2015年1月15日木曜日
地獄の沙汰は金次第って本当ですか?
長寿であることが良いことなのかどうか、実際に「比較体験」したわけではないが
一般的には短命より長寿の方がいいとされる。
男性より女性が長生きである。
生物一般に言えることらしいが、理由は様々らしく決定打があるわけではなさそうだ。
例えば・・・
女性体質は脂肪質であるが、男性は筋肉質。
脂肪質は筋肉質よりも活性度が低いため少量のエネルギー消費で活動することができる。
つまり基礎代謝量が少ないという事であり、
活性酸素の生成も少ないということにもつながる。
活性酸素は老化を促す働きがあり、男性のほうが女性より老化が早く起こる・・・
なんか、ジムで筋トレなんかやると早死するみたいですねえ(苦笑)
体脂肪率なんかに一喜一憂し、ダイエットに勤しむことが早死への道って言われると
まさしく「合成の誤謬」である。
そういえば、プチポッチャリが一番長生きって俗説もあります。
性別寿命差説はさておき、本題は「所得格差説」のお話
寿命を規定する因子は様々(性・睡眠時間・気候・食材・・・)であるが、
一番確実そうなのは「所得」
GDPと寿命の「正の相関」があることは確からしい。
同一国内でも、リッチとプアで余命に格差があるという統計もある。
アメリカだけなら医療制度の問題と言ってもいいが、国民皆保険を国是とする倭国でも
同様の結果となっている。
しかし、蝸牛庵は疑り深いのです(笑)
統計値の正しい読み方は「所得が多いから長寿」ではなく「長寿だから所得が多い」という
ことではないのかって
大企業のビジネスマンの生涯賃金の一般値は三億円とも四億円とも言われるが、
その太宗は会社生活の後半の稼ぎである。
健康でありさえすれば、それなりの会社内での経済的成功も得られる。
だから、古人曰く・・・「無事是名馬」
生活保護者だから短命とも限らない。
医療費タダだし、悪徳医師の手でスパゲッテイ症候群的にクダだらけにされて
無用な延命を続けても、統計的には「長寿」ってことになる。
が、西成区(お役所の統計でそうなっているってことで他意はないのですが・・・)は
男女とも平均寿命が一番短いらしいので、これもサンプル次第。
従って、更に懐疑を深めれば「所得と寿命に因果関係はなく未知の因子がある」のではないかって
ことになる。
先ほどの厚労省の統計を眺めても・・・要するに変数が多くてよくわからない。
男性の場合、ベストテンに「長野と沖縄で7つ」まで占めるが、女性だと「沖縄が三つ」だけで
長野県は影も形もない。
沖縄って所得最下位県なんだよ。
立ち位置を考えなおしたほうがよさそうです。
長寿であることが真善美に叶うって、一体誰がどういう理由でいいだしたのだ?
人生の価値とは、生涯成し得たことの大きさではないのか?
国営放送の大河ドラマに登場するオトコたちは、ほぼ全員若くして非業の死を遂げるが
彼らの流した血が、維新の大業の礎になったのではなかったのか?
つまるところ、短い生涯で大事業を成し得た人物こそが本当に偉いってことになる。
馬齢を重ねるという言葉がある。
天才は短い時間で大業をなしうる。
馬鹿は、馬齢を重ねて、社会保障費を食いつぶし、ヒトザルの未来のなんの貢献もしない。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