港区の大家さんの話題レベルな貧相な風景ではないのが、山林地主
住友林業は、かつての四季報には国土の3%を保有と・・・本当ですかねえ?
王子製紙も相当な山持ちだそうです。
我が寒村陋屋も当然新築の頃があったわけで、伝説めいているのですが、家伝によれば曽祖父は吉野上市まで仙台平五つ紋に身を包み、恐る恐る某山林地主に吉野杉を拝借に赴いたそうな・・・
かの地主は当時の税務調査によれば、今の貨幣価値だと資産ウン兆円強!
赤の他人に近い限りなく遠縁とはいえ、鷹揚に吉野杉の丸太数十本を川流しで、お届けいただいたらしい。
その材木でできた陋屋
百年経っても、びくともしないが、、、瓦葺や瓦下の土盛りの劣化は如何ともし難く、令和の大修理となったのが今回の次第。
かの真っ当な山林地主は、吉野ダラーというような博打に手をださなかったらしいので、北浜相場全盛期の山林資産を背景に仕手筋が・・・というのはある種の虚構だと思っています。
仮にあっても、お小遣い程度のはした金でしょう。
身代かけるようなお馬鹿を山林地主はするわけがない。骨董屋と同じで、曽祖父の仕込んだ材料を売って金にする、、、現金化のサイクルが今風ではないビジネスモデル。
つまり、総資本回転率があまりにミゼラブル
しかし、それが彼らの家訓ってもんで、近代経営学では断罪されるが、和の老舗企業の家訓とあいいれるところではない。
秒速で儲けるというのは没落は光速に等しい
我が陋屋の大修理も順調に進んでいますが、、、虎は死して皮を残し、アタシは名を後世に残せるかな?
しかるべく価値のわかる方が跡を継いでくれるだろうから、まったく心配はしていない
多少アタマが痛いのは、腕のいい植木屋さんが廃業して、後釜を探しているんだが、、、