2019年3月26日火曜日
憂国のM
三人兄弟であるが、セカンドネームは全員がジェームズとは
紛らわしい。
アルバート(陸軍省に勤務)
ウィリアム(数学教授の傍らコンサルタント稼業)
ルイス(伯爵貴族として資産管理一切を司るバックオフィス責任者)
コナンドイルの手になる正典の対極に位置する外典は様々あるが、
最強のライバル、モリアーティをセンターにするとは
気が利いている。
正典では犯罪卿と言われながらも、あまり活躍しないの。
コミック版を漫画喫茶まで足を運び、
貪るように読んだ(漫画なんだから読んだは可笑しいか?)
ここまでヒネリがキツイと痛快だし、
ハリウッドが映画化権を買わないのかなあ?
ジャニーズ系のジャリタレの実写版なんか観ないからね。
正典のストーリーを巧妙に換骨奪胎して、
モリアーティバージョンに仕立て上げるが、
ホームズやら、お馴染みの登場人物も....
なんとなんと
アルバートは軍部に秘密組織を作り上げて、
表向きはインテリジェンス、
実は犯罪組織で、登記上の商号は、ユニバーサル貿易(^.^)
組織コード、MI6(ミニタリーに加えてモリアーティのM)
オンナを描けないコナンドイル作品の唯一のヒロインが
アイリーンアドラーなのですが、
彼女も、MI6の七番目の工作員になります。
改名は...ご想像通り。
なお、情報部門の最高責任者は、M
さすがにモリアーティではなく、マイクロフト
そう...シャーロックホームズのお兄さん。
これはコミックの創作ではなく、正典でもそう取り扱われています。
シャーロックのセリフですが
兄は...政府の役人というよりも政府そのもの
実は、創元文庫に「モリアーティ秘録」なる外典がある。
欧米ではベストセラーというふれこみだが...
クールジャパンコミック版を読ませたいくらいに出来映えが違う。
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