2026年2月4日水曜日

スーパーボウルウィーク(3)

 



ビッグイベントには、国歌斉唱が付きもの。

スーパーボウル史上の最高のパフォーマンスは、湾岸戦争時のホイットニーヒューストンと言うのが定説。

時期も時期だし、国歌の内容にも鑑みて、、、アメリカンフットボールという荒々しいスポーツに一番フィットしたんでしょう。

歌唱だけなら、アタシはジェニファーハドソン版が一押し。



加えて、フライオーバー(歌い終わるタイミングドンピシャで軍用機がスタジアムの上空を滑走する。けだし、国威の高揚ここに極まれり!)がより闘争心を掻き立てる。

聞き及ぶに、秒単位の精密な軍事的ロジスティックオペレーションの成果の賜物という事であり、決して雑技余興ではないそうです。

ブルーインパルスみたいな専門チームではなく、アドホックに機種や要員が編成されますから、かなり大変な作戦です。それをやってのける軍事ノウハウは、、、やっぱり凄い!



しかし、、、アタシが知る限り最高のフライオーバーは


マンデラの時代、フランソワピナールが率いるスプリングボックスはWCRで最高の優勝を果たしたのですが、その時のイベント


YouTubeのリンクが貼れません

映画「インビクタス・フライオーバー」で探してください(多分史実ではなくフィクションだと)




2026年2月3日火曜日

スーパーボウルウィーク(2)

 



対戦は、、、


ボストンのペイトリオッツ
シアトルのシーホークス


分かりやすい東西対決

いずれもポストシーズンの第一あるいは第二シードですから、順当に勝ち上がった。
順当とは有利の代名詞であり、ホームで試合が出来たり、第一試合がシードされたりとか、、、
逆に言えば、ワイルドカードから勝ち上がるってかなり大変だということ。

過去59回のスーパーボウルに出場したチーム総数は、延べ118チーム(の筈)
その中でワイルドカード組の優勝は11チームしかいない。


ポストシーズンに出場できるのは、地区優勝4チームとワイルドカード3チーム(2チームの時代もありました)

つまり、ワイルドカードチームにとっては、スーパーボウルはかなり狭き門だってよく分かります


実に面白いが、てっぺんに辿り着いた11チームの内7チームはスーパーボウルを制覇!

下克上のモメンタムってあるんですよ。


最近の最後の下克上は、数年前のタンパベイ。

ボストンから移籍したブレイディの有終の美


北平プロスポーツに限らず、多くの大会てワイルドカードシステムは導入されていますが、かなりな批判もある。各カンファレンス毎に3チームもポストシーズンに参戦するのは、いささか多過ぎるって、、、アタシもそう思います。


NPBのクライマックスシリーズもワイルドカードシステムの亜流だが、6チーム2リーグの規模で無理矢理やらなくても、、、ペナントレース負け越しでも、リーグ順位三位なら資格ありって、実にケッタイ


敗者復活の視点が悪いとは言わないが、興行の観点が強く出過ぎるのは如何なものか






2026年2月2日月曜日

スーパーボウルウィーク(1)

 



今年は二月九日(日本時間)に開催され、60回の記念大会(といっても還暦を祝う習慣がないから記念イベントはない筈)
15分クォーター制ながら、放映時間は三時間強、、、つまり、たっぷりCM放映で稼ぐ余地があるのです。

毎年50本余りが流され、、、CM枠の代金は30秒で800万ドル!
これに製作費やら出演者のギャラやら、、、なんとも試合以上な「ドリームタイム」

日本ではテレビ放映が途絶えて久しく、、、復活の気配もないし、楽しいCMは全てカットされます。
見たければ、YouTubeで観ることは出来ますが、、、ハードルが高い。

・知らない商品のコマーシャル
・出演者が有名ムービースターならわかるが、そうでない方も
・プロットには、往年の映画の名シーンなんかのオマージュが使われますが、知っていればニヤリなんだが





