品です。
細々ですが、シネコンでロングランなのは、それなりの
理由があるのです。
オマケのほのぼのシーン(^^)
舞台はヴァージニアかカロライナ辺り
2017年12月20日水曜日
恐ろしい「土地伝説」
我が家の先祖代々の土地の実態が大規模な地籍調査で明らかになったが・・・
なんとまあ、村道やらに寄付したがゆえに登記簿上は曾祖父やらなんちゃらの所有地がゴロゴロ出てきた。
なるほどねえ・・・子守歌代わりに聞かされていた「自分の土地だけを歩いて隣村に行ける」って
そういうことだったのか
まるでスペインのアルバ公爵家(・・そこまで凄くはないのは当り前なんですが)みたいだ(^^)
公共目的に寄付した場合固定資産税は非課税だから、長年放置していても実害がなかったためのようである。
なんと村役場には「地籍調査」担当課があり・・・多くの税金で禄をはむ役人さまが権利関係の正常化を進めているらしい。
この際だから「所有権をムラにしたい」って断る正当な理由もないのですが、
全ての相続人を探し当て、それらが蝸牛にいったん土地の権利譲渡を行ったうえでまとめてムラへって
手順らしいが・・・危惧した通り遅々として手続きは進まない(苦笑)
民法上は「所有者のいない土地」は国庫に帰属するとされるが、今回の場合は「所有者」がいないわけではない。
しかし、所有者とは「明確な所有の意思」があってしかるべきであり、
そもそも所有の認識がないわけだから所有権を剥奪されても不利益が生じるわけでもない。
曰く...権利の上で眠る者は保護されない。
日本の土地所有権制度は過度なまでに強固であり、無用の社会コストを生じさせているのは周知の事実。
所有者のいない「動産」は所有の意思をもって占有していれば所有権を取得できるわけだから、
ロジックを援用しちょっと強引な特別法でなんとでもなるだろう。
そもそもを言えば「上記の民法239条の第2項の規定に対する手続」の未設計という
行政の怠慢によるものだ。
どうせなら、当該土地の利用実態とか所有者が存在しても所有の意思の表明がなければ国庫に収用(無償ないし適当な対価で)
できるとかやればいいのですよ。
制度設計次第であるが、この程度なら「財産権の侵害」とかなんとかごねて違憲訴訟にもならない。
仮にやっても「行政府の番犬」ばかりなんだから違憲判決がでるはずもない(笑)
国有地を私立小学校に払い下げたウンタラカンタラに国会の審議時間を費やすのであれば
このことを議論するほうがはるかに国益になかう・・・
九州の全面積に匹敵する土地所有者が不明だとか、固定資産税負担者の所在が相当規模でわからないとか・・・
日本の土地制度は相当ひどくなっている。
都市部では土一升金一升だからそうでもないだろうが、放置できることではない。
なんちゃって一票格差で座布団バッジをつけさせてもらってる田舎選良たちは、
こんな時にこそ地元のために働かんかい!
余談ですが・・・土地の固定資産税は、住民票を最低二度移し替えれば追跡できないようです。
地方自治体の自主財源の半分は固定資産税ですからこれらの問題は由々しきことなのですよ。
2017年12月19日火曜日
これでもかと「不安商法」
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金持ち老人を目指すならやっておくべき対策
・・・・下流老人にならないために、現役時代からできることを考察してみたいと思います。
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かような香具師の口上めいたことに耳を傾けるものではないが、
なにかと不安心理を掻き立てるメディアの陰謀もあってが、ついつい現役世代でなくとも読んでしまうようですねえ
1)社会保険に加入しておくこと
2)マイホームを買っておくこと
3)老後も働くこと
4)副収入源を作っておくこと
5)お金のかからない生活スタイルを作ること
・・・とかなんとか(苦笑)
個々にはそれらしいが、子細に読めば合成の誤謬が見えてくる。
なんとわなしにシルバービジネスのお先棒を担いでるって気もします・・というかズバリそういうこと
1項は信託系なんかが推奨する個人型確定拠出年金のすすめだし、
2項は都会近郊での賃貸併設住宅が手招き、
3項のように死ぬまで働け!って・・・まあ健康なベテランを安くこき使いたい企業の腹の底が見えます。
働いて収入が増えれば年金が減額される(働いて収入を得ることで総額は増えますが)仕組みの中で労働意欲が高まるかいな。
4項はどうも金融商品よりも不動産投資のおすすめ・・
最後は早い話が「田舎暮らし」ですが、質素倹約勧奨なんて余計なお世話
贅沢は「敵」ではなく「素敵」だって昔から決まっています。
どれをとっても自助努力でなんとかしなさいという論調ですから推して知るべき。
いつから憲法が保障するあまねく国民に「健康で文化的な生活を提供」するという理念が希薄になったのでしょうねえ。
天下の素浪人はかような「財務コンサルタント」まがいの猫なで声には耳を傾けないことにしてます。
なもんで・・最近働きだしました!
不良債権回収やら信用不安会社対策とか非弁行為一歩手前のアブナイお仕事を含む企業経営者
但し「不定期な暇つぶしで無報酬」を条件にしています。
が、旅費交通費とか調査研究費(含む交際費)は際限なく請求します(^^)
でないと最高裁判例からして弁護士法72条違反。
2017年12月18日月曜日
マークハミルにオスカーを!
激賞から当て外れまでさまざまな批評が飛び交うなか、
プロ映画鑑賞家は視座を変えて....
SWシリーズの主演俳優さんはロール順に鑑みて、マークハミルです。
EPS1から3は前史だから当然登場してませんが、
4から6は堂々の主役
7は死にゆくハンソロさんに譲りましたが、
最新作で主役にカムバック。
レイかカイロレンだと錯覚した蝸牛庵が愚かだった(^^)
思えば映画史に燦然と輝く作品の主役の割に「不遇」だった。
意味は多岐多様なんですが....
名のある映画賞には縁がない。
SF娯楽作はそもそもハンディがある。
このシリーズ以外はムービースターとして鳴かず飛ばず。
大根だから仕方がないが、ハリソンフォードがあれこれブレイクしたのに
まことに気の毒。
金銭的にも恵まれなかったようだ。
ルーカスは、一時的なギャラでなく知財権を確保することで
大富豪になりその後のシリーズを好き勝手に作れた。
その意味であんころ姫(プリンセスレイア)も似ています。
しかし彼女は、エディフィッシャーとデビーレイノルズの間のお子様なる
生まれながらの芸能セレブ。
撮影さなかに死んじゃいましたから、最新作のメモリアルクレジットに
名をとどめています。
あんまり褒められた死に方でもないが、そんな事は誰も思い出さない。
彼はシリーズ次回作に登場しないはずですから、
せめては男優賞にノミネートを!!
ラストチャンスなのですよ。
かつてオスカーに縁のなかったヘンリーフォンダは、余命幾ばくもないなか
豪腕の娘が、なにがなんでもって「黄昏」を製作し見事に(まあ業界の談合だなあ)
ノミネートさえしちゃえば、リズテーラーの故事(バターフィールド8)に習い
急病で生死の境を...なんてウワサで同情を集めれば勝ち(^^)
ところで、フィンの相棒もどきなアジアン系女優はなんだね?
結構出ずっぱりなんですが、まあその背景は容易に想像出来ます。
しかし犠牲的に戦死したとおもいきや、ラストをみれば、
EPS9にも登場しそうな雰囲気。
ひらべっちゃい面相に寸足らずな体型をまた見させられるなら、
次回作はチョット考え込む。
アジアン系が登場して悪いとは言わないが、
もう少しマシな役者は幾らでもいるだろう。
プロフィールが分かりませんから、上記で仮置き。
どうもベトナム系らしい
2017年12月17日日曜日
惑星大戦争
1973年にジョージルーカスが「スターウォーズ」の製作発表を行った。
実際に公開されたのは77年。
当時の映画専門誌では上記のようなタイトルで、ベタ記事が載っています。
このタイトルだと映画史を変えるような衝撃作だとはとても思えない(^^)
シリーズ7作品で世界興収がざっくり80億ドル!
関連の知財ビジネスやらでどんだけ儲けたか。
アマゾンプライムでタダで視聴するのはまず無理だ。
しかし、シリーズで最大規模の興収と言えばほかにもあります。
SWシリーズは結構ダークネスですから、お子様ランチとは一線を画す。
その傾向は最近富に強まりつつある。
なんだか娯楽SF系で初のアカデミー作品賞でも狙わんと
地ならしでもやっているのかな?
知らなかったのですが、エピソード4以外の知財権はルーカスフィルムが
保有していました。
ディズニーに買収されましたから、いまやディズニーのもの
ところが、エピソード4だけは20世紀フォックスの財産。
だからか!
ディズニーがこの映画会社を600億ドルで買い取りたいのは...
さて満を持してのエピソード8の公開。
嫌ってほど予告編を見せられていますから既視感満載
もっとも予告と本編との落差は結構あるのが当たり前だし、
それは予告編の出来の良さ。
細部をひけらかすのはマナー違反だから、今日はここまで。
なもんで、話題変えて....
ディズニー映画帝国主義はもうすぐ「デス・スター」として完成しそうだ。
すでに
ディズニースタジオ
ピクサー(人気アニメ製作)
ルーカスフィルム
マーベル(アメコミの雄)
...そして、20世紀フォックス
エンドロールは最後まで見ない観客が多いが、多くの場合
最後の最後にシンデレラ城が映るのです。
かつては、製作と興行の垂直統合は独禁法違反とされましたが、
この「帝国主義」が許されるのかねえ?
2017年12月16日土曜日
降る雪や....本当に遠くなった
病院に行けば、コンプライアンスだかセキュリティの観点ですかねえ。
お名前と生年月日は?
面倒なもので、和暦やらキリスト歴では面白くなく、
色々目くらましをやるが
敵もさる者まったく動じない(^.^)
まあどうでもいいのですが、各種申請書の生年月日欄から「M」が
消えつつある..というか見ない例が散見される。
実際上からすれば、不都合はまず生じないが、
理屈からすれば、倭人最高齢の方は1900年の生まれらしい。
つまり、明治33年
難癖をつければ、これは明治生まれの姥捨行為だ!って騒ぎは
聞き及んでいないが、あり得る話。
察するになにやらconspiracyのウワサ
新しい年号がいつ決まるのか知らないが、
候補は決まっているらしい。
漢字2文字
ヨミのローマ字表記が、T.S.H.以外
もしかして案外Mではないか?!って大穴予想(^.^)
あまり好まない復古調思潮からすればあってもおかしくない。
データの混乱が?なんて訳知り顔な心配は無用。
マトモなSEだとチャンとチェックロジック入れますから
DBのループやアベンドはまず起きない。
ふと思い立って調べたが、一代一元号の制度、
つまり、元号は元首の交代の際に変更されるという制度は
倭国のみではなかろうか?!
