2026年8月8日土曜日

ある格差

 


SNSから拾ってきた図表の転載です。

データの出所なりが不明ですので、値の検証はやりようがない、、、一般的に言われている傾向に合致するから、あながち「間違い」ではないだろう。


日本国全体の四卒大学進学率の総平均は50%強

しかし、性差や地域差がかくもあるものか?

一般的には、女性が劣位だと考えられるが、唯一徳島だけが例外。理由が皆目分からない。

京都は分からんでもないが、東京ってダントツに高いのだ!堂々とシラバスに「アルファベットや九九みたいな義務教育レベルの再教育」をうたう大学があるくらいだから、、、「拾う神がある」ってことかな(東京は、レベルに応じた選択肢が豊富と言い換えることにしよう)


高い事が絶対的に素晴らしいのかどうかはなんとも言い難いが、地方が「不利」なのは事実。

でも、全国模試だと北陸三県が優位と言われるが、、、この表からは有意差は認め難い。


更に18歳人口が田舎主体に減少し、野放図に膨張した大学の数も絞られていく。

大学が廃校になった地域(田舎)は惨めです。

若者がいない街になり、地方の担い手(地方自治体職員のなり手とか)にも事欠く、、、

首都圏での大学新設は認めないと文科省がいい出したが、あの方針はどうなったかあ?(都知事は猛烈に反対したらしいが)

今や、既設校の地方移転を議論すべきかもしれないし、あるいはあの悪名高い「上山下郷運動」みたいなことをやりますかなあ



2026年8月7日金曜日

右大臣家の陰謀

 



宮中での陰湿な外戚の暗闘。
自らがカシラになろうなんて考えずに、巧妙に寄生し、操り、実利を貪る、、、源氏物語とはヒカル君のプレイボーイ生活を活写しつつも、その舞台裏を垣間見せる。



桐壺帝を支えるのは、左大臣家と右大臣家。

家格は左大臣家が上だが、持駒の数(政略結婚の道具)に事欠かない右大臣家の侵攻が油断できない。


先ずは、帝に娘をあてがい皇子出産。そして立太子!

右大臣家の長女(弘徽殿女御こと十二単を着た魔女)はその首尾を全うし、後宮に君臨する。

桐壺帝の次男(ヒカル君)の出来映えが長男を遥かに凌駕し、右大臣家としては心波騒ぐ。御家騒動の芽を摘む為、臣籍降下と相成ったが安心は出来ない。ヒカル君籠絡策としての次女との結婚話は失敗(逆に左大臣家の葵上にさらわれた)


桐壺帝譲位のあとは、朱雀帝(母は弘徽殿女御)の即位だが、その東宮は藤壺中宮の皇子だし、ヒカル君の皇籍復帰の奇策だってあるのだから、ここはなんとしても看過できない醜聞で宮中追放の成し遂げないと、、、


かくして、弘徽殿女御と父右大臣との謀議の結果、、、

宮中の花宴のあと、朧月夜(右大臣家の末女で東宮の後宮入りが決まっている)に誘われるままに、、ムニャムニャ。しばらくして右大臣は自邸での藤宴にヒカル君を招待する。朧月夜に再会できる一心で、飛んで火に入るなんとやら。


濡れ場を右大臣におさえられたヒカル君

バレなきゃどうでもいいが、周知の大醜聞ともなれば、、、蟄居閉門所払いと相成り、遥々播磨国まで落ちていく様となってしまった。


右大臣家の陰謀は成功裡のうちに終わるのだが、浮世離れしたヒカル君は我が身の不幸を嘆くよりも、不在時の間のガールフレンド達の身の振り方にあれこれと腐心し、、、そんな場合じゃないだろうって思うのですが(^^)


だっから、多くの読者は須磨明石で剥落するところまで読んでつまんなくなり諦めてしまう。

本当に面白くなるのはこれから、、、つまり「シーズン2」からなんですが、新しいガールフレンドの明石の上が田舎っぺのイモですから、ファンも逃げます



.....


レディムラサキの原典では、陰謀劇を露骨には表現していませんし、執筆連載のパトロンからしてそんな事は書いてはならない。

読む人が読めば、、、って、あちこちに暗号鍵をばら撒いている

2026年8月6日木曜日

大ゴッホ展のその2

 



今生の想い出に、、、

「夜のカフェテラス」を、鑑賞した以上「アルルの跳ね橋」も観ないとねえ


早速に公開開始月限定チケットをネットで買い求める。

当然「割引」券

日時予約は、、、出来ない。10月になると出来るらしい。

二段階は面倒だが、システム処理としては制御が単純になるはずだ。予想通り快適に完了!


しかし、残念だが「撮影不可?」みたいだ。

夜のカフェテラスは撮影が出来たんですがねえ、、、

なお正確な但書は「電源のオフあるいはマナーモードの指定」ですから、鑑賞中の通話規制だけ、、、、だと期待しましょう。



ちなみに、このカフェテラスも現存していますが、なんと黄色のペンキを塗りたくり、、、かなりガッカリだったと友人が、、、

ラングロア橋は現存してませんが、レプリカがあるそうです。



オスカーワイルドは「自然は芸術を模倣する」と逆説的な諧謔を述べていますが、どうも本物の風景を見てもゴッホの芸術はイメージ出来ない(^^)

まあ、どっちも「本物紛い」だからかも

2026年8月5日水曜日

ある「順番」

 


原典は定かではない。

内容からして俗俚のようだから三番と四番が定まらない。

オトコが「そそる」オンナの順番の事であり、、、

一盗(一番は人妻)

二婢(次は召使い)

五妻(最後に正妻)のポジションに異論はない。


荷風先生の断腸亭日乗の昭和10年12月には「三妓四妾」として登場している。


趣味嗜好の差もあるから、三番や四番の順位はどうでもいいが、セクシャルインプレッションの最高が人妻であり、最低が正妻だということに激しく同意、、、とか口走るようだとミソジニストだと誤解されそうだ(^^)


レディムラサキがそう考えて源氏物語のストーリー展開を行ったと考えたというのが、今日のお題だ。

ヒカル君の人生のダークサイドは「正妻との交情」

葵の上は無駄に美人なだけだし、帝から押し付けられた女三の宮(二番目の正妻)はあまりにも未熟だし、ただ最愛の紫の上を不幸にしただけ。

逆に、物語りに生き生きと色彩りをそえるのは、、、


前春宮の未亡人

義兄の、こころならずも引き裂かれた愛人

主上のお妃さま

次期天皇の妃に内定している内侍


無類の大河小説ですから、様々な視座で楽しめるってことの傍証の提示です。



2026年8月4日火曜日

開戦前夜

 


ネタ本は、猪瀬直樹氏の「昭和16年夏の敗戦」である。刊行後半世紀が経ち、いま映画化する意義はなんじゃいな?
あまり知られていないが、秋丸機関(経理高級将校である秋丸氏を核とする満洲派の経済学者を糾合した調査機関)でも同様の研究がなされ、、、結果はどちらも「必敗」


尺は138分

今時ならば長尺というほどの事はないが、かなり退屈しました。さすがに爆睡はしなかったし、平均水準以上の邦画だとは思いますが「事件は会議室で起きている」のに、湿度高めな家族のエピソードや一応戦争物だからってとってつけたような戦闘シーンが目障り。


どうせなら、、、こちらの方が


秋丸機関は陸軍省経理局の内部組織でもあり、研究結果が「必敗」では済まされない。だから死中に活を求めるならば、、、、アレコレむにゃむにゃと戦術論を展開していたような(記憶がある)

かかるが故に、分が悪いが「勝てる可能性がある一点にしがみついた」認知バイアスが働き、、、実際にはそんな戦法を誇り高い皇軍が採用するわけがないのに



製作の主体はNHKエンタープライズですが、サウスポーの巣窟みたいなイメージがあるのですよ。

だからか、映画タイトルになんか暗喩があるみたい

開戦前夜って「いつのこと」だい?

昭和16年じゃなくて、一部左翼の騒ぐ「第二の戦前」の事がいいたいのかな?

軽々に台灣有事やら北鮮に対峙やらを騒ぎ立てるネトウヨに対する警鐘なり警告ならば、意味ありげだが、MSG性が余りにも弱い


2026年8月3日月曜日

the Open

 



先ずは、優勝おめでとう㊗️

若くして頂点を極めると後が大変ですが、プロゴルフの世界では、「一勝は誰にでもチャンスがある。本当の実力は二回勝ってから、、、」といいますから(^^)


After victory, tighten your helmet strap


枕詞はここまで

最近はゴルフの興味は薄れたが、メジャータイトルはまだ追っかけてます。しかし、AIG女子オープンってなんじゃいな?

メディアの扱いからして、メジャー競技みたいなんだが、、、

ネーミングライツ契約で決まっているんでしょうが「全英」の冠を外した和訳に誤解がある。

正式名称は、、、


the Open

the Women’s Open


ことさら「全英」なんて言わす、それ自体に全英の意味を含むのが歴史と伝統なんだからって、、、ネーミングライツも奥が深い

正式な名称は単にスポンサー名を追加しただけですので、和訳ならば「AIG全英女子オープン」が正確という事。

キャプションは親切だが、正確ではない。



下衆の勘ぐりですが、ナンボでネーミングを売ったのかねえ?

無論公表はされてませんが、日本国内の相場よりゼロが一桁多いらしい。

2026年の賞金総額は、16億円!

AIGがスポンサーになり、三倍に高騰しましたから、想像がつきます。


ネタニヤフ調書

 


彼はイスラエルの首相である。治安部隊に所属していた際には兄貴共々英雄だった。

政界に転じてから、、、権力は腐敗する、長期になれば必ず腐敗するって、けだし絵に描いたような有様。

彼が訴追された罪状は、政治家なら必ずついて回るものばかりだが、、、まるで汚職のデパート。

タチの悪そうな牝鶏もいますから、始末におえない。


こんなドキュメンタリー映画がひっそりながら小屋にかかるのだから、日本国も捨てたもんじゃないが、、、この手のジャンルの映画がまったくつくれないのだから、あまり評価はできない。


無論、政治的なプロパガンダとの非難轟々。

でも、虚構か真実かは司法の場で明らかにすればいい。イスラエルの司法は、今んところ政治的圧力にめげずに、訴追し、とりあえずは中東の騒乱が落ち着くまでは「審理保留」のようです。

しかし、今年の秋にはイスラエルの総選挙やアメリカの中間選挙もあります。

ネタニヤフの戦争継続策に怒鳴る度だってこれ以上同調できるかしら?そもそも彼の政権与党が勝てるかどうかも微妙らしい。



彼が退陣し、裁判で負けたからと言って中東に平和が来るかどうかはわからない。

ユダヤ対アラブだけの単純な構図ではないって事は知っていますが「コルディオスの結び目」みたいに複雑怪奇。

アレキサンダーは快刀乱麻に絶ったが、凡愚な政治家には無理


小屋で見逃したが、有難いことに動画配信サイトにおちてきました。実に面白い、、、っていいたいが、事実だけの淡々としたドキュメンタリーのようにみえます。


2026年8月2日日曜日

困ったこと

 




近くの川端に自生していた欅の大木が倒壊し、川面をふさぐような有様が出来!


熊本の地震やガス爆発に比定にもならないが、遠くの大事より近くの小事ということもある。

とりあえず、役場に電話したが、曰く、、、この河川の管理は県の管轄である。堤防の所管は、、、ムニャムニャ。

個人の所有地内の事ならば行政は不介入。


毎度のたらい回しが始まったのは想定の範囲


そもそもは堤防の瑕疵に起因しているんじゃないの?

