2017年7月31日月曜日

The mummy






連衡合従が激しくて、ハリウッドのスタジオの紆余曲折なんか
説明しても煩雑だし、よく分からない(^^)
ともかくも、スタジオ固有のカラーがあり、これは遺伝子であり、簡単に変わるものではない。

ユニバーサルスタジオ

ハッキリ言えば二流です。
取り柄は、ホラー映画。
定番化されたキャラクターの多くはユニバーサルの財産である。
最近、財産の再活用と言う事で新しいプロジェクトを立ち上げた。

ダークユニバーサル

その嚆矢が「マミー」つまり、ミイラもの
30年代の人気作のリブートである。
リブートとリメイクは正確には違います(委細は別の機会に)


一億ドルを超える製作費ですが、聞き及ぶに評判倒れらしい。
興収はそこそこなのが救いと言えば救い
予告しか見てませんから、論評はこれくらいなんですが、
なんだか、ハムラプトラもどき(これもオリジナルにインスパイアされてますなあ)
まずもって頭に浮かんだのは、あの60年代アタマのTV番組。

恐怖のミイラ

高垣眸なる大衆作家の小説を原作とする。
ネット検索のかぎりでは、ユニバーサル映画にインスパイアされたとは
書いてませんが、外観上は明らかにそう思われます。

当時はまだテレビっ子だったもんで、この辺りの時間帯は
よく見てました。

月光仮面
ジャガーの眼

なんとも懐かしい。
納涼番組なんて長閑な時代ですが、オトナも怖がる位の出来映え。
今再見すればどんな感想かは少し興味あり(DVDセットが発売中)だが、
寝る前に離れのトイレに一人で行くのが本当に恐かったから
まあやめよう(^^)




2017年7月30日日曜日

疑いて人を使う勿れ、人を使うに疑う勿れ



上に立つ者の最大の権能なり権限は「人事権」だと言われる。
逆に言えば、人事権を巧みに使いこなさせるものが名君なり名経営者ということになる。
自分で何もかもするに等しい個人商店や中小企業ならいざ知らず、基本は司司に任せるわけである。
安心できない輩に任せてはならないし、任せた以上あとできることは解任するか責任を取るか(基本は同時です)

社長の最初で最後の仕事は「後継者選び」というのもそういう文脈である。

タイトルのレトリックめいた漢語は金史が出典だとあちこちに書いてある(本当かどうかは知らないが、史書にありげな表現)
背景はよくわからないが、人材等々に関してブレーンが進言したのであろう。
この手の話は、当り前にできていれば箴言的に歴史に残らない。
人事権を巧みに行使できていない事例があまりの多いから後人に語り継がれる。

いまでも口にされる「会社の寿命は三十年」
要は「代替わりリスク」のことであると思えばいい。
本屋さんに並んでいる企業審査マニュアルなんて嘘ばっかり・・・とは言わないが、
それだけを信じているとお人よしと言われる。
財務諸表の数字で本当に見るべき点はまず書いていない(そもそも中小企業の決算書って嘘ばっかりです)
真っ当な後継者がいるか銀行が最後まで面倒見てくれるかだけを見ればいいが・・・これって定量的に測定しがたいのですなあ。


近々内閣改造らしい。
責任野党とやらも代表交代だって。

どっちも「まともな人事権行使ができなかった事例」として歴史に残りますねえ。
というか歴史で語られることは「何度もできなかった無能」としてだろう。
間違いは誰にでもあるし、失敗すれば学べばいい。
間違いの一度目は「悲劇」だと思ってもらえるが二度ともなれば「喜劇」と揶揄される。

それ以上度重なれば・・・劇場は閑古鳥(笑)






2017年7月29日土曜日

定番話題


最近お近くに若いご夫婦がフレンチを出したもので、
ランチタイムに暑さしのぎも兼ねて(^.^)
二人で切り盛りしておられるようです。



カボチャの冷たいスープは定番ですが、
生姜のアイスを浮かべる、、かあ



冷菜。
枝豆ベースのカクテルに、貝柱、蛸、鯵。
一つ向こうのテーブルの若者は、枝豆苦手なんで、、って(^.^)
どうするんでしょうねえ?



お魚料理としては普通の真鯛のpoêlerですが、
アメリケーヌの泡か!