この年一月革新的なマッキントッシュコンピュータを世を問い、それに同期をとってのCMのオンエア

オーウェルの「1984年」なる傑作小説は盛名の割に読んだ人が少ない(英国ですら)と言われており、アメリカンがCMの作品意図を理解したかどうか極めて疑問、、、案の定初代マッキントッシュは余り売れなかったらしいが、ジョブスのことだから意に介さなかったにちがいない。


2026年2月1日日曜日

いまははるべと、、、

 




難波津(なにわづ)に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花


引き籠もりな冬が過ぎて、はな咲く春になったなあ・・って。リフレインの効きが実に素晴らしい気分の良くなる和歌


いまさら余計な注釈ですが「この花」は梅の花です。
花=桜って後世の話し
平安初期までは中華の影響もあって、花=梅(あるいは桃)
当然に冬が過ぎれば、最初に咲くのは桜じゃなくて梅に決まっている。
桃と桜の順番は・・・まあ色々あるが、人為的短命さにかけては桃に軍配があがる。
その一方で桃は艶麗無比という形容詞が実によく似合う。

大阪市には、此花(このはな)区と浪速(なにわ)区がありますが、
命名の謂れは当然にこの歌に違いない。
此花区には、

咲くやこの花高校
梅香中学校

なんて「歌尽くし」で教養の豊かが垣間見えます。
此花区って言えば、なんとなく下流イメージがあるが、それは思う方に知識がないからだ(笑)

多少の教養があれば、カジノなんか辞めろとまでは言わないが、夢洲には広大な梅林苑の中に数寄屋造の賭場をつくる方が百年の計にかなう

2026年1月31日土曜日

固形降水現象

 



冬の風景として、いずれが勝れる?

事更に優劣をことあげするものではないが、雰囲気として、霰が好きだ。


AIの講釈だと、、、

いずれも雲から降る固形降水現象ながら、その状態とサイズで区別される。

その通りで間違いはないようだが、即物的で情感が著しく欠如している。果たしてAIが恋の和歌なんか作れるものか?いや、つくれるだろうが読み手のこころに染み入るかなあ?

事実AIの和歌の解釈は、アタシの理解と真逆だ


名題の和歌は、訶花和歌集収録の和泉式部の作品

ある歌人によれば「雪」ならば情趣が深くなりすぎるし「霙」だと湿度が高くなり過ぎる。「霰」のようなある意味カラッとした情景を醸し出すのが、名手の腕だと


冬の暁月ころ

今宵も待ちぼうけみたい

竹の葉を打つあられを枕に寝ちゃうかなっておもうんだけど、一人っきりだからあのリズム感で目が冴えちゃうじゃない


かの和泉式部をすっぽかすとは度胸のあるオトコだなあって微苦笑しますが、代わりは幾らでもいるんだからって、彼女はサバサバあっけらかん(AIの解釈では、悲嘆の涙だとさ)

2026年1月30日金曜日

良き字をつけよ

 



丸谷才一さんが書いておられましたが、多分に誰かの受け売りで本人の新発見かどうかは、、、


曰く、、、お騒がせな主上には「尊」のお名前!
例えば、順不同ながら

後醍醐帝 尊治

後鳥羽院 尊成

そして親の因果で、、、流罪の憂き目な

順徳帝 守成

仲恭帝 懐成 にも「仁」はなし。


天皇家伝統の「仁」は清和天皇の頃に始まる定番なのですが、どこにでもへそ曲がりはいるのです

天皇家はみんながみんな「仁」を受け継いできたわけではないのだ。

かつては避諱なる慣習があり「仁」なんぞを子供の名前につけるなんて不敬の極みと言われました。

家鋪高仁

ふつうは「やしきたかじん」、、、と呼ばれていますが当時裕福だったらしい父親が然るべき方に命名を頼んだら、、、こんな不敬なことはない!と激怒し、戸籍上は「タカヒトでなくてタカジ」になっているそうです。

2026年1月29日木曜日

三つの鑑(鏡)

 



鑑....とは、昨今は鏡の字が使われますが、原典は鑑であり、こちらの方が居住まいをただしたくなる。


漢文を横書されると、素直にアタマに入らないが....

