2026年3月2日月曜日

日本国民の統合の象徴

 


何もせず無策不作為を決め込むよりマシかもしれないが、認識に誤りがあると困るんですよ

一般的な皇統や皇室典範理解って誤解まみれじゃないのかねえ?

好き嫌いでアレコレ言われても困るし、、、


男系以外の天皇は歴史上いなかったって断定的に言い切る自信はアタシにはない。

アタシなら「確率は高いが合理的な疑いは残る」って言います。


当然「天皇」とは、皇統譜に記載された全ての天皇を意味するはずだが、欠史八代と言われる初期の天皇の実在性はかなり怪しく、当然系譜もあるのかないのかで、男系とか女系とか言う以前のはなし。


26代の継体天皇は越前あたりの応神天皇の五世だかの子孫とされるが、正史には系譜が書かれていないから「簒奪天皇」と史学会は決めつけている。しかし、奥さま(皇后)は手白香皇女(仁賢天皇の皇女)だから、女系で皇統を継承したと考えれば済むはなし。皇統断絶なんて言い散らかすのは歴史学者として不敬の極みである。


皇室典範なんて明治期にできた継嗣のルールブックであり、それ以前は八世紀来養老律令の継嗣令が千年あまり、、、太古からの伝統を重んじるなら、王道が何かは言うまでもない。

かいつまんで言えば、女帝の息女さまも親王になれます(皇位継承権がある)が、実例がないだけ。

実例がないからルールがなかったは明確な事実の曲解だろう。


そこまでして、明治版皇室典範を墨守したい理由がわからない。

ある説だが、、、あの頃は「牝鶏晨」し、清国も李朝朝鮮もメスザルが専横を極めとんでもない亡国的状況だったから、女性を蔑視というより排除の機運が強かった。

だから皇統譜の編纂に際して、登極し政務をとったはずの飯豊青皇女を抹殺し、国民的大人気な神功皇后まで無視してしまったのですよ。


そんなこんなを横目に見ながら、、、どうするんですかねえ(^^)

何もしなければ、それこそ皇統断絶が近未来的に必ず起きます。

旧皇族復帰なんて、養子縁組でも宮家新設でも「主権の存ずる日本国民の総意」が得られるかしら。そもそも「復帰して、、、ミカドになりたい」って心底思っている旧皇族ってかなり怖いんだけど、、、、

それに、ミカドって一朝一夕に務まるお立場じゃない事だけは確か



To be continued 




2026年3月1日日曜日

ハルガキタ!

 



Just around the corner !

すぐそこに春が、、、って時の英語的慣用表現
今時点はそんな感じだろう
春がきたを素直に詠みたければ、この志貴皇子の和歌に如くはない。

天智天皇の皇子さまですが、母の身分が低くて皇位には手が届かないと達観し、政治とは一線を画した文化人的生涯ながら、塞翁が馬とはこのこと。
彼の子供が白壁王(光仁天皇)として今に皇統を伝える。白壁王の高齢即位は志貴皇子薨去の相当後のことであり、この和歌の喜び感はそんな「俗事」ではなく純粋な春一直線であり、たぎり落ちるみなおとまで聴こえてきます。

教科書にも登場する名品ですが、万葉仮名では「石激」です。それをイワバシルと読ませたのは多分賀茂真淵。

イワタギルでも良いのですが、少し語感が激しすぎるかな

2026年2月28日土曜日

桃源郷

 



この世の天国みたいなイメージだが、、、そんなによいものかなあ?
爛漫と咲く桃は一瞬。人為的だが桜より儚い。桃の花が開花すれば早く摘まないと、桃の実の出来映えが悪くなる。単に花だけ愛でるのならば、、、そんなことはこの商業主義の中では許されない。

中華では、単に桃の花だけを愛でる桃花園があったのかなあ?よく分からない

なんにしても、華人がこよなく愛した桃花。

中華趣味は万葉集から平安初期まで蔓延し、、、いつかアホらしくなったのか、勅撰集の時代にはほぼ歌材としては忘れられた。


冒頭の和歌は畢生の名作だし、艶麗無比とはこの和歌のためにあるような形容。

しかし、感性は人それぞれ。

アタシは素直に陽光の情景を愛でたが、隠微なロリコン趣味的解釈をする向きもアリマして、、、解釈は多様でもいいが、ハッキリ言えばその品性下劣さに、、、




寒村陋屋界隈は、ブランドの桃の産地

ブランド振興も兼ねてのハーフマラソン大会が毎年開催され参加者多数は慶賀の至り。

桃源郷マラソンと銘打つが、桃ばたけを走り抜けるのは全体からすればさほどの距離でもない。

羊頭狗肉とまでは言わないが、出来ることならば改めてタイムを競わずにゆっくりとこのコースを散策して欲しい。

陶淵明の桃花源記のイメージからすれば、かなり劣るかも知れないが、、、陽春を楽しむ縁しにはなります。



2026年2月26日木曜日

受賞式を前に

 