本家の中国もそれに習えの朝鮮も廃止しちゃいました。
なにかと煩雑だし煩わしいことは百も承知だし、
蝸牛的にも原則キリスト歴しか使わないが、
辞めろ!!とは絶対に言わないし言うべきではない。
伝統文化とはそもそも不合理的な存在なのです。
それを受け入れるのが中庸なり寛容というもの。
2017年12月15日金曜日
あった事の証明は簡単?
数日間の蛮行で「三十万人」もが虐殺された!
性奴隷目的で「二十万人」もが拉致連行された!
歴史的事実だと主張するのは思想信条あるいは表現の自由の範疇です。
が、主張する以上は立証責任を果たすのは当然のこと。
自然科学とは違うとおもうのですが、社会科学...とりわけ
法学の世界では「合理的な疑いを差し挟む余地のない程度」のレベルの証明が必要だと言われます。
残念なことですが「合理的な疑い」を未だに払拭するに至らない。
戦前昭和期に倭国がやらかした事は太平洋戦争と日露戦争の詔勅を
読み比べてもその倫理性や精神性の堕落は眼を覆いたくなるが、
だからと言って一事が万事というのは科学的ではない。
更に困った事に歴史は勝者の玩物だし、勝者の歴史に異を唱えれば
歴史修正主義だと断罪される。
この用語は通説に対する新説を唱える程度の事だった筈だが、
今や反論を許さないレッテル用語化してしまった。
まあ、歴史学って科学と銘うつ割に学問として未熟だし、
今後成熟する可能性も低い。
Denial
倭国公開時は「否定と肯定」
アトランタの大学教授がホロコースト否定歴史家から
名誉毀損で提訴された苦難の法廷劇の一部始終。
裁判管轄の争いが生じないように英国の出版社を含めて被告とし、
英国法では挙証責任が被告にある事を利用した狡猾な法廷戦術
Wikipediaでもホロコースト捏造論は大部で読みがいがあります。
なんとも知的格闘技な法廷劇。
これを思えばフィジカルなアクション映画なんか馬鹿馬鹿しくて(^^)
しかし、法学と歴史学に興味のあるプロ映画鑑賞家目線は
オリジナルタイトルと邦題の微妙な差異に注目するのです。
この英語は「拒否あるいは否定」だと英和辞典には書いてます。
歴史修正主義者にあえてフォーカスという製作サイドの
意図は分かりやすい。
しかし、否定と肯定を「&」で接続させてしまえば、両論併記的で
この大学教授からは許し難いことになる。
つまり、彼女にとってはホロコーストの存在は公理であり、
存否論争そのものを受け付けない立場にあるのです。
よくぞ因縁がつかなかったことだ。
ホロコースト捏造論の特集記事を掲載した某月刊誌は、
シオニストの抗議で廃刊寸前まで追い込まれた事がある。
非常によくできたリーガルドラマですが、この手にハズレなし。
しかし、しつらえの割にバジェットが高額。
興行はしんどそうだが、まあ資金の出し手なんかを想像すれば、、、、
英国人女優ハリウッドギャラランク第一位らしいレイチェルワイズが
エクスペンシブなんですよ。
ユダヤ系らしいが、ギャラの値引きには応じなかったか?
旦那はJBで荒稼ぎしてるのになあ....は余計なお世話。
多少真面目に書けば、libel tourism なる言葉があり、
自分に気に入らない論説はイギリスで名誉毀損で訴える!のは
優れた戦術とされました。
これは英国特有の王族貴族保護法制の一部とされ
支配者批判封じに利用されてきた。
流石に世界的な批判の中で最近改正が行われた...と微かな記憶。
逆に言えば、名誉毀損の訴えに打ち勝つだけの記事を書くことでも
鍛えられていたのがこの国のメディアの骨格だということ。
2017年12月14日木曜日
なぜだか「忠臣蔵」仕立て
まだパブリックドメインにはなっていないのでしょう。
彼女の相続人は誰だか知りませんが、本当に羨ましい(^^)
しかし、知財保護の本旨は相続人の安逸な生活支援じゃないがなあ・・・
様々な作品ベストを見ても必ずベスト3(悪くても5)にランクインします。
確かに良くできていますし、密室殺人がミステリーの本流だったこともある。
いまどきなら、作りものっぽいと言われます。
しかし原作者へのリスペクトなのか?いつも忠臣蔵仕立てなんだなあ!
