2026年4月18日土曜日

旧宮家(2)

 


日本国の歴史と伝統は「男尊女卑」って、、、誤解も甚だしい。正確には「男先女後」だ。

儒教伝来以来、千年余りの時をかけないと儒教的な身分感が醸成確立しなかったって大変な事実だ。鎌倉期までは法的にも社会的にも男尊女卑とは言い切れない。一族の当主に女性はめずらしくないし、、、江戸期にはいり、法的な取り扱いは兎も角社会的には女性の立場は結構強かった。

甲乙比し難ければ、男子優先長子優位程度のはなしである。女性が無能力者なみの扱いをされるようになったのは、明治期の法制による。


明治期に入り「女卑」が盤石になったには、それだけの理由がある。

牝鶏晨、、、、雌鳥が時を告げると世の中が乱れる。西太后や閔妃が統治のカシラとなり、最後は国を滅ぼす一因となったではないか。

この頃、皇統譜の最終的な吟味が行われ、女帝として系譜に載せるべき英明であった女性を駆逐したのも、そういうことに違いない。


しかし、刷り込まれた誤解というのは恐ろしく、事実を冷静謙虚に眺める理性までも失われた。



旧宮家(1)

 



案外事の経緯を丁寧に教えてもらっていない。

陛下の御親類なんだから、皇位の継承もありかな?って、それはまあその通りなんだが、、、、
はなしはそんなに単純ではない。


皇位継承ルールは皇室典範(旧ルールと戦後の現行ルール)に準拠する。

それ以前は「養老律令の継嗣令」によるが「女帝の子女も親王や内親王に宣下される」とある。つまり皇位継承の可能性があった訳だが、実例は聞き及ばない。


その後15世紀頃に世襲親王家の制度が定まり、天皇家のバックアップとして四つの親王家から三人ばかり皇位継承がなされたが、旧皇室典範制定時にこの制度は廃止となった。

ちなみに今の天皇は閑院宮(新井白石の頃に創設)のご出身である。


明治帝の時代、皇太子が病弱である事等より皇位継承が危惧され、宮家の新設が相次いだが、結果として世襲親王家である伏見宮の血統ばかりとなり、閑院宮の血統との縁の薄さを回避する為だとおもうのですが、明治帝の皇女(内親王)が伏見宮系の宮家にお輿入れする例が相次いだ。





税率 8%

 



其々の定義はちゃんとあるにはあるが、必ずその中間みたいなものがある。
書籍と雑誌の中間には、ムック本
雑誌と新聞の間には、、、、消費税軽減税率が適用されれば「新聞」と呼び、以外の新聞は、さてなんと呼べばいいのかなあ?


考えるに、本当に食料品が軽減税率適用外(非課税)となれば、新聞だけがその対象となる、、、って違和感を感じない方がどうかしている。

ならやめるか?!ってことになり、新聞協会は必死の防戦中(かなり見苦しいゲリラ戦をやっているらしいが、そんな事はメディアはあからさまにはしない)


そもそも「何故に軽減税率適用か?」と言えば、活字文化は「思索のための食材」という建て付け。

言い換えれば「ヒトはパンのみに生きるにあらず」って事

至極もっともらしくて非課税にすべきだという理屈も成り立つかもしれないが、ならば雑誌や書籍が除外されている論拠がおかしくなる。

新聞を読んで思索なんかした記憶は微かだし(軽減税率適用外新聞なら多少はあったかも)、雑誌や書籍でも思索のよすがになるものはどれだけ刊行されているのかね?


