2025年11月15日土曜日

岩窟王、、、最新版

 



巌窟王は、ディマの「モンテクリスト伯」の黒岩涙香さんの名意訳。

主人公のエドモン・ダンテスが、絶海の孤島の石牢に幽閉されていたからだろう。



いつの世にも悪が絶えないが同時に冤罪も絶えない。

正かるべき正義だって時には盲いる。

鬼平が無実の罪人をつくったかは記憶にはないが、今の世は(今でなくてもだが)普通は私的救済は許されないから「復讐」って事になる。

誤審はさておき、犯罪事実をでっち上げて、死ぬ迄幽閉って法治国家のやる事ではないが、当たり前のように行われていることは、実に恐ろしい。


誤審があるから「死刑廃止」って論理の短絡だ。

誤審がありうるから再審制度の見直し、、、これまたどうかしている。

そんなことよりも「ディスカバー....証拠開示制度」の導入による誤審の可能性の排除でしょう

双方の情報の非対称性が極端なんだから、検察は知り得た情報を全て、、、不都合な事実を含めて全部曝け出せ!ってこと。

隠せば、、、ことは簡単。

適正手続き違反で原告無罪です。


当然ながら、冤罪であれは国賠対象ですから、ダンテスを島送りにした三悪人も処罰されて当然だし、倭國の国家賠償でも、そういう仕組みはあるにはあるが、、、国費から賠償はされても、当該公務員の処罰例は聞いたことがない。


おフランスでのモンテクリスト伯の文藝的評価はよく知らないが、フランスの「忠臣蔵」みたいなものかしら?

三時間に及ぶランニングタイムにも関わらず、興行は大成功。確かに爆睡はしなかったが、中堅実力派の役者揃いだからか、、、地味にオープニング

アタシだって、知っている俳優は、ダンテスを演じたピエールニネだけ。後の方々はフランスでは知名度があるんだろう

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