マグレカナールのロースト
普通にソースをかければいいところに夏メニュー!らしく
加えて五香粉とはねえ(^.^)


あとのデザート、最後のお菓子なんかは略。
バターを撮り忘れたのは残念でした(洒落てましてねえ)
この程度の値段付けで大丈夫かしら?
もっともワイン代の方が高かったが、お財布はケメ子様だし(笑)

ご馳走様でした!

2017年7月28日金曜日

「淳風美俗」の復権に向けて





チンタラした若者の精神を立て直すには「徴兵制」復活だし、
乱倫、其れも恒心なさげな下流民ならざる然るべき立場の者たちの風紀の濫れには「姦通罪」復活しかない!


世界的にみれば、アメリカの半分近い州や儒教圏の多く、イスラム系では
当然視されている。
コリアでは最近違憲判決が出たらしいが、その立論の委細は知らない。
誤解を恐れずに言えば、前近代的な司法社会らしいから参考にはしない。


ところで「姦通罪」と言っても構成要件は様々。
大日本帝国の刑法典(明治13年バージョン)に@よれば....


有夫ノ婦姦通シタルトキハ二年以下ノ懲役ニ處ス。
其相姦シタル者亦同シ

前項ノ罪ハ本夫ノ告訴ヲ待テ之ヲ論ス。
但本夫姦通ヲ縱容シタルトキハ告訴ノ效ナシ


主として処罰されるのは「法律婚の立場にある妻」であり、
ついでに、相手の妻あるオトコも同罪となる。
しかし、妻あるオトコの相手が法律婚の立場に無ければお咎めなしとはいかがなものか?
この点に関しては権威ある法律家からも異議がとなえられていた。
なお、親告罪であり、寝取られた夫が寛恕すれば罪に問わない、というのは
最低限の司法の節度である。


当然ながら、戦後の法改正で姦通罪は廃止となったが、
実は構成要件を改めて(有妻の夫も対象)存続させるべきの
意見が強かったらしい。
しかしながら、議会のオスザル達が押し切った、、とは有り気な話(^.^)


まあ、そんな事は戯言の域を出ないが、実はこの規定が旧民法にあったことは
まったく知らなかった。


旧民法 第768条
姦通によって離婚または刑の宣告を受けた者は相姦者と婚姻することはできない。


これは実に酷い。
不義密通だろうが、そこには言うにいわれぬオトナの闇があるだろうし、
泥田の澱みに咲く純愛の花弁もある。
法律は、男女間や家庭内の機微な事柄に不介入であるべきだと
堅く信じています。
今でもその辺の立ち位置に筋が通らない司法には批判的なのですが、
未来に向かってあるべき家族像なんか真剣に立法府は
議論すべきであり、所謂「伝統回帰な家族制度」の復権を言挙げしたいなら
新しい姦通罪(淳風美俗保護罪でもいいが)の制定ですよ(笑)




付記
冒頭の文は、まずもってマクラです(^^)





2017年7月27日木曜日

孟子を読む(3)ハタチのわたし編



マッカーサーがそうだったらしいが、20歳の体重とウェストサイズを生涯維持するのが、
最良の健康法らしい。
かの将軍を見るにいささか信じがたいが、多分若い頃はデブだったのかな?
先日ご逝去された日野原先生は、30歳とおっしゃっていたらしい。


蝸牛は平均統計値と比較するに

身長は5センチばかり高い
体重とウェストサイズは平均統計値なみ

つまり、平均統計値より多少スリムだったという事か。
和服モデルとしてはやっぱり痩せ過ぎだったから大成もしなかった(^.^)

今はと言えば....
普通の平均的な「劣化」より多少はましだが、やはりそれなり。
努力すれば、届かない値でもないが、そもそも「努力」って嫌いなんです。
今までことさらにやったことありませんし、いまさら慣れないことに手を出してはいけない。

運動は体に悪い。
酒を減らす気はさらさらない。
食事もあと好き放題に食べる事が出来るのは一万食程度ならば
節制なんか人生の無駄遣い。
エステの痩身コースってあるが、気がすすまない。



古民家で、井戸水、自然自生の野菜や果物で暮らしてればそんだけでカロリーの過剰摂取にならない。
本当はニワトリを飼いたいのですが、ツブすのに躊躇する。

男子厨房を遠ざく とは孟子の言葉(入らず は正確ではない)
惻隠のこころが有れば、魚獣に刃物をふるうなんて出来っこないって意味らしい。
特段、台所仕事を卑しめることが本意ではないことはテイクノートしておきます。


そうそう、脂肪吸引とならがあるらしいが、、

身体髪膚此れ父母より出ず
敢えて毀傷せざるは孝のはじめなり

これは文章がくどくてたくみじゃないから孟子じゃないなあ(^.^)

2017年7月26日水曜日

孟子を読む(2)仁義編



儒教は中庸を重んじる。
今風に言えば「バランス感覚」
何事においても極端は宜しくないし、賛同が得がたく敵を作りやすい。
殊更に波風を立てるまでの事はない。

孟子は性善説を唱えたとされるが、性悪説との対比において
極端に理解されているようです。
努力すれば善人になれる、善人になりたければ努力しなさいというに過ぎない。
ヒトザルは性善でも性悪でもなく「性弱」だと訳知り顔に言うのも
正鵠を得ているとも思えない。
本性がどうあれ、実際の振る舞いがどうかということ。

儒教には「八徳」なる徳目がある。
仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八つとされるが、
当然ながら重要性原則で並んでいる。
学ぶにしても八つは多すぎるし、時代により特に強調される徳目もある。

孟子的に言えば、最初の四つで充分なのです(一般に五常と言われますが、この考えには賛同しない)

仁 惻隠のこころ
義 羞悪
礼 辞譲
智 是非

憐れに傷ましく思い、悪しきことをはじにくみ、へりくだり、よしあしを見分ける
この程度ならば難しくはなさそうですが.....でも努力もせずと言う訳にはいかない。

とまあ真面目風な講釈はココまで(^.^)



あの社会の方々がことさらに「仁義」の看板を振りかざすのがよくわからない。
有りもしないから殊更に前に出すというのは有り気な説
辞儀が仁義に転じたと言う説があるが、
仁義(辞儀)をきる 程度ならばそうかもしれない。
任侠道なるものを体裁よくみせるキャッチコピーとしてフィットしたのだろう。

有りもしないものをあると言っていたのだから

仁義の墓場
仁義なき戦い

とかってタイトルも本当は可笑しいのです。
かくありたしと思う気持ちを棄てたところから始まるのが
本来なのです。

忘八という隠語めいた言葉がある。
全ての徳目から解放された或いは背を向けたヒトザルまたは稼業とされる。
一番の適語だと思うのですが、通例的にはそういう使われ方はしないらしい。



結構下卑な時代劇ですから、良い子にはすすめません(^.^)

2017年7月25日火曜日

パンドラの「箱」の中身


中身の分からない容れ物って魅惑ですよね。
誕生日プレゼントの開封みたいな(^.^)
でも、
玉手箱って何が入っていたんだっけ?
袖にされた乙姫の邪心だよねえ
大きな葛籠には魑魅魍魎。
おばあちゃんは喰われちまうのです。

ギフトって本当は怖いのですよ。
貰って嬉しいのはお子さま世界だけかも(^.^)



実際は「箱」ではなく「甕あるいは壺」だと言われています。
どっちでも大差無いのですが、問題は中身。
諸説ありますが「希望」だというのが多数説。
しかし、パンドラは禁を破って開封し、あらゆる災厄が地に蔓延し
うろたえて再度封印して希望を閉じ込めてしまったのですよねえ。

希望とは手元にあるものの、実際に手に取ることはできない....という寓意なら
ギリシアの神々の御意志は残酷だ。


大衆的カタルシスには縁遠いブリティッシュゾンビ映画の最新の地平。
寓意的すぎて興行は苦しいだろうねえ。
ローバジェットですが、稼ぎは更に下回る。
しかし、時が経てばカルト人気が期待されることは賭けてもいい(笑)


舞台は近未来な毎度のようにゾンビが蔓延したグレートブリテン
邦題は判りやすくも「ディストピア パンドラの少女」
オリジナルタイトルは、

The Girl with All the Gifts

皮肉なのか本気で希望を信じているのか微妙なところが、
英国風です。


2017年7月24日月曜日

我は忘れじ 命死なずば(反ナチス映画の系譜)