多少意味不明ですが、今日は討ち入りの日だし仇討ち物って洒落もありますが、
閉じ込められたオリエント急行の中の多彩な乗客たちは相応の大物役者が演じるのがお約束。
そして一面雪の世界
なんちゃって74年版の豪華絢爛なこと(役名と俳優名)
エルキュール・ポアロ(アルバート・フィニー)
ラチェット・ロバーツ(リチャード・ウィドマーク)
ヘクター・マックイーン(アンソニー・パーキンス)
エドワード・ベドウズ(ジョン・ギールグッド)
アーバスノット大佐(ショーン・コネリー)
メアリー・デベナム(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)
ナタリア・ドラゴミノフ公爵夫人(ウェンディ・ヒラー)
ヒルデガルド・シュミット(レイチェル・ロバーツ)
ハリエット・ベリンダ・ハッバード夫人(ローレン・バコール)
グレタ・オルソン(イングリッド・バーグマン)
ルドルフ・アンドレニイ伯爵(マイケル・ヨーク)
エレナ・アンドレニイ伯爵夫人(ジャクリーン・ビセット)
サイラス・“ディック”・ハードマン(コリン・ブレイクリー)
ジーノ・フォスカレッリ(デニス・クイリー)
ピエール・ミシェル車掌(ジャン=ピエール・カッセル)
コンスタンティン医師(ジョージ・クールリス)
ビアンキ(マーティン・バルサム)
まあ、主演映画が何本も作れます(笑)
さて長い前置きが終わりまして、2017年版の話題ですが・・・
監督がシドニールメットからケネスブラナーに変わりました。
相変わらず、オールキャストですが、役者のレベルは全体感からすれば下がりましたねえ
正確にはギャラは高くなったが質は落ちた(^^)
エキゾチックでレトロな雰囲気が消えてコンテンポラリーに仕上がったのが
お好みかどうかは人それぞれ。
演劇的な大仰な要素の好みもまた人それぞれ。
エンディングを見るに、シリーズ化するつもりかな?
ナイル殺人事件も過去に映画化されてますが、
全く記憶にない(^^)
エジプト観光協会協賛みたいな...
2017年12月13日水曜日
Purge ・・・嫌な感じ
秘めたる社会性や寓意性も剥き出しの暴力描写の中に埋没し、
ただただ興味本位のホラーアクションでしかない....
なんて批判的批評にめげていては映画社会じゃ尊敬はされないが興行価値が全て!
過去の三部作のパフォーマンスは(単位は百万ドル、制作費と世界興収)
3/89
9/112
10/119
累計では、22百万ドルかけて3億ドルも稼いじゃいました!
一般に映画製作の総原価(プロモーション費を含む)は、
制作費の二倍もあれば充分。
興行収入は興行主と折半ですから、40百万ドルで150百万ドルの儲け。
タックスヘイブンに資金を隠してパラダイスな南の島で
アーリーリタイアすれば、良いとおもうのですが、シリーズ4を準備中
天下の素浪人が一番なのに、やめりゃいいと思うがなあ(^^)
時代は2020年代の経済破綻したアメリカ
渦巻く不満解消と経済再建の一番手っ取り早い方法は
貧困層の間引き
新しい建国の父なる連中が考えた事は
年に一回12時間だけの一切の犯罪のモラトリアム
富裕層は脱税に勤しむのでしょうが、
そんなものは絵にならず、ひたすらに殺し合いの連鎖
貧乏人同士が殺し合い、白人が黒人を殺し、ヒスパニックが富裕層を襲う....
なんともアホらしく荒唐無稽で..と言いたいが、
マジョリティの民度なり、指導者の選択を見るに嘲笑っているだけじゃ済まないかも。
別にアメリカンってことじゃなくて、世界的に普遍的な価値(寛容と言えば西洋的ですが、
中庸と言えば東洋的)が揺らいでいるのは共通の懸念。
ヒットするのも案外そういうことですかねえ。
映画人って案外鼻が利くのよね。
シリーズ3のサブタイトルって・・・・実におぞましい
アマゾンプライムにはシリーズ3がオンエアーされてます。
2017年12月12日火曜日
不思議の国のバレエ
幼い時に読んだはずだが、あまり記憶にない。
教訓的でも寓話的でもなくナンセンスでしかないと思ったのか?
いまなら、書誌学的に読んで見たいが、
ティムバートンの映画版を見たもんで興味は一気に薄れ....
デップもそうなんだが、好きだし嫌いだし、あのタイプのアリスはイメージ外だ。
原作では七歳プラス少し。
しかし、バレエならば目先が変わって新しい刺激が?って
実に面白い...というか楽しい。
これからの季節は定番の「くるみ割り」なんですが、
多少のメイキングでハロウィン仕様を多少いれれば
興行的な魅力も大きなコンテンツの連弾になるかも(^^)
振付師とデザイナーの才能が結実したのか..
クラッシックだしモダンだし
エレガントだしコミカルだし
ROHの今回のラインナップは中々見応えあり!
コベントガーデンまで行かなくても....しかし、暇だしなあ(^^)
次はお決まりのナッツクラッカー!
2017年12月11日月曜日
国際文化交流「学」なるもの
名の通った大学ですが、かような学部があるそうです。
三つの熟語はこれ其々に意味深いが、重ね合わせて「学」と言われれば....
そう言う以上それは構造化された知の体系である。
一体何を学ぶのだろう?