唐書、魏徴傳


徴薨、帝後臨朝歎曰、

以銅爲鑑、可正衣冠

以古爲鑑、可知興替

以人爲鑑、可知得失

朕常寶此三鑑

内防己過 今魏徴逝 一鑑亡矣



唐帝国の太宗皇帝(李世民)とそのベストアンドブライテストとの言行録が貞観政要。
必携の帝王学書と言われるが、普通にビジネスリーダーシップのハウツウ本。
かなりお手軽だからさらにその解説版までを必要とはしないが、結構書店に出回っています。

お手軽に得られる知識は所詮はその程度。


冒頭の一文は、皇帝の首席補佐官とも言うべき魏徴が亡くなり、それを述懐した太宗の嘆き節。
ボスにかように言わしめれば部下としてこれに尽きるものはない。

平明にいうと.....ヒトザルには大切な鑑が三つある。

我が身を写す姿見
歴史の移り変わりを述する史書
言動の範たる側近や友人

朕はその大事な鑑のひとつを失ってしまった...

確かになあ
服装の乱れはこころの乱れだし、顔付きに怒りや憂いが有れば臣下や民草は不安になる。

歴史に学ばす経験にしか...とはよくある話だが、
歴史に学ばないと経験すら活かせない。

最後は言わずもがな。


皇帝(リーダー)にはさしたる才能は要らない。

ただ佞臣を遠ざけて耳の痛いことしか言わないヒトザルを周囲に集める事

あとは後継者の目利きかな。

2026年1月28日水曜日

オスカーレース2025

 



とりあえず作品賞を中心に、、、、

最大枠の10本が選ばれましたが、期待の向きに虚しく邦画は全滅。冷静に見れば当然かも


ノミネート作品のうち、四本しか観てません。

正確には観る機会を与えられなかったが、毎年のことだから腹も立たないし、まだマシな方。


観た中では、、、


F1

ワンバトルアフターなんとか


は、極私的なシーズンベストテンにランクインしています。

フランケンシュタインは、悪くないがホラー系はお好みではないし、罪人たちは、、、居眠りもせずに観たから、でも特異な作風だし、再現すれば評価かわるかもしれない。



邦画興行界絶賛の


国宝

鬼滅の刃、、、


いずれもハリウッド映画感からは評価されなかった。

国宝の主題は「芸道」だろう、、、でも、あれは芸道映画じゃない。

鬼滅の刃は、、、アニメでしか表現出来ない世界だが、アニメでなくても表現できる世界こそが高く評価できます。

シネコンはアニメ作品が席巻してますが、漫画原作ばかりで私の目からすればかなり危うい。

あの「この世界の片隅」のような作品ならば、見解を改めますが、、、




2026年1月27日火曜日

サラエボの花はどこ?

 




声高に拳を振りかざすだけが「意思表示」でない。
日本のスポーツメディアだと、絶対に口にしない事を殊更に書いてみよう。

別に今回のミラノコルチナの参加選手がなんらかのアクションをしろと教唆しているのではないし、そんじょそこらのアスリートがやろうものなら笑止か売名

五輪のフィギアで金メダルを三回取る事は偉業だし二回でも大変な事
この二連覇の女王が、カタリーナビット
オリンピックでは、サラエボとカルガリーで金メダルを勝ち取り.....ヨーロッパ選手権では、勝っていない年の方が少ない。
しかし、彼女の最高のパフォーマンスは、突如出場したその六年後のリレハンメルのフリーの演技


この年の女子フィギアの三人のメダリストっていったい誰だい?
覚えているのは、ケリーマリガンとトーニャハーディングの痴話喧嘩みたいな確執くらいで、のちに映画素材にもなった。

カタリーナビットはメダルはおろか入賞にも届かなかったが、そんな事はどうでもいい。
初めてのオリンピックのサラエボが、戦火で蹂躙されたにも関わらず国際社会は無力。なかんづくIOCなんか興味すら持たない。
彼女一人が、銀盤の上でかの反戦歌に乗せて世界にアッピールしたのです。

だっから、、、声を大して、サイレントマイノリティは、記録より記憶!!