2019年7月16日火曜日
驚天動地の出来事...なんですかね?
最近は「女流」という表現は流行らないようだ。
況んや「閨秀」なんてそもそも読めないんだろうなあ(^.^)
何事においても三割が一応のメルクマールなんですが、
この分野の女性進出は社会の水準値を凌駕しているらしい。
書き手が男性のようですから、喜ばしいというよりも
苦々しいとまではいかないが複雑な心理状態を垣間見せます。
アタシ的には騒ぐはなしかな?ってことだし、
女流とかって形容詞が付くことに微苦笑しています。
だって....
慣れ親しむ王朝文藝にはそんな呼称は有りませんし、
殊更「男流」歌人とも言わない。
最高峰の小説も随筆も書き手は女性でしたから、
世界に冠たる文藝の精華の時代に近づいただけの事。
もっとも、オトコは真名の世界、オンナは仮名の世界と
棲み分けていたという事情もある。
ひと昔まえならば、作家を目指すなんて言うと、
まだヤクザの方がマシって思われるくらい、売文稼業は
無頼の徒。
畳の上で死ぬなんて贅沢の極み。
アル中でドブで野垂れ死ぬか風俗嬢と心中するか...
敢えて差別的に言えば、男子一生の正業かね?
誤解されると不本意なんで多少補助線を引きます。
文藝の王座に長く君臨したのは、散文。
それも小説
ヒエラルヒー的には韻文が上だとおもいますが、
詩歌なんて最近は流行らない。
流行るのはせいぜい狂歌川柳のたぐい
その王座の小説の衰退が著しい。
この半世紀、無人島に持っていきたい小説にであって事がない。
芥川賞受賞作品のザマをみればわかること
リアル書店の棚を見ても...並んでいるのはエンタメばかり。
論理的な説明ではないが、才能あるオスザルは本能的に察知し、
小説の世界から身を遠ざけているのですよ
才能の受け皿はコミックの原作者だろうか?
クリエイティブな才能がテレビを忌避し、CMの世界へ
更にアニメやゲームへ...ということに似ています。
素材がなくなったわけではない。
女性ならではの視座...なんてアタシ的には蔑視表現としか思えない。
性意識を超克したところに文藝の精髄がある。
塩野七生
高村薫
どちらも最初に読んだ時には、オスかと思った。
https://ranking.goo.ne.jp/column/4915/ranking/50937/?page=5
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