2025年6月14日土曜日

ぶぶ漬け

 


アタシは辛辣な映画批評に躊躇しないが、面罵的な雑言まではしない。卑しくも映画人達が精魂込めた成果物ですから、、、ボロッカスに言うならアンタが作ってみろ(監督やってみろ)よ!って

でもこれは映画作品としては如何なものか、、批評にすら躊躇する



一般的に言われることは、京都人は外ヅラはともかく内ヅラは悪く、本音と建前が違いすぎて心底排他的。洛中のど真ん中に三代住んでやっとサークルの入り口に立てるって難儀な世界

かの細川護煕氏曰く、、、家宝めいたものは全部戦乱で焼けました、、、彼の言う「戦乱」は応仁の乱のこと。太平洋戦争なんかがアタマに浮かぶようではまだまだ(^^)

つまり時間軸やら感性があまりにも違いすぎるのよ


この映画が洛内で上映されたかどうかは知らないが、洛中の町衆のコメントは聞かずとも分かります。


ほんに京都のことようわかってはりますなあ


この台詞を底意地悪げにまったるく言われたら、、、意味を知らないと嬉しくなるし、知ってれば微苦笑するしかない。無論かれらは後者の意味です。



ヒロインは十三代続く京扇の老舗に嫁いだコミック系ライターを生業とする江戸女

洛に惚れ込み、洛のためにと、、、やることなすこと空回り。

一体、どう起承転結(ストーリーのオトシマエ)をつけるんだろうと、、ハラハラドキドキ。唐突にエンドマーク


極私的プロ映画批評家的には、製作サイドが破綻して途中で投げ出したとしか思えない。

素材的には面白いし、調理のやりようはいかほどでもあるだが、、、、とりあえず観客はいましたよ、それも信じ難いほど



洛中の慣わしに、毎月の一日と十五日にはお出入りのお店から赤飯が届けられる、、、ってこれは知らなかった。

京伝統ならば、アタシが知らないはずがないが、、、やはり十数年前からの新しい伝統らしい


ところで、、ぶぶ漬けって?

単にお茶漬けのことです



みどこは、室井滋さんの嫌味たっぷりな演技だけ(^^)



0 件のコメント:

コメントを投稿