余計なお世話だが、二人説から五人説まで、、、稀代の大歌人なんだからと言っても、私生活までまる裸にしてやる風な万葉学者は、今時の芸能ジャーナリストと大差ない(^^)
妹等がり 我が行く道の 篠ススキ
我し通はば なびけ篠原(万葉集巻七 読人不知)
比較的有名な万葉和歌
一面の篠薄野を駆け抜けるように彼女の元へ
行手を遮るような篠の群生が鬱陶しい
邪魔だ!道をあけろ
なんて、、、躍動感と溌剌とした秋の恋歌。
昨今は、命令口調はなんちゃらハラらしいが、なんとも偏狭な発想。この命令形だけがいのちな和歌です。
命令形で終わる和歌自体が珍しいし、靡け◯◯ なんて万葉集ではたった二首
この石見相聞歌は、高校の時の先生が、自分の感度を押し付けんばかりに解説した事を未だに覚えている。
都への単身赴任かなあ?
それとも地方勤務が終わり都に帰るのかな
なんにしても愛する妻(愛人かも?)と別れる羽目になる。
後ろ髪引かれる想いで、振り返り振り返り、、だんだん遠ざかり、彼女の姿は山かげに隠れてしまった。
山よ!ひれふせ、彼女の姿をもう一度見たい。
歌聖人麻呂の絶唱です。
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