ヒカルくんが18歳頃のお話し。
まことに重要なモチーフやエピソード一杯の巻です。
大河小説の常として、食間のデザートみたいな幕間狂言バナシも結構ありまして、山場だけ追っかけて読むとか、読む順番を変えるとかが通の手口
序盤で言えば、桐壺、夕顔、そして若紫だけを読めばいい。
申し訳ないが、空蝉、軒端荻、末摘花なんかは、、、無視して構わない単なる通行人
そしてエベレストのような最初の山場が一気にくるのが若紫帖
藤壺女御への恋情抑え難いなかで、夕顔と遭遇し一気に燃え上がるヒカル君だが、デートの最中に物怪だか生き霊に魅入られた夕顔は頓死し、心労で病臥に伏し転地先で遭遇したのがまだ幼い紫の上、、、というのがイントロダクション
実は彼女は藤壺の姪にあたり、一目見てロリータコンプレックスの制御が効かなくなる。
なんとまあ、幼児拐かしと天皇の奥様への不義密通を同時に起こすなんて、、、かようなスキャンダラスな主人公は他にいない。
最初に若紫帖を読んだのは高校の古典の教科書。
加えて、五年前に結婚した葵上との寒々とした交情も描かれますが、、、実に疎ましい。無駄に美人としかいいようがない。
そして、ウワサの六条御息所も和歌の交換だけですが登場しますが、、、これまた、無駄に美人で無駄に品位が高く無駄に教養豊か。
中盤以降に活躍する女性のオンパレードやら深刻なエピソードの発端ですから、極めて重要な帖なのです。
だから、教科書にも採用されるのだが、なんせ教師様がまるでよくわかっていないからか、アタシ的な背景説明をやらない。だから面白くもなんともないって悪しき印象だけが残る















