聴覚 / hearing
嗅覚 / smell
味覚 / taste
触覚 / touch
あとは言わずと知れた「視覚」
古典的な感覚分類であり、現在では更に細分されるそうだが、この五つが等位というわけでもなく王朝和歌世界だと「視覚・聴覚・嗅覚」にほぼほぼ限られる。
味覚の和歌も色々ありげだが、あまり思い出せない。
ひのもとに
はやらせ給ふ
石清水(鰯みず)
まいらぬ人はあらじとぞおもふ
レディムラサキの即妙歌と思い込んでいたが、和泉式部作らしい。
宮中住み込みのキャリアウーマンは、鰯みたいな下魚は口にしないものだが、式部は大好き。
ある日それがバレて冷やかされたが、座布団三枚!な才気煥発なんですが、あまりエレガントではない。
この気分は、和泉式部じゃないだろう
そこで、数少ない触覚の和歌
黒髪の
みだれもしらず
うち臥せば
まづかきやりし人ぞ恋しき(後拾遺 和泉式部)
黒髪に触れるってかなり官能的です。
それを更に官能的にしたのが...
かきやりし
その黒髪の筋ごとに
うち臥すほどは面影ぞ立つ(新古今 定家)
かきやりし黒髪の触覚は、、、エレガントの極致。エレガントとは「官能的だが、上品」という意味
どちらも黒髪の触覚に愉悦したのはオトコ、、だと