むろん、アメリカの話

日本ナントカは、、、「国宝」の一本被りがいまから眼に見えますし、プライズとしての成熟度がまだまだ、、、、特段世界に冠たる映画賞にしようなんて意思もみえないし、だから話題にはしません。


さて、目一杯の十作品がノミネートされています。

うち五本は観てますが、後は劇場未公開あるいは波長が合いそうもないから最初から断念

しかし、ノミネートされる作品群が様変わりしました。かつては、なんでもかんでもトマトケチャップぶっかけのアメリカンテイストが、、、なんか気取った多様性まみれ。


懐かしい味わいは「F1」くらいかな?

できれば、昔ながらの味わいに新しいテイストを加えた作品が選ばれると嬉しいが、やはり、一押しは、、、、


ところで、今年は第98回

もう少しで百回ですから、いまから記念イベントを思案中だろうなあ

オールタイムベストなんかを過去の作品賞作品から選ぶとか、、、「何を選ぶか?よりもどう選ぶか?」を考えるのがたのしい。




さすがに全ては鑑賞してません。

太古の作品は、観る機会も意欲もないし、知ってはいますが、食指が昔も今もすすまない作品ってやはりあります。

素直に選べば、リバイバル上映されるような作品ばかりになり、面白くもなんともない。

逆に、選ばなかった不明を恥じて、受賞作品以外から選ぶとか、、、、(^^)



恐怖の大天使

 




ブラックぺアン(海堂尊作品)
ミカエルの鼓動(柚月裕子作品)

作品テーマとして手術ロボットがある意味で主人公です。
手術は外科医のメスの切れ味に依存しますから、卓越した技量は神の手とか手術室の悪魔やら、、、雅称とも畏怖的表現に事欠かない。

よくは知りませんが、手術ロボットはあくまで支援であり操作はヒトザルである医師が行うらしい
自動運転レベルに例えればレベル2とか3程度なのかしら?


小説的には経験の少ない外科医でも高度な手術がこなせるし、遠隔操作が理論的に可能と言われるが、、、絶海の孤島の患者に東京からネットワークを介して高度な心臓外科手術を行うってドラマティックだが、トラブルが発生したらどうするんだろう。


極私的な興味からすれば、そのメディカルロボットなる商品のネーミング。
世界最初のロボットの商品名はダヴィンチ(米製)
由来は言わずとも分かりますが、国産ロボットは火の鳥。外来製よりも安価で小回りが効くのがウリらしいが、ネーミング意図がよく分からない。
この辺りをそのままドラマ設定に使ったのがブラックぺアンに登場する「ダーウィンとカエサル」というロボット

一方で柚月版では、ミカエルという名称のロボットが登場します。
数ある天使の中では最上位をしめるのが大天使聖ミカエル。 
ミカエルの双子の弟はルシフェル(サタンの別名)
ルシフェルはミカエルと並ぶ神の使者であったが、傲慢で下剋上を企てたとして天界から追放されたとされる。同じ血が流れている兄弟、、、ということからして作者の意図あるいは暗喩を感じ取ることは難しくない。

よくある事ですが、神と悪魔はコインの裏表

2026年2月25日水曜日

スワンの日

 



さる22日はネコの日ですが、、、「禁煙の日」でもあります。
何故に「22」かというと、、、吸わん(スワン)から。
WHOは世界禁煙日を別に定めているが、知名度が低くいことは同じようなもの


喫煙習慣がさまざまな健康被害をもたらすはずだが、頑固なまでに禁煙や絶煙に背を向ける輩がいます。そういう手合はやっぱりアタマが悪いのだろうか?



なんとも「大仰」なことよって(^^)

喫煙とIQの相関がそんなに高いのかしら?


喫煙率が傾向的に下がっている事は事実だが、全体的に日本人が賢くなったようには見えない。
煙草一本で14分(5分という説もある)寿命が短くなるらしいし、非喫煙者の方が男女とも受胎能力が高いと言われる。

ならば、受胎可能世代には禁煙奨励をし、そうでなくなった高齢世代には逆に喫煙勧奨、、、、さすがにそこまでの暴論は聞き及ばない。


2026年2月24日火曜日

センチメンタルバリュー

 



確かに素晴らしいとは思いますよ
ベストでなくても、ベストテンランキングには確実な指定席
しかし、あまりにも極私的であり過度の感情移入には、我が身を隠避したくなるって批評家感情もありえますから、今時点で断定するわけには(^^)



センチメンタルバリュー



直訳が難しいが「極私的(優れて個人的)な愛着」って語感かなあ?