とかなんとか言い出すと、家計に占める広義の食料品の半分は、外食、調理済食品、嗜好品(酒類、菓子、飲料水)である(総平均化すれば逆に実態が曖昧になるが)


やっぱり、簡素、公平、中立という税制の基本理念に照らしてよく考える方がいい。





2026年4月17日金曜日

ケルン75

 



1975年1月25日

ケルンオペラハウス(長く大聖堂が会場と勘違い)
キースジャレット(当時30歳)は、歴史的とも言える即興ソロ演奏をやってのけた。

弾き出しのモチーフは、開演のチャイムって微苦笑です



指定したベーゼンドルファーのフルスケールグランドピアノは行方不明で練習用のベビーピアノで代替するしかない

調律はボロボロでペダルの効きが悪すぎる
演奏開始は、通常プログラム終了後の深夜11時



なんとも、学園祭のロックコンサートのノリでのプロモートは当時18歳の女の子。

幸いにしてチケット完売となり、このアルバムは最高に売れたピアノソロアルバムとなり、未だに歴史的名盤と言われている。

彼女はその後自身のレーベルをつくり、音楽業界で活躍されました。



このドタバタ悲喜劇のような実話が映画化され、、、なんとまあ小屋は満席。

映画としての出来映えよりも、かのコンサートの「裏話」が垣間見えるって事だけで、ファンなんだろうなあ、、、善男善女が足を運んだのです。

ロバの耳のアタシだって、このケルンコーサートとグールドのゴルトベルクバリエーションの二枚は愛聴版です。








2026年4月15日水曜日

鯉のぼり

 




原典は、江戸期の洒落本かなんかの地口だろう。
粋というよりも自虐的だ かも?

意味するところはさまざまということ


この界隈では、花見が終われば、鯉のぼりを川面に飾る

あの「屋根より高い、、、」🎵🎵って、そんな時代は終わった。



原典では、記憶によればですが、、、


江戸っ子は皐月の空の鯉のぼり 口先ばかりで腑はなし


よく言えば、口は悪くとも腹の中ではいつまでも根にもたないカラリとした性格って解釈もあります、、、が、素直に理解すれば「胆力」がないってことだ。

今時ならば、江戸っ子というよりも、そう言う職業人が闊歩していますなあ







アメリカン対イラン

 



「戦争」と書いてしまえばいいのだが、まあ言葉遊びです。土地勘の無い世界ですから、己れの理解の範囲でつらつら考えるに、、、、


そもそもが「イランの核装備破壊」が開始理由だったと記憶している。が、核の専門家はだれ一人イランの核武装は「今そこにある危機」ではないとおっしゃる


やはり「石油覇権争奪」だろうか?
今や、アメリカンはオイル&ガスの純輸出国。中東の石油がどうなろうと内国的には痛くも痒くもない。しかし、グローバル経済化のなかでは、他国の石油途絶のブーメランはアメリカにも帰ってくる筈だが、アメリカの手でホルムズ海峡逆封鎖なんていわれると気が狂いそうだ。



むしろ、イスラム神権体制が気にいらない?

祭政一致体制はアンシャンレジームには違いないが、他国に迷惑をかけない範囲で、それぞれが身の丈にあった政治体制を選択している限りはとやかく言う事でもない。


かくなる上は今回の本質は「ハルマゲドンを視野に入れた宗教的戦争」だと思うしかない。

不信心なアタシには皮膚感覚で理解出来ない世界だし、国史に於いても凄惨な宗教戦争の惨禍の体験を持ち得ない。

無論全くなかったわけではなく、、、


聖徳太子の頃の廃仏崇仏論

信長の叡山の山焼とか一向宗との争乱

明治初期の廃仏毀釈


しかし、どれをとっても、世界史で学ぶ宗教戦争とはレベル感がまるで違う。

我々には「終末論」は理解不能だ(仏教にも神道、更に儒教でもそんな概念はない)

キリスト教原理主義者、狂信的なシオニスト、イスラム急進派にとっては、むしろこの世の終わりは浄化された新しい世界(超自然的な何かの降臨ね期待)の始まりであり、むしろ嘉することだと思っている節すらある、、、

ハリウッドムービーにおいての終末論の世界は「核戦争後の荒涼な世界」って、スクリーンの中ならともかくリアルならばこれほど悍ましい事はない。


あってはならないって思う社会常識が、段々通用しなくなるような、、、恐ろしい事だ。

なんかよくわからないが、ローマ教皇とも「喧嘩」を始めたみたい



2026年4月14日火曜日

さくらから杜鵑へ

 




