2016年10月26日水曜日

人権派がなにを言っても言論弾圧には与しませんが・・・


いくらなんでもマイノリティだと思うのですが、かの「狂言」なる古典芸能の名称変更を唱える
人権派団体があるらしい。
理由は知りたくもないが、言葉尻のあげつらい程度の所業だろう。

眠狂四郎無頼控
狂人日記・・魯迅作
チャップリンの殺人狂時代

なんかにも同様の声をあげているんでしょうかねえ(笑)


能狂言の世界での「狂」とは・・・意味合いが違うのですが、そんな事を丁寧に説明して理解できるレベルなら
そんな奇矯なことは言わない。

この是非なり評価は多少難しいのですが、古典芸能で、広義の社会的弱者に題をとった作品を
すべからく焚書すれば、芸術様式としてやせ細ってしまう事は必定。
演目の何割かは死に絶える。
人権派に唯々諾々とする世界とはそういう無味乾燥な世界である。


能の世界で、盲目ものと言われる難度の高い演目がある。

弱法師(よろぼしって読みますが、iPadの辞書でも変換しません)
景清
蝉丸

特段、盲人を揶揄、卑下、嘲笑する演目ではないが、かつては蝉丸は禁忌だった。
白痴痴愚魯鈍の類いが跳梁跋扈すれば、これらの名曲も近未来的には禁忌とされるだろう。


歴史判断(評価)の公理ってあります。別に難しいことじゃありません。

今の基準で過去を断罪しない。

簡単なことだし、賛意を皆さん示すはずですが、実の所、今の基準で過去評価をやっている発言がマジョリティ。


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暇だから蝸牛も「障礙あるいは障碍」と記述することを推進する運動でも始めようかなあ(笑)

以前にも書きましたが・・・

一番字義として正確な表記は、障礙
正字として難しすぎるので、障碍(これでも字義としては正確です)
これが常用漢字から外されたのでやむなく、障害(ガイの漢字は比較的近似値ということで止む無く選択)
この表記が不適切だと言いがかりをつけられ、汚らしい混ぜ書きの障がい

愚の言葉狩りの典型として明記しておきます。
この歴史的背景が分かった上で、あえてまだ「障がい」が適切だと仰しゃるならば・・・・勝手にすれば良い。



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