この大学のウェブサイトによれば、
国際文化交流教育
グローバルな視点を深め、異文化理解を進めるために(中略)
さらに国際文化交流の基礎となる日本の伝統文化や生活文化についての
演習形式の科目を多数設置しています。
具体的には「伝統文化演習」があり、
日本の伝統文化をより深く学ぶ...ということらしい。
具体的には、
書道
華道
茶道
香道
有職故実
揶揄はしませんが、かなり絶句驚愕(演習科目の一部か全部か不明)
国際交流ではプロトコールの大切さはいうまでもないが、内面的な伝統文化への
理解なりリスペクトはさらなり。
バイリンガルは当たり前とは言え、発言の中身がないなら
喋れない方がまだマシ。
その意味で倭の伝統文化を実感させることは有意差大である。
まあ、カルチャーセンターと何が違うって気もします。
つまり、倭の伝統文化を理解するエレメントとして
これらが必要かつ十分か?という事。
たまたま講師の目処がついたからカリキュラムに入れたって気もします。
香道は文化の真髄だと思うが難易度が高すぎる。
有職故実にいたってはフリガナを振ってましたなあ(^.^)
十二単衣を着こなすらしいが、浴衣は兎も角色留袖くらい自分で着れるのが
先決。
天下の素浪人を満喫してますし、宮仕えなんか二度としないし、
なんらの肩書も欲しくない。
しかし、カリキュラム編成権をくれるなら
手弁当でやってもいい。
例えば
世界文化遺産なる三つの芸能の相互関連性を踏まえての
ギリシャ悲劇との比較論
倭人の精神性の基層である三教(儒 仏 神)の相互依存性と
神話の成り立ち
和食美礼賛
三道(茶道、華道、書道)一体による茶席段取り
極め付けはなんちゃって、大和撫子の最高のたしなみ「戦車道」(^.^)
ちなみに、阿蘇村智子さんはこの大学でプロトコールの講座を
お持ちのようです。
2017年12月10日日曜日
ある日の散歩(ウルトラプチ六甲縦走)
昨夜のジビエ尽くしに赤ワインやら焼酎で脚がふらつくが、
こんな時こそアルコール抜き!
最寄り駅で降りて六甲登山口。
そのまま北に上がれば六甲山....なんだが、
軟弱にも、脚は西へ西へと(^.^)
山の手の閑静な住宅街を横切る
篠原本町
月に一度はものものしくなるのだが、今日は閑静なもの
様々なセキュリティシステムは導入しているだろうし、
留守番に舎弟から若い者を派遣させ、掃除やら番犬に使っているのだから
大仰な鉄格子や鉄条網は無粋としか言いようがない。
町内会長が申し入れれば三代目なら、解った!というだろうが...
正面先にあるのが県警の「監視所」ですが、
お巡りの影も見えない。
王子公園、海星学園をすぎて新神戸駅
北野界隈は異人館街目当てに大混雑
たしか朝ドラのパン屋の話で話題になったが、大昔のこと
未だに観光スポットとは関係者の努力に敬意を!
笠度丸は神戸からブラジルに向かったのか?
石川達三の蒼氓は読んだ筈だし、あの暗い風景はまだ覚えている。
一度は展示品を見てみようと思うが
どうも脚が向かない移民記念館を横目に。
行き過ぎれば、このあたりに遷都福原京が有ったはず
清盛ゆかりのナンチャラなる看板が寒々しい。
あの大河ドラマはリアリズムすぎて受けなかったらしい。
そのあたりから海側に降れば、東山商店街
なんとも朝から雑踏です。
こういう風景を見れば嬉しくなる。
魚に野菜に花屋。
比較の問題だか肉屋が少ない。
コーベビーフとやらの正体見たり(^.^)
さらに少し降れば、湊川公園があり、その地下にお目当の意識高い系映画館がある。
和洋二本立てなる珍しいカップリング。
映画批評はまたの機会に
ざっと一万五千歩!
2017年12月9日土曜日
今どきの世界に通用する「プロトコール」
今日言えばアスクルじゃくて今日来るアマゾンプライムでも・・・結構時間がかかった。
雑本じゃない真の良書であることの証しということである。
我が特定少数な知的なダニッキ愛読者は多分ご存じ・・・でもないかもなあ(笑)
国際交流のための現代プロトコール(阿曽村智子)
著者の略歴は自分でお調べください。
その辺のマナー評論家のレベルなんか足元以下の靴の裏
なんせ、マナーもエチケットの片鱗もない隣国に囲まれた我が祖国
プロトコールの原理原則は、お互いの平等と尊重
余りに当たり前だが、それすら分からない輩が居るらしい。
かかるがゆえに、エレガントで毅然とした立ち居振る舞いこそ国威というものです。
なんとも・・・実に面白い!!(ビックリマークが二つも)
ある種のハウツー本めいたところもありますが、
全体の印象はエレガント
初対面のマダム(フロイラインなら更にいいが)が、さりげなく
この本をもっているだけで....fall in love (^.^)
山崎豊子の「華麗なる一族」を読んだとき、一番目から点だったのが・・・
閨閥結婚にむけてのご両家顔合わせの際の服装プロトコール
船場ファッションの生き字引のようなばあさんが、こと細やかに訓じるというか押し付ける。
敬せずに遠ざけようと思いたいが、社会的存在たるヒトザル、非常識なまねはできない。
若気の至りって・・思ってもらえるほど誰もが若くないし、内心はあざ笑っている。
知ったうえでの「破格」は見る人が見ればわかるだろうが、そんな「てらい」はリスクだ。
蝸牛庵さんだからなあ・・・わかって言ってんでしょうねえ(苦笑)って言われるほど偉くもない。
カキオトシ(こけら落しのこと)
コイステフ(書けばこうだが「恋すちょう」が普通の読みかた)
まあ知らない世界だ。
素直に謙虚に・・・馬齢を重ねても知らないことが沢山あるってこと程度は知っている。
毎度ですが、老いて学べば死しても朽ずなんですよ。
近来稀なる推奨本!
