原作は刊行時に読んだ。
短編連作歴史ミステリーなる触れ込みで、直木賞も受賞したりとかそこそこの支持を集めた。
今回映画化されたが、原作の雰囲気は壊してはいないものの、ミステリーテイストでは無くなった。荒木村重なる謀反人の内面探究とも言えないし、、、群像劇としてはものたらないし、なんだか中途半端。だが尺だけは長い
アタシが途中で爆睡するのも致し方ない。
なもんで、映画自体はあまり話題にせずに、、、
キャスティングからすれば主役は荒木村重だが、原作は謀反を止めるように外交交渉に来た黒田官兵衛の方にヒカリが当たる。
村木は摂津の国侍で池田氏の家臣であったが、主家を乗っ取りその後信長に重用された、、、理由は判然としないが叛旗を翻す。
そこに乗り込んできた黒田は播磨出身の智略の武人。荒木はなんとか味方にしようとするが、、、頑是えず。
本心かどうかはなんともなんだが、拒否の理由が「摂津の国侍は播磨人とは相容れないトカナントカ」って映画の台詞。
これって実によくわかるのです(^^)
兵庫県は(多少不正確ですが)兵庫五国といい、摂津、播磨、但馬、丹波、淡路からなる。
幕藩体制下の旧国が明治体制の道府県にどのような経緯から移行したかはそれぞれにドラマが有る。
委細は兎も角、仲の悪い摂津と播磨を一緒にしなくてもって思うし、摂津はやはり気位が高く他を馬鹿にとまでは言わないが、マウントを取りたがる。
播磨はまだ視野には入るが、但馬以下は無視、、、六甲山の向こうは日本海のすぐそばくらいにしか思っていない。
自動車のナンバープレートの地名一覧にもそんなこんながありそう。
ご当地ナンバーは別にしますが、
京都、滋賀、奈良、和歌山は全県一区。大阪は規模感から、大阪、なにわ、和泉に分かれます。堺ナンバーもありますが、実はご当地ナンバー。大阪市民は「なにわナンバー」で「大阪ナンバー」が使えるのは、大阪市の東や北あたりの住民とは変なネジレ
さて、兵庫県は神戸ナンバーと姫路ナンバーだけ。
摂津を使いたかったかどうかは知らないが、摂津の一部は大阪府に属するから神戸にしたのだろう。その対抗上播磨ではなく姫路が順当だし、歯牙にもかけない但馬以下は最初からお呼びではなかった。
はなしを、映画に戻せば、村木は毛利の援軍を乞う為に伊丹城から離脱。卑怯にも愛蔵の茶道具と共に敵前逃亡とも、、、その後は茶人として世渡りした筈だが、映画では語られない。
一方で黒田は信長から寝返りを疑われ、愛息を殺される憂き目を見ることになるはずが、竹中半兵衛の才で一命をとりとめた云々で小説は終わる(と記憶している)












