受刑者の社会復帰プログラムに、文化的な活動を取り入れているのが欧米。
相応の効果をあげていると言われるが、全員がその恩恵にあずかる訳でもなく、大半の犯罪者は歯牙にもかけない。
かかるが故に、、、砂漠に水を撒くようなものだが、それでもひとりでもふたりでも更生の道を歩くようになれば、それはそれで意義のあるプログラムだと。
そういうものなんだろうなあ
一方で、倭國は更生よりも応報
社会復帰のための職業訓練コースはあるにはあるが、今の社会が喉から手が出る程必要なスキルを身につけるものでもなく、況んや文化芸術活動なんて、、、
欧米の映画構文のひとつに、このRTA(Rehabilitation Through the ART)のジャンルがある。
芸術活動ではないが、娯楽系ならば受刑者のフットボールチームが大活躍したり、ドラマ系ならば演劇をやる。
経験がないから想像で言えば、舞台の上で自分でない何かを演じる事で、自己浄化と再生が図れるらしい。
過去に観た映画ならば、
アプローズ・アプローズ
塀の中のジュリアスシーザー
今回は「シン・シン」
舞台はハドソン川沿いのNY北部の重罪犯を収容する刑務所
演じるのは、、、なんとまあ As himself
元受刑者が本人役で登場する。
プロの役者ではないが、それなりに演技のトレーニングを実践的に受けてきたから素人芝居と嘲笑してはならない。
本物の感動かな
主役の元受刑者は、オスカーの俳優賞にノミネートされました。
なお、カバー写真ですが、通常映画として一番長いタイトルの一つとされる、、、これもRTAのひとつですが、史実てはない
場所は、シャラントン精神病院
演出は、サド公爵
主な登場人物は、マラーとシャルロットコルディ
The Persecution and Assassination of Jean-Paul Marat as Performed by the Inmates of the Asylum of Charenton Under the Direction of the Marquis de Sade
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