2026年2月21日土曜日

名台詞の宝庫

 



ラブロマンスの極致の名作ですが、露骨なまでのプロバガンダ映画でもあります。
製作過程では完成シナリオが出来上がっておらず、手探りその場当たり的に撮影が進められ、ボガードもバーグマンも何を演じているのか皆目わからない。
43年(44年かな?)のオスカー作品ですが、戦時中だからプロバガンダの一環も後押ししたのだろう。


後年、バーグマンが始めてフルに鑑賞して・・・・曰く「こんな素晴らしい映画だったの!?」

名台詞の宝庫といわれる部分には、激しく同意しますが、映画自体はそれほどでもない。

しかし、映画の持つ「娯楽性・大衆性・感情移入性」なんかに重きを置けば、やはり素晴らしいのです。


"Here's looking at you, kid."


"Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship."


"Play it, Sam. Play 'As Time Goes By."


"Round up the usual suspects."


"We'll always have Paris."


"Of all the gin joints in all the towns in all the world, she walks into mine."


映画史上の名台詞といえば、なんとベスト百位までにこんだけも入ってしまう。
このランキング自体、アメリカンとの感性の違いをまず感じてしまうのだが、、、



君の瞳に乾杯!って字幕を見れば、なかなかの名超訳だと思います
単に「友情」の始まりっていうんじゃなくて、アタシなら「腐れ縁」と訳したくなる
一般には play it again sam だと・・・・思っていたが記憶違いのようです
次はよくわかりません・・・・
巴里・・・云々はいい台詞です。

すがりつくいいオンナをつき放つように別れる時には最高の台詞だが、決して残酷ではない。
最後もいい台詞ですって酒飲みはそう思う。



追記


カバー写真の映画シーンでのバーの経営者リックと若いオンナのやりとり(オンナの台詞は字幕版で)


昨日来てくれなかったのね

That’s so long ago,I don’t remember.


明日は逢ってくれる?

I never make plans that far ahead.


字幕は対句的な洒落た表現だが、、、オリジナルの英語は即物的だ

別に面白くもなんともないなあ

2026年2月20日金曜日

宗教法人税制

 歴史的にも人格的にも偉大な方々が、宗教者の中に数多おられることは承知しているが、、、別に優遇税制があったから、生まれた訳でも無かろう




明治初期の攘夷に端を発した王政復古論は、とんでもない熱病を蔓延させ、あまたの宗教遺産を灰燼に帰して 、あるいは海外に流出させてしまった。
そんなことより、情けないのは宗教弾圧(廃仏毀釈)に対して宗教者の矜持にかけて信仰心を全うしなかった僧侶たち。
唯々諾々と還俗し、あるいは神職に衣替えし恥じ入ることを知らない。
中には仏の教えに殉じた宗教者もいたかもしれないが、歴史の遠景でしかない。
嵐が収まれば、またぞろ坊主稼業の再開となれば、そりゃ檀家の信頼を得ることはできっこない。
それが現在にまで至り・・・憲法上の「信教の自由」を隠れ蓑に宗教ビジネスを家業的に展開する存在でしかないって、言葉が過ぎるかな?

しかし、正直にいって、信仰ではなくシノギ。

だっから「信教の自由」なんて、、、なんとも大袈裟な。西洋のキリスト教徒とは流した血の量がまるで違うのです。



宗教法人税制改正が唐突に浮上した。

野党となった某党はカラダを張って反対するし、かの戦闘的な京都仏教会は、観光税反対の時みたいに拝観拒否なんてやるんだろう。

多分、税制改革はうまくいかないだろう

だって「かまえ」が小さいから、適当に妥協するしかなく、それじゃなんにも残らない。


税制の基本は「簡素、公平、中立」と加えて「透明」

このプリンシプルに違背する税制は、悉く問題があると、、、大上段に(^^)



to be continued 



2026年2月19日木曜日

オリンピックあれこれ

 


四年ごとの俄かウインタースポーツファンにすぎないが、健闘するさまや日章旗掲揚の栄に浴することは、素直に喜ばしいし、慶賀の至り


今回の冬季五輪は、参加選手の男女比率は概ね五分五分になり、ジェンダーフリーが実現した、、、とかなんとかIOCは胸を張るが、、、、それも「慶賀」かなあ?

選手以外の参加者(役員なんだかと)は、男性の方が遥かに多そうだし、競技の中身を細分化し無理やり女性参加種目をつくるのは五輪の肥大化の弊害もある

そもそも、クラシックグリースのオリンピックは男性のみのスポーツ大会だったし、中近世においても、戦争とスポーツは男性貴族の専有物だったというのは、、、、実はウソなんですがね(少なくとも前者には誤解がある)


オリンピックは元来は主神ゼウスに捧げる神事である。ゼウスはオンナ好きの割に恐妻家でヘラにアタマが上がらない、、、なんて文脈で考えれば、ヘラに捧げるスポーツ大会があって然るべきだし、それは女性だけの競技大会であり「ヘライア祭」と言われた。