(続く)
2017年12月8日金曜日
放送法64条のこと
当該条文が合憲であるとの最高裁判決を巡って姦しいが、ハッキリ言えば雑音(^^)
裁判官国民審査でバッテン!なんていまさら何を言う。
手遅れ!
正義の最後の砦をここまで精神的に堕落させたのは無関心な主権者。
たかが受信料ではなく国と社会を規定する重要事項を須く合憲(少なくとも違憲でない)と
断じた裁判官をのさばらして
きた....のは国民。
罷免率が一番高かったと記憶するのは青法協弾圧の功績で
判事となったK裁判官
それでもしれてました(有史以来の罷免運動だったが)
受信料不払は三割弱と推計されますが
都心部が数字を押し上げている以上、仮に放送法改正となった場合
一票格差に守られた田舎議員がマトモに民意を反映した政治行動を
とるかどうか分からない。
だから、前段の判断に結びつく。
違憲状態と言う逃げ口上な裁判官に怒りの鉄槌を下さなかったのは
誰だ!
ザックリ言えば、過疎地は九割、都会は半分強の支払率
投票率と関係するのか
裁判とは法廷上の真実の追求の場
従って頭の悪い迷惑な反論を原審被告はやってくれました。
契約の自由違反?
憲法の権利の章からどうすればそんな立論がでてくる?
自賠責保険が違憲だなんて裁判は聴いたことがない。
内容が偏向?
笑えますなあ。
主観的だし、定量的に論証する努力も払っているようにみえない。
防御するならもう少しクレバーにやってくれ。
最高裁判決はオプトアウトみたいなもんなんだからさあ...
同法64条は「協会の放送を受信することが出来る受信設備」と
記述されてますから、民放しか映らないスペックならいいのです。
本当に見たくない、見ていないならそうする事に躊躇はしない。
多分ですが、単にタダ乗りしたいだけの品性卑しい輩なんだろうなあ
って思われたら当事者の適格性にかけます。
つまり裁判官の心証からして駄目出し(^^)
まあ本件に関してはあまり興味がなくて、本丸は放送と通信の垣根問題
インターネット創成期には違いを様々論じられたが、
いまや放送と通信は融合し、テレビのコンテンツが通信の世界を席巻する。
これにまで、課金やら規制がかかることには憂慮するが、
そのパンドラの箱を開けてしまったのがこの馬鹿。
ワンセグ機能付きスマホなんかを購入すれば、自動的に受信契約締結になるような
約款に早晩なります。
すでにそうかも....iPhoneでよかった(^^)
きっとスマホ購入代金にこっそり上乗せされてるよね。
確か下級審では合法だとされてました。
その後何も聞きませんから控訴はなかった?
しかし、ワンセグでなくともテレビコンテンツの動画配信なんかも
有料になるだろうなあ。
半島で開催されるなんとか五輪なんか絶対にみないもん。
今の時代に国営放送が必要かとかCMに依存する放送モデルの是非とか
色々ありますが、合理的な形で解決の方向に進むとは思えない。
観たいものだけにそれなりの対価を払う...と一番シンプルがいい。
2017年12月7日木曜日
口汚く罵れば....キワモノ
興行というべきかショービジネスでもいいが、所詮は「キワモノ」
売れてなんぼ・・・
スキャンダルこそが飯のタネ・・・
糞にたかる銀バエと同じ。
アイドルがベランダから飛べば・・早速に新曲。
曰く「さよならのバルコニー」
新地のホステスと北浜のエリート商社マンの心中があれば・・・「お初徳兵衛曽根崎心中」
ジャーナリズムの気骨だとかナンチャラ・・ちょっとあざとい。
毎度は大衆娯楽をつくっているくせに定期的にオスカー狙いの高尚系の作品を作ることからして
あまり尊敬はしていない大監督
それに、大物のオスカー俳優が二人も絡んで・・・オスカーレースの大本命だとか。
オスカーの作品賞のノミネートの条件は様々ですが、
まずもって前年のうちにLA地区で一週間以上有料上映をやらんとあかんのですが、
この映画は、12月下旬から限定上映されるそうです(上映場所は不詳ですが当然決まっています)
全米公開は、一月のどっかから
どっかの国のマスメディアに比べればはるかに骨格がしっかりしていることは否定しませんが、
描き方ってありますよねえ。
お話は、かのペンダゴンペーパーの開示をめぐる物語。
何とかゲート事件と並ぶ歴史的なスクープなんですが、
毎度思うのは、報道の自由とか表現の自由に守られたグリーンゾーンにいるマスコミではなく、
本当に偉いのは守秘義務違反とか、かするだけで赤い血が流れるリスクゾーンに身を置きながら
輿論に「知らせるべき」と苦悶した内部通報者でしょう。
そういう良心を描かずして、リベラルとか良心的知識人の真似事はしてもらいたくはないって・・・
映画をみる前から批判的言辞は弄すべきではないが、
ほっとけば諸手の賛辞が見え見えですから、
プロ映画鑑賞家として言うべきことは言っておかねば(キリリ!)
