2025年11月3日月曜日

国旗等損壊罪

 


まことに疑わしい

俗耳に入り易い愛国的法案だから、反対すればネチズンからはヒコクミンと言われそう


ハイ!アタシはヒコクミンですよ(^^)




これが、彼らの刑法改正案です。

サナエちゃんも過去に同じような法案提出を企てたし、維新も同調しそうだし、このままだと由々しき事態になります。

こんな粗雑な処罰規定が出来ると将来に禍根を残しますから、真の愛国者は真っ当な「対案」を提示します。



現行の「国旗国歌法」を次のように改正します。

改正の要点は

・国旗と国歌の尊重義務条項の追加

・尊重義務違反の処罰条項の追加



先ずは、国旗も国歌も同等に尊重すべきであり、この改正案は片手落ち(敢えて差別語を使いますが)です。

故意に「国旗を損壊」した場合、器物損壊罪を適用すれば現行でも侮辱の意思の立証をしなくても最高三年の拘禁刑を課すことが出来ますから、実は国旗の尊厳をが論じているということ。


この改正案は「外国旗損壊罪」のカトペであり、二年の拘禁刑としているところも同じ。つまり、器物損壊罪よりも軽犯罪な扱いなのは、法益が「外交関係への忖度」に過ぎないからです、外国政府だけに親告権がありますが、子供じみた行為ということもあり実際に親告があったのは一件(中共)しか知りませんし、結果は不起訴。


実際の法運用も難しい。「侮辱目的」という内面意思の証明は面倒だし、思想信条や表現の自由との兼ね合いもあり、不毛の憲法論争に陥ることが今から目に見えます。


もう少し、、、、「国章損壊」も処罰対象のようですが、日本国国章ってありましたっけ?

一般には「天皇家家紋」だと理解されていますが、十六葉八重表菊紋が「慣例としての国章」だとイワレテイマス。

しかし、実際に国章が使用されているのは御料車のプレートや賜盃くらいで、、、、パスポートの紋章は、十六葉一重表菊紋であり、これが使用された経緯に鑑み「慣例としての国章」ともいい切れない。

仮にも、国章損壊で処罰しようとすれば、必ず「不敬罪」論争を産みます。それはそれで面白いが、、

国章損壊を処罰したければ(アタシは尊重すべきと思いますが)真っ当には、国旗国歌・国章法に衣替えしてからですよ。

今のままでは、立法事実がないのに処罰規定を定めるという奇妙なことになります。



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