岩波の古典文学大系で読むのは肩が凝る。
お手軽に「窯変源氏」を書庫の奥から、、、文庫版でざっと十冊あまり
訳本ならあれこれあるが、、どれも耽読には至らない。やはり才気走った橋本治氏の翻案が一番
幼くして母と死別し諸般より臣籍降下、左大臣家の歳上の娘との政略結婚、、、本来なら巻をたてて微細に語るべき父桐壺帝の妻である藤壺女御との不倫
とかなんとか最初から盛沢山。
箒木、空蝉では、ガールハントの手柄話やそれに触発されたヒカルの不同意性交一歩手前な夜這いやら。
さほどのエピソードではないが、、、改めてとんでもない誤読に気がついた。
ヒカルが言いよるのは受領の若い妻なんですが、次いでに親子丼でも思ったのか受領と前妻との間のグラマーな娘にも手を出す。名前は「軒端萩」だと長らく勘違い(^^)
正しくは「軒端荻」
見た目漢字は似ていますが、植物としてはまったくの別物。荻はむしろ芒(すすき)と紛らわしい
ノキバノススキじゃ語感としてみやびでもないしノキバノハギだって悪くはないが、、、王朝美學のお約束ごとからして「荻」でないとだめらしい。
一夜を契る、、、縁を結ぶとなればそれは荻である事がお約束。実際に草結びをやるにしても、小綺麗なだけの萩では無理ってもんです。
しかし、こんな間違いをやらかすのはアタシだけでもないらしく、芭蕉に、、、
とうきびや 軒端の萩の 取り違え
流石に句聖です。
パロディ的ですから川柳の扱いでもいいが、ギリギリ俳句の域に踏みとどまります
延宝5年作ですから、まだ芭蕉が若かりし頃
きっと「取り違えたのは芭蕉本人」に違いない(^^)
そして、中流のオンナ漁りの白眉なエピソードである夕顔の巻。
人気ある箇所ですから、アタシの駄弁は不要かも、、、