聞きおよぶに、かのプレジデントに対する姿勢だとか...
バタバタと予定変更で泥縄で作ったとも。
そういう意味で「スノーデン」はいい映画でしたよ。
ペンタゴンペーパーズの事件では、機密文書漏洩の発端となった
エルズバーグ博士は、機密漏洩や窃盗でしょっぴかれ、
なかんずく、医療情報まで盗み出され個人的な信用失墜の
瀬戸際まで追い込まれた。
彼がどの程度に描かれているかで「真価」が問われます。
なもんで、これもご紹介!
スピルバーグのキワモノよりも絶対にこちら!!
2017年12月6日水曜日
コッポラは映画も作っていた(^.^)
イタリア系アメリカンですが、映画芸術界を席巻しそうだったファミリー。
しかしご先祖は、ワイン農家だったよし。
ゴッドファーザーの大成功で、結構財を成したと思いますが、
その後はハズレの連続で、破産もたびたび。
結局は映画ビジネスは諦めて当人は祖業にカムバック。
コッポラワイナリーって、まあ中級です。
高級シャトーを買うだけの資力がなかったんだ。
が、蝸牛のデイリーワインとしてはチョットお高い(^^)
しかし、娘さんはまだショービジネスで頑張ります。
映画人としての才能は...多少ないし相当に疑問符なんですが、
どういう訳か、オペラの演出!!
舞台はローマ歌劇場。
出し物はラトラビアータ(椿姫)
なんとも凄い!(限定上映のライブビューイングだったことを悔います)
なんとも映画的、、、つまりエッジが効いて劇的なのです。
特段エキセントリックでもないが、今までの中で一番スリリング!
誇らしげに言うほど見た回数多い訳ではないが、金メダルクラス。
ここんところは?(第三幕ですが)...ってないではないが、それをいじれば
ベルディが化けて出る?
しかし、オリジナル台本では、道を外れた娼婦は困窮の中で野垂れ死するものであり、
最後にアルフレッドやその父に見送られるような幸せな死に方は
検閲では許されなかったはずだ。
いつもおもうんですが、最後のカーテンコールも舞台の一部。
結構見せます....とは後知恵です。
なんちゃって最高かつ空前絶後はこれ!!しかない。
大胆に言えば、今やオペラよりもミュージカルが上かもしれません。
まあ、ソフィヤコッポラ演出って枕言葉がなければ、
わざわざ寒村陋屋から遠路脚を運ばなかったかもしれませんなあ。
興行師の策に引っかかり...でもまあ良かった(^^)
2017年12月5日火曜日
玄帝なる希少語
ごそごそとカビ臭い書庫に潜り込んで四半時
ないはずはないが、ないものはない。
一旦諦めて駄文をかき散らすことにする。
玄帝
玄宗皇帝の略称じゃありませんよ。
iphon辞書でも一発変換したのだから「絶滅語彙」とまではいかない。
しかし、過去に使ったあるいは見た記憶もない。
青帝の鉾
故人ですが、赤江瀑という耽美派作家の作品
ペンネームからして妖しい。
素材の選び方が蝸牛庵好みなものでソコソコの作品は読んだ。
内容は忘れたが作品タイトルは覚えているものの肝心の本が行方不明。
近くの図書館の蔵書からも消えたみたいな。
青帝とは春の神様。
しからば、玄帝すなわち冬の副題なる季語である。
認知度からすれば、
青春
朱夏
白秋
に比べれば「玄冬」はあまり一般的ではない?
さすれば、青帝は兎も角も玄帝はなあ〜
あと、赤帝、白帝も耳にする。
句例も絶滅とは、夏井いつきさんいわく。
しからば、冬も本格化したし、ダルマ俳句でも献じてみるか!
破れ屋玄帝 あやしうごめく 来たり冬
寒村の我が陋屋ですが、夏向きに出来てますから、
冬は外気の方が暖かい。
しかし、できが悪いなあ(^.^)
2017年12月4日月曜日
ラ・ボエーム
オペラはイタリアンに限る...が倭国では何かと言えばモーツアルトさま。
彼って「お母さんと一緒」学派なんだがなあ〜
リゴレット
アイーダ
トスカ
ラ・ボエーム
なんてなのが有名どころですが、
リアルに舞台にかからないからライブビューイングで我慢するしかなあ。
ボヘミアンな若者群像劇は、舞台でも映像ものでも定番のジャンル
しかし、オペラの有名どころじゃナンチャッテ「ボエーム」
イタリアンオペラの伝統的な作り方からすれば多少傾向が....