参加人数だけでジェンダーフリーのメルクマールにするのは、帝国陸軍の悪しき「員数主義」と変わるところがない。


個人種目に加えて、、、


男子団体

女子団体

混合団体、、、なんてやらなくても

冬季のマイナー競技はいくらである。例えば


アイスクライミング(冬のボルタリング)

アイスバレーボール(ビーチではなく雪上)

スノーフラッグ(ビーチじゃなくて)

あとは、、、雪かきとか雪合戦


別に面白がっている訳ではなく、それなりの遠謀があっての発言です。






2026年2月18日水曜日

極私的、、、、版

 


毎年恒例の「田辺弁慶映画祭」つながりのメンバーたち(ざっと50名くらい)によるたわいないお遊びの結果が纏まりました。


以下が結果の概観


それぞれがベストテンを選ぶのですが、延べ160本の作品がテイクノートされています。
アタシの場合その半分は観ていなし、その中で半数はたった一人の選者の投票だし、それがまた結構高評価なの。価値観は実に多様だということだ。


多くの選者から選ばれ高く評価されるのがベストテン候補者になるのですが、委細は貼り付け画像の通り。

7位迄は10名以上の選者の支持を集めていますが、アタシの「推し」は三本しかないので、アタシってかなりなマイノリティです、しかし視座を変えれば選んだだろう(なんで外したのかなあ?)って作品もかなりあります。

しかし、「国宝」は選ばないし「サブスタンス」のグロテスキズムは嫌いだ。


そうそう、興収ダントツのアニメは、たった一人がベストワンの評価でした。



2026年2月17日火曜日

クライム101

 




タイトルに予備知識がなくて、、、数字は国道◯◯号みたいなもの。横断道路は偶数、縦断道路は奇数らしい。
かつて「ルート66」という大人気なテレビドラマがあったし、101(ワシントン州からカリフォルニア州までの国道)なるテレビドラマ同じように喝采を浴びたことがある(日本では放送されなかった)

けだしアメリカンはクルマ社会だという事。


アタシはあろう事か、ワンちゃんが百一匹なんてことに条件反射(^^)


多少冗漫なクライムサスペンスですが、実力俳優を揃え込み入ったプロットでが、ストーリーが破綻した訳でもない。

原作者は犯罪小説の大家です。

カバー写真の俳優さん達は、立場はそれぞれ違うのですが、故あって一千万ドル強の宝石の強奪に絡み合うのです。

以外に、モニカバルバラ(あのトップガンのフェニックス)も然るべき役割で登場するのですが、犯罪とは無縁ですから、可哀想にポスターからは割愛されました。



予定調和的なエンディング

それぞれに相応しい「報酬」をえたようです。

しかし、獲物は「ラフカットダイヤ」

取り扱う宝石商は限定的なはずだから、換金するのは大変じゃないかなあ

2026年2月16日月曜日

忘れられたい

 



ヒトザルの歴史は権利の種類の膨張と義務の喪失らしい。

新しい権利の類型は「忘れられる権利」とやらまで生んでしまい、欧州発のエキセントリックな思想だけがスタンダードになるのは如何なものか?
誰が焚きつけたのか、つまらんと言えば物議をかますし、本人の気持ちも分からんでもないが、、、訴訟提起を行い最高裁まで。
最終的に敗訴し、騒がなければ余計な詮索をされずに済んだかも(事案としては、過去の児童買春の事実をネット空間から抹消して欲しい、、、というムシのいい要求)

控訴審では「忘れられる権利」は権利とまでは言えないと断じましたが、最高裁はその点については口をつぐんだ、、、というか「プライバシー保護と表現の自由」の利益均衡判断を行うという通念的な立場に立ったということ(平成の終わり頃の判決)


アタシなら「忘れさせる義務」を判決要旨の傍論で本論以上にチカラ入れて書きます(^^)

ビジネス文書管理に詳しいと当然の事と理解できるはずですが、文書作成責任の最後は「廃棄責任」である。言い換えれば「廃棄基準の明示」
議論すべきは、新しい権利の類型を認める事でなく、サイバー空間の整理整頓の義務なり廃棄のルール作りである。

理屈は簡単で(不特定多数なのでシンプルにつくるしかない)

1)サイト運営事業者は格納或いは掲示される情報の合理的な保存年限を使用許諾同意条項に定める
2)利用者はデフォルトの保存期間に関わらず合理的な期間に限り延長または短縮できる。
3)延長回数に制限を設ける

言ってみればサンセット法だということ。
情報武装化も一定の水準になれば情報の削除にまで視野が及ぶとされますから、斯様な議論が出来るようになれば多少は進歩したという証です。

2026年2月14日土曜日

闇堕ちした守護神

 




普通は、ヒマワリのバッジをつけた専門家の事を言います。
ジンケンハと似たところがあり・・・依頼人の利益を守るためにはなんでもありな職業モラルは同じだし、その手練手管の非常識なまでのあざとさも似てます。

刑務所に行かずに済むあるいははやく出してくれるように汗かいてくれるコンサルタントは有難いだろうが、もっと重要なのは「カネメ」だ 


いつまで国税庁はお目こぼしをするつもりかね?
徴税権力の怖さは一般的には無類なんですが、何故か893、同和、宗教法人には甘い(らしい)
893税務って、一風変わった建てつけ・・・と言うか元来網掛けをするつもりも無かったようです。

