2025年1月17日金曜日

戦陣訓

 


築地の大新聞社の記事です。

捏造だか虚報だかあるいはプロパガンダかも?

真偽はよく分からないが、、、昭和世代は瞬時にかの「戦陣訓」を想起する。
しかし、悪名の高さの割に全文を読んだ方は少ないだろう
実はアタシも初めて読みました。

明治の頃の軍人勅諭の昭和版みたいな

https://ja.m.wikisource.org/wiki/戰陣訓

なんとも長文です。
教育レベル如何ですが、一兵卒末端まで理解徹底させるのはかなり困難。
そもそもは、長期化する戦争の中での軍紀紊乱を憂いての対策だそうで、最初の動機は少なくとも「悪意」ではなかったが、、、、あれこれ詰め込みすぎた失敗作品です。


.....
第八 名を惜しむ
恥を知る者は强し。常に鄕黨家門の面目を思ひ、愈々奮勵して其の期待に答ふべし。生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を殘すこと勿れ。
......

本訓其二の第八項にありますが「岩波文庫ほし一つ」ほどもある分量のなかのたったこれだけ(後は忘れ去られた)



人の命の軽重は殊更にことあげするものでもなく、

古くは司馬遷が、、、


人もとより一死あり

死は泰山より重く、あるいは鴻毛よりも軽し(報任少卿書)


と。

李陵事件に巻き込まれ、死にまさる恥辱を受けた司馬遷が友人からの私信への返信の一部

涙無くしては読めない名文。

出来の悪い戦陣訓は斜め読みで充分だが、こちらは正座をして精読。

ヒトザルのたったひとつの命を軽々しく扱うものではない事だけはたしかと、、、、キッパリ



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