2025年11月17日月曜日

盤上の向日葵と爆弾

 



いずれも最近公開の話題作。映画の原作にコミックが跋扈するもんだから、、、小説がオリジナルならばって

柚月裕子さんと呉勝弘氏のそれなりのミステリー系なんですが、、、映像化されるときに多少のメイキングはママあることだが、なかには原作者の了解がどうかしらないが、まったく違うエンディングになったりとか、、、、


前者はさすがに犯人までは改変していないが、物語の構造はかなり変わってしまった。改悪とまでは言わないが、多様なストーリー展開の余地を残した柔構造な作品ということかな?

今時は絶滅したであろう真剣師(賭け将棋師)が登場しているから読みもし観もしただけ。


他方で、後者はオリジナルの建て付けのまま揺るぎもしていない。いじりようがないということだろうが、連続爆破魔との白熱の尋問の格闘技。

言葉の残片に潜む事件の真相のさまざまなピースを探し当てる、、、しかし、そこいらだけにチカラを入れ過ぎて、真犯人に肉薄する部分が言葉たらず。

犯罪にもトライアングル理論が成り立つと思えば、

動機

機会

正当化、、、についての論述があって然るべきだが、そのあたりのバランスが良くない。


どっちも、今年のベストテン候補にはならないなあ

しかし、佐藤二朗さんのベスト(サポーティング)アクトレスに一票!!

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