任意団体の扱いですから、特段課税対象となる収益事業を行なっていないことになっている。
実際はあるはずだが、CODですから極めて補足が難しい・・・と言うのが行政の言い訳(実際は報復を恐れているだけとも言われますが)
法人登記が出来なくとも、法人格なき社団法人ですから、子供会やPTAみたいに会費を集めることはあってもいい。上納金と言えば分かりやすいが趣旨は運営経費だから、収入ではないとされる。
どんな組織でもおこずかい帳くらいはあるだろうから、克明に調べれば、親分の収入であり、豪邸、高級車なんかに化けているのは明白で課税回避していることはすぐにわかるはずだが・・・・上記のような事になる。

昨今は、多少腕力を振るい出したから、ソロソロ守護神は「会計士」にバトンタッチかも知れない。
昨今は、どうしようもないハコ企業に無限定の監査証明を出す事を生業とするCPAまでがいます。

闇堕ちした専門家ほど手に負えないものはない。


注記

CPA資格者は自動的に税理士業務資格を付与されたが、最近ルール改正があり、一定の研修を受講する必要がある。受講する以上終了試験もあるが、難易度まではわかりません

テロリズム

 



フランス革命のジャコバン党による「恐怖政治」に由来する「テロリズム」

--
政治上その他の主義主張に基づき、
国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で
人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊するための活動をいう。
--

特定秘密保護法第12条記載のテロリズムの定義はこうなっている(他に定義らしい条文は見当たらない)

誤解しやすい法律用語である「又は・若しくは」が何度も使われていますが、その違いをサルでもわかるように説明・・・ってこれは難しい

単純に言えば「大きくくくるか、小さくくくるか」の違いであり、数式で言えば、中括弧{ }が「又は」であり、小括弧( )が「若しくは」である。

複雑な説明が必要ならば以下の通り(意味不明なままの引用だから読み飛ばしてください)

選択的に並列される事柄がお互いに単層的かつ並列的な関係に立つ場合は「又は」
選択的接続が二層構造となっている場合
含まれる側の接続に「若しくは」を使用し、含む側の接続「又は」を使用する。


以上の知見を元に「テロリズム」を解釈すれば・・・

まず一定の「背景」が必要です。それが無ければ単なる刑法犯罪
そして「目的」があり、ここの部分の解釈がキモ
「A若しくはB 又は C若しくはD」という構造ですから、テロリズムの目的は大きく言えば「ふたつ」あるってこと。

1)自分の主義主張を意に反してでも服從させること
2)社会不安あるいは恐怖心を醸成すること

その目的実現のための「二種類の活動」を行います。

1)殺傷すること
2)物を破壊すること

言ってみれば、殺人、傷害、器物破損(含む放火)・・・多くの刑法上の重犯罪が該当しますが、
単なる刑法犯として処罰されるか社会的にもテロリストとして断罪されるかは、この定義の該当性如何ということになります。
接続詞の使い方を誤解して解釈なんかしちゃうと・・・・それって広義の「冤罪」ですよね。



さる一月に一審判決。被告側(被告自身よりも被告代理人の思惑かも?)が量刑不当を理由に二月始めに控訴。

一審判断には特段のコメントはなく、社会的な反応にゲンナリしただけ(況やコンスピラシーには与しない)


苟もひと一人が殺された訳であり、一般的に哀悼の念があって然るべきだ。冷やかに対応するのはひとの道に反するし、たまたまの地位や職歴に鑑みて「テロルの犠牲者」のように悲劇仕立てな殉教者に擬するのもいかがなものか。政治家の不慮の死は全てテロリズムの結果ではないし、戦前の宰相殺傷事件や浅沼社会党委員長刺殺事件とは一線を画します。


2026年2月13日金曜日

東風吹かば

 



おもひおこす、、、のが梅の花と長らく間違って覚えていたのは赤面の至り。
和歌集により多少の異同はあるが「匂いおこす」ものらしい。
京の都から薫風が吹けば、都の旧宅の梅の花よ
幽閉された西方まで香りを運んでおくれって、、、切なくて和歌らしい。
でも「思い起こす」のも悪くはないが、、、
まあ、過ちはそそくさと改めて、枕はこれくらい。


謡曲「老松」の舞台は太宰府。

ここに紅梅殿なる御神木登場
飛梅伝説に名高い梅の古木って触れこみなんだが
太宰府には白梅も紅梅も入り乱れているが、飛梅は「白梅」のはずだ。

太宰府の飛梅は樹齢千年らしいが、この手の話は大抵サバ読み

道真公の頃は中華趣味で梅は紅であったことは確実だし、清少納言だって「濃きも薄きも紅梅」とかいてますし、源氏に登場する柏木の弟も、紅梅大臣

王朝美学は紅梅に限る

かかるが故に、、、この謡曲の出来た室町期は紅梅であった可能性がたかい。
しかし、江戸時代には王朝美学も忘れ去られ、誰がが和趣味の白梅にすり替えたのでしょうが、迷惑なことをしたものです。