壬申元旦作(壬申 元旦に作る)
衰翁自廃賀新春 衰翁 自ら廃す 新春を賀するを
暁拉孫児賽土神 暁に孫児を拉(ひ)きて 土神に賽す
拝首非関求福禄 拝首するは 福禄を求むるに関するに非ず
要渠又作読書人 渠(かれ)が又読書の人と作らんことを要(ねが)う
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老境の身世間並みな新年の慣習はもう辞めた。
唯、孫を連れて早朝に氏神様にだけはお参りをする
願い事は、孫が金銭的に富裕になることではない
愛書人となって知的富人として身を立てる事を希む
作者は、天明期から文政にかけての儒学者である市川寛斎
結構波瀾万丈の人生だったようです。
子供の代ではなかなかの羽振りでしたが、、、孫の代はよくわかりません。
翻って、我が子は「神童」だったから読書家。しかし孫はなあ、、、、所詮神童は二十歳過ぎればただの専業主婦だもん
子供の教育を失敗しつつあるみたい(^^)
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