ならば、被害者はアタシだ。もっとも、アタシん地かどうかは地籍図をみないとわからないけど

すぐ横に用水路が流れているようだが、ちゃんと排水出来るように管理できておらず、あたり一面が弛んでいる、、、その管理責任ってどこにあるんだい?


ともあれ、放置しておくと、、、もうすぐ台風シーズンでこの川が増水すれば、倒木は下流に押し流される。そうすれば下流の何処で人的や物的被害がでる可能性がある。

手をこまねいている事自体が、、、つまり行政の不作為による災禍となる、、、かもしれないよ

とかなんとか脅迫めいた言辞と受け取ったかもしれないが健全な市民の懸念の表明である。


アタシが自力で復旧すべきものならば(多分その可能性が一番たかそうだが、今時点なんとも)直ぐにもやりますが、アタシは箸と本より重いものは持った事がない。

シルバーセンターに頼んでも多分無理。この暑いさなかに誰もやってくれないし、、、

やるなら代執行でやるしかないよ。


とかなんとかまくしたてておいたが、、、解決まで時間かかるだろうなあ。

行政代執行ともなれば、プロセスが長いし、費用の妥当性については当然ながらアタシは追求しますから、、、

二次災害が起きない事を祈るだけだ。



我が家の竹藪の一角なんですが、昨今は筍をとるわけでもなく荒れ果てている。自生の琵琶の木もありますが、大抵は収穫前に野鳥さんが啄んでいる。放置物件さながらの雑地(固定資産課税対象地かどうかも定かではない)

この欅だって、北側の欅の木の種子が飛んできて、大木になったもののようだ。

この際、きれいに整地してもいいのだが、、、


2026年8月1日土曜日

終活

 



立つ鳥跡を濁さずってことなのか、、、、余計な手間を子孫にかけさすのは本意じゃないから、やれる事はやっておくかな、、、というか、意にそまない野辺送りなんかだと安心して死ねないし(^^)


しかし、平均寿命が八十五歳くらいからすれば、いささか早すぎないか?

つらつら思うに、意図的な財産隠しの時効は七年余りだ。

終活の必要性にそんな意図を明示している訳がないが、暗喩としてはそういう、、、(かもしれないって事)


相続税の心配の無いご老人は、とやかく考える必要はない。自分の野辺送りの段取りだけを予めやっておけばいい。


戒名を生前に準備しておく(折角だから院殿大居士にしてもらうかなあ)

祭壇の予約等葬儀式次第一式をきめておく(僧侶の読経以外は延々と管弦楽曲を流してもらおう)

財産目録の整理(ある程度の遺産はあることにしておかないとあらぬ疑惑を徴税権力が、、、、)



そんな俗事を思案するよりも、他にすることがあるだろうって事が今日の本題


佐藤一斎先生曰く


老いて学べば、則ち死しても朽ず


池田晶子さんや宮野真生子さん(どちらも癌で夭折した哲学者。最後の一日まで執筆や次回作刊行の準備をやっておられたそうな)のようにストイックでは無いが、最後の一日に相応しい著作を読みかえしてみてもいいかな


例えば、、、


磁力と重力の発見(みすず書房版)


最後の枕頭の書籍があまりに「貧相愚昧」だと品位に関わりますって、相変わらずのミテクレ大事なええカッコしいだ。



そう言えば、学徒出演で死地に赴いた帝大生たちの定本は岩波文庫や新書だった。

嵩張るのはよくないし、再読に耐える良書の宝庫。

まとまった読書時間がとれないから、短文や詩歌がいい。

萬葉秀歌やパンセが人気だったらしい。

しかし、澁澤龍彦のエッセイで「敢えて黒死館殺人事件を持参した」学生さんがおられた、、、嘘かも知れないが案外本音の表れかも