彼が、歴史上最大クラスの著名人である理由は「死後再生」にある、、、と思う
あのまま盗人たちと同列に磔になっただけなら、羅馬年代史にコラム程度にもならない。
処刑後3日の後の「復活」という事象こそが、世界宗教への第一歩である。
聖人と言われる使徒たちだって、この「事象」があってから、心を入れ替えて死を賭して各地に布教に出かけたのである。
従って・・・・・彼の「伝記」のキモとは、
馬小屋で生誕を受けゴルゴダの丘で処刑されるまでの30年あまりではなく「復活してからの40日間の行状」である、、、が、内容的にも分量的にも福音書の記述が貧弱なのは不思議としかいいようがない。
逆に言えば、あまりになにもないというのであれば、創造的創作をやってみようって・・・普通芸術家や宗教家はそう考えるものだが・・・・・
彼をセンターにした映画作品を思い浮かべています。
総数は多くありませんが、それなりに力作ぞろいで、いわゆる「伝記映画」の体裁です。
描き方に多少の視座の差はあるが、共通して「復活してからの行状」を描くものではない。
実に不思議なことだ。
その理由を浅学非才ながらつらつら思うに・・・・やっぱり「カラマーゾフの大審問官」なんですよ。
ドストエフスキーは、教会という体制の中で今頃お出ましされると我々は迷惑ですって・・・
教義の神秘の部分は、現実に見せてしまえば有り難みがない。
だから、復活後のイエスはあまり話題にしてほしくない、、、ってことかな?
しかし、どの世界にも天邪鬼はいるものです
史上初(知るかぎりですので、すでにあったのかもしれませんが)の「復活後のキリスト映画」の登場
復活(RISEN)
困ったねえ(苦笑)
これ以上のものがない最高最大の神秘劇のはずが、齟齬感とか違和感とか脱力感とか・・・そんなものしか思い浮かばないくらいの出来栄え、、、なんせ観たのはかなり昔のこと
興味があれば、アマゾンプライムにはあります
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