上の句は

和が家に 我が住坂の 家道をも

人麿妻の歌らしいが、であれば主語は妻だが、いささか解釈にひねりがいる和歌
まあ、下の句引用の為のマクラですから、和歌鑑賞はまたの機会(^.^)


持続する意志の力に致命的な欠陥のあるヤマト民族は爪の垢でも煎じて飲みませんとねえ。

あの屈辱的悲劇、蛮行は何時迄も語り訴え思い起こさせよう(我は忘れじ)
たとえ民族の最後の一人まで(命死なずば)

毎年のように手を替え品を替え、ヒトラーとナチスの悪業を主題とする
映画がリリースされる。
忘れないというより「忘れさせない」と言う暗い情念が背景にある。
商業主義のオブラートに包んでいるが、ある種のプロバガンダだと思われます。
大抵の場合、映像芸術的に良質だから始末に負えない。
ヒューマニズムだけじゃ商業主義的芸術は成り立たない。
ナンチャラ資金がそれとなく流入しているとおもうべきだ。


エマトンプソン
ブレンダングリーソン

二人とも英国の名優。アングロサクソン系と思いますが、
主義主張を理由にオファーを断るにはいささか「勇気」が入りますし、
キャリアを損なうような素材じゃない。

因みにですが、リチャードギアは、反中国言動が祟り、ハリウッドから締め出された状態。
今やインディペンデントからも忌避されている。
誰でも知ってるような露骨な圧力のかけ方は上手じゃないのですがねえ。
超大国の仲間入りしたんだから立ち居振る舞いも上品にやって欲しいねえ(^.^)


ヒトラーへの285枚の葉書


葉書と言ってもファンレターじゃない。
イデオロギーに毒されない体制批判、抵抗の葉書。
実話に基づく小説の映画化。
どの程度の史実を含むかは判りませんが、名優の競演ですから、
上手くまとまっています。

批判の葉書の多くは直ちに当局に通報され、抵抗運動の機運を盛り上げたわけではない。
一人息子が戦死し、その理不尽さなり気持ちをただ訴えたいと言うだけのこと。
「だけ」と書けば批判的に聞こえますが、静やかであるがゆえに怒りの強さが
ひしひしと伝わる。


ここからはプロ映画鑑賞家の憶測ですが、
ラストシーンは、史実でも小説の一部でもない。
映像化された際のラッシュフィルムにもなかったに違いない。
試写を観たスポンサーがなにか注文を付けたのです。
結果、誰が観てもプロバガンダである事の馬脚を現した!





2017年7月23日日曜日

海賊と言われるオトコ




少なくともこれに関しては倭国は貧語民族である。
英語ならば

pirate
corsair
privateer
buccaneer

本家の英国が世界に冠たる海洋国家であった事も影響しているに違いない。
しかし、

水軍
倭寇

も海賊の別名とも言えなくはない。
要するに、本業は貿易商人あるいは海運業者だが、
ビジネスが上手くいかなくなれば、段平を振り回す(笑)
海上の盗賊活動だけでは獲物が少なかったのでしょうし、
陸上での販売エリアカルテル破りを海上で行った出光翁が、
海賊と呼ばれたのもそういうことなのです。
舶用油を洋上で恫喝まがいに押し売りをやった(笑)
もっとも船舶サイドも他社より遥かに廉価だから買ったらしいが、、

かつての映画素材に海洋剣劇ものは定番のひとつであり

エロールフリン
タイロンパワー

なんてスターが....まあ大根だと言われてます(^.^)
長く廃れていましたが、流石にディズニーです。
自前のアトラクションの映画化を企て大成功。
過去のシリーズ化作品累計で興収37億ドル(製作費計が8から9億)
相乗効果でテーマパーク入場者も増加したに違いない。

しかし、夏休みお子様アトラクションの定番であり、
特段大人の鑑賞に堪えるものでもない。
暇だったのか、プロ映画鑑賞家の義務感かは別にして
シリーズ全体は見たはずだが、殆ど記憶がない。
最新作ですが、相変わらず。
聞くにこけそうらしい。


ジョニーデップはこのシリーズに参加した事で、トップクラスの
名声とギャラが得られたが、好事魔多くとは彼のための言葉。
桁外れの浪費のおかげで最近破産したとの事。
生い立ち経歴からしても、お金の使い方を知らず、どこかに問題を抱えていそうなキャラでした。