登場人物が一般庶民ですから、等身大で感情移入しやすい。
死が分かつまでの純愛(これは絶対に欠かせない)
限りない愛故の別れ(紅涙を絞るなあ)
権力者の邪恋或は恋路の妨げ(貧しいお針子が金持ちの妾になるのは当たり前)
主人公の不治の病(ヒロインは椿姫のヴィオレッタ同様に労咳)
不義あるいは密通又はドロドロ三角関係(贅沢と愛情は二律背反)
凄惨な復讐(これは趣旨が違います)
かのプッチーニの傑作はミュージカルとなりブロードウェイを席巻し、
更には、でも映画化はまだない(舞台の映像版は有ります)
今回は、エゲレスはROH版のシネマライブ。
実に面白い。
とりわけ第二幕の舞台造形は素晴らしい。
毎度の重度の肺結核で瀕死のはずなのに、朗々とトップソプラノで
白鳥の歌を歌う(^.^)
まあ、お約束のラストシーンですから理屈は言わない。
2017年12月3日日曜日
2015年6月22日の失われた....
なんとも素っ気ないヘッドラインです。
実は「失われた読書を求めて」なるエセーをアップした日です。
思わせぶりですぐにピンとくるベタなヘッダーのせいなのか...全く受けなかった(^.^)
もう少し言えば、角田光代さんの超訳本を絶賛した内容でした。
あの挫折感しか味わえない傑作が一分冊でサクサク読めるのですから
有り難くて足を向けて寝られない。
がしかし、海野弘さんの「プルーストの部屋」を横目で見ながら
完訳本を拾い読む。
角田光代さんがバッサリと切り倒した処を拷問される様な
甘美な苦痛を味わいながら、、、(^.^)
どうも角田光代さんが切り捨てた細部にこそ神は宿っている気がした。
失われた時代を思い起こすために、マドレーヌを浸した紅茶の味だとか
なんだかんだと、あらゆる具物が登場する。
これがなんとも衒学的で、重箱の隅を突くようなありさまで
まずついていけない。
貧乏神だか疫病神なんか鎧袖一触に振り払い、世紀末のヒトザルの
諸相だけを描くのも一興。
しかし、傑作の所以は明らかに重箱の隅にある。
忙し現代人が取り組むようなシロモノではないが、
読書好きで、読んどけばよかったなあ〜と死ぬ前に後悔したくないなら、
この二作は、必読書です。
あとコミック版までありますが、漫画にすれば理解しやすくなるものでもない!
2017年12月2日土曜日
Whitewashing
空海の中国留学期間は、804から806年
阿倍仲麿の中国滞在期間は、717から770年(客死)
楊貴妃の生涯は、719から756年
玄宗皇帝の在位は、712から756年
後の三人は同時代だし、仲麿は玄宗の家臣、楊貴妃は言うに及ばず。
しかし、四人が時空を共にすると言われてはなあ....
あと、白楽天も登場しますが、キャリア試験合格は800年
空海とはかぶります。
空海を主人公とする大作映画の企画があることは知っていましたが、
歴史ドラマではなく、伝奇ロマンかファンタジーとはなあ
今見るに、夢枕化猫うんたらなる作家の原作らしい。
中国映画界の大巨匠が食指をそそるテーマとも思えないが...
日中のそれなりの興行価値有りげなメンバーが顔を揃えているらしいが
よく分かりません。
あの松坂慶子さまが登場するらしいので、まさかと思うが、、、楊貴妃?
はなかった(^.^)
楊貴妃はぽっちゃりなペルシャ系らしいので似てなくはないが
流石になあ。
じつは興行を睨んだ戦術と言えばそれまでですが、
ハリウッドのホワイトウォッシュに対する強烈な批判なのです。
SAYURIや草薙素子(攻殻機動隊)を中国人や白人が演じても
倭人は賢しらですので特段のクレームをつけないが、結構な文化破壊なのです。
例えが不適切ですが、ボストンリーガルなる海外ドラマでは、
アニーを黒人の子供が演じられない事の不服裁判がありましたが、
キング牧師を白人が演じればなにが起きるか?
想像にあまりあるし、そんなリスクは誰も犯さない。
しかし、イエス様の人種は?
白人かどうか微妙ですが、知る限り白人が演じています。
ざっとした感じですが、この映画は日本人は日本人が演じるシステムのようです。
だから、興行に有利かどうかは??
ネット記事では「総制作費」150億円!
バジェットをセールストークに使う作品に当たりなし!がプロ映画鑑賞家の目線
それに、総制作費って制作費と原価概念が違うのかなあ?
なんにしても世界を相手にしないと絶対に大赤字になるバジェット。
誰かが間違えて検証もせず孫引きを繰り返しているに違いない。
因みに中国公開タイトルは「妖猫伝」
益々観ようって気になりません。
2017年12月1日金曜日
足手まといなガキ
ジーナローランズ
御歳50歳の大熱演
カルト的名画がスクリーンにかかったもんで、いそいそと...
しかし、ガキがつきまとうと記憶にあれば、辞めたかも(^.^)
マフィアに皆殺しにあった家族の一人息子をはずみで保護する羽目になり
決死の逃避行
しかし、このオバちゃんだって闇社会の住人
怯えて逃げ回るだけじゃなく、ここぞと言う時には闘うのです。
サスペンスの世界では「巻き込まれ型」に分類されますが、
きっかけがガキと言うのも定番
依頼人
レオン
挙げればキリがないが、お互いの感情移入の変化が
見どころと言う点には違いがない。
80年頃のNY
逃避行の足はサブウェイに黄色いタクシー
当然にWTCのビルがある懐かしい風景でした。
しかし、この姐御、必死の逃避行なんですが、
重いお着替え満載のバックは離さない。
拳銃と同じくらい大事ってある種のリアリズムです。