ノルディック映画です。

三代(四代かな?)にわたる家族の静かな葛藤の物語なんですが、知的職業一家なもんで話がキャベツ(^^)

主人公の映像作家は久方ぶりの新作映画(家族のものがたりのようです)のヒロインに舞台女優の長女をオファーするが、、、にべもなく

娘二人、とりわけ長女は父親に負わされた古傷からまだ癒えていない。


なんだかんだと、山場がないように見える展開ながらドラマティックなストーリーは進展し、、、


途中から、アレレ?こんなシーンはありえないだろうって思えば、それは主人公が監督する映画のシーンだった(長女は予定調和的に出演しました)

入れ子構造で、フィクションとノンフィクションを混ぜご飯にするのは映画の普通の技法なんですが、そこまで虚実を判然とさせないのは、、、その職人芸には微苦笑するしかないというか、脱帽最敬礼


珍しいくらい、家族三人に扮した役者がみなさん輝いています。

実に素晴らしい。

カンヌでグランプリ(これは凄いことなんだが金メダルじゃない)

さらに、オスカー作品賞ノミネート

昨今のアカデミー賞は、何でもかんでもトマトケチャップをかけるような味わいを脱却しましたから、カンヌ的に好まれるテイストが選ばれるかも?

それはそれで、映画賞の多様なジャッジの均質化になり、あまり感心はしない。


2026年2月23日月曜日

藤原高子作

 



気取った修辞な名題ですが、語感からして漢風文化時代の和歌です。


雪の内に
春は来にけり
鶯の凍れる涙 けふや溶くらん


作者は、二条の后(藤原高子)
清和天皇の奥様にして御子息は陽成天皇。「国母」として絶頂をきわめたのだが、浮き沈みが激しいこと比類なく、、、

業平との駆け落ち騒動(伊勢物語の芥川の段の逸話)
陽成帝は殺人の咎(多分事実)で退位

二条の后系の皇子達は帝位継承から放逐
供奉僧との不倫(多分冤罪)で称号剥奪宮中追放
死後四半世紀を経てやっと名誉回復

この和歌(八代集にたった一首の后さまの収録歌)はきたるべき春を讃える一連の和歌の並びの一首ながら、春怨とか春呪の雰囲気すら漂う。

古今集編纂時は、彼女の名誉はまだ回復されておらず、その時期に「もうすぐアタシってカムバックしてやるから、いつまでもめそめそしないの」なんて裏読みが出来る和歌を勅撰集巻頭の四番目に押し込むなんて、、、普通なら「読人不知」にするところを実名とは貫之はかなりな度胸というよりも確信犯



平安期の和風文化の底流には反体制の伏流が流れており、古今集自体が「反藤原」が隠れた編纂意図だと、、、喝破される先生もおられます。
この和歌の出来栄えはさほどとも言い難いが、背景理解だけに支えられている。

2026年2月22日日曜日

教場

 


まずもって当たり外れがないのは「バックステージもの」

ついて、、、、学園青春ドラマ系かしら?


警察小説に「教場」なる作品がある。
この分野での新基軸だと思いますが、あまり追随する向きはない。
木村拓哉が主人公の神奈川県警察学校の鬼教官を演じるのですが、なかなか様になっていると思います。
この小説の映像版ですが、ジャンルとしては「学園青春ドラマ」だ。つまりある種の教養小説ですし、先々ブレイクするかもしれない若手をジュッパヒトカラゲに登用できる「旨味」もある。

アタシにはほぼ全員の顔と名前が一致しない(^^)


しかし、テレビと映画の相乗効果狙いは珍しくはないが、先ずテレビ版があり、その続編が動画配信サイトにオンエアーされ、、、満を辞しての第三作が劇場公開。

興収は木村拓哉の番宣努力やらで期待出来そうだが、、、、この「三部作」を時系列的に見ていないと人物関係やストーリーの細部がよく分からない(別に分からなくてもさほど支障はないのですが)ところが、隔靴掻痒。

なんせ、アタシはTVは見ないし、Netflixとは視聴契約をしていない。



公開初日の一番最初の上映の観客動員をみるに、、、観客の多くは、そこまでの細部に拘らないようです。



エンドロールを見落としたかもしれないが、製作協力に「神奈川県警本部」の名前がなかった。

警察当局の協力がなくても製作に支障はないから協力要請をしなかったのか、あるいは気に入らないシーンや台詞があったからか?

絶対に後者だ!