はな尽くしならば、桜の次は卯の花とか、菖蒲、藤の類いだが、、、

季節を代表させるには貫目不足だし、朱夏の季節なんか歌材にはならないし、、、加えて、いまやありやなしやの初夏の一瞬。


勅撰集の夏部の巻頭歌。

歌人にとって名誉だし、秀歌の代名詞でもある。

すっきりとしたスタイルが上品な和歌です(殊更な口語訳が煩わしいくらい)

思えば、桜散り初めてから、やたらと鳴き声が、、、


衣更(ころもがえ)なんて風情あるスタイルもなくなった。

別に四月一日(稀にワタヌキとも読みます。つまり綿抜き)に一斉に脱ぎ替えずに、汗ばむならば早い目に寒ければいつまでもライトダウンコートでって、、、合理主義的にはその通りだが「文化」の本髄はそんなもんじゃない。


アタシの唯一の初夏の装いって、、、とてつもなくコスパの悪いファッション

二日連続で同じネクタイだと朝帰りと思われるから、取っ替え引っ替え。だからこのネクタイの登板は年一(多くても年二)

さりながら、昨今は冠婚葬祭でもないとネクタイを着用しないから、全く出番がない



気取って言えば(多少違うが)

桜襲に花水木をあしらい、、、


2026年4月13日月曜日

今年も、、、定点観測

 

アタシの阪神間の下駄履きアパート界隈の見どころの桜ですが、また来年に逢えればいいなあ

それに、この時期だけやってくる無作法な連中が減れば、もっといいなあ

でもさくら百選に選ばれた、、とは言え、多くは古木(枯木)となり、次々と伐採され新規の植樹がおっつかない。いまや、新興の桜並木が台頭しつつある。



苦楽園口の橋上から甲山を臨む



夙川西公民館あたり



西宮浜から



芦屋カナルパークあたり



香櫨園駅近くの夜桜



芦屋川から六甲山系を眺む




最後に、、、我が家の寒村陋屋の代々の駄犬堕猫を葬った我が家の老桜木

御写真は非公開ですので、悪しからず(^^)


2026年4月10日金曜日

フランケンシュタインの花嫁

 


頃は19世紀の初め

レマン湖の近くの別荘地に集まった紳士淑女(、、、と言いたいが世間的には行状宜しからざる背徳者一派)が無聊のまま怪異譚をそれぞれに語ることになった。
そこでメアリーシェリーが語った怪談が、のちに「フランケンシュタインあるいは現代のプロメテウス」として刊行された。


ゴシックロマンとしてどの程度のベストセラーかは知らないが、過去百年であれ程映画化されるとはシェリー夫人は予想もしなかっただろう。

フリークスが登場する大衆迎合的なお手軽ホラー映画なんですが、昨今はアカデミー賞作品賞にノミネートされる程の作品も製作されるに至った。

何故にかくも反倫理的な人工生命創造に西洋人は憑かれるのか?

一神教のダークサイドだとしか思えない。神は一人しかいないならば、アタシが二番目の創造主になれるかも、、、って


the Bride!


なんとも豪華な役者を揃えたものです(オスカー受賞役者やノミネート役者満載)

製作費の相当部分はギャラに消えたかも、、、(^^)

内容的には「フランケンシュタインの花嫁」風ですが、さまざまな過去作品のオマージュ満載。

アタシ的には「俺たちには明日はない」を真っ先に頭に浮かべたが、、、そんなに単純なシナリオでもない。

監督はシナリオも手がけ、、どちらもさほどの過去実績はないのですが、一人三役に挑んだ主演女優(今年のオスカーベストアクトレス)と、なんでもこなせるカメレオン的な主演男優が作品に彩りと膨らみももたらした。





興収データは不詳だが、、、アタシとしては残念だが多分ハズレだ(シネコンは早々に打ち切り)

しかし、カルト的名品になる可能性は高いし、なって欲しい。