近代恋愛小説は、不倫密通姦淫満載のフランス小説に如かずって、いつもいいますが、そんな不道徳な出来事が登場しないのに実に面白いのが、名題の英国の小説。
シェイクスピアの戯曲とドイルのミステリー以外たいした文藝がない英国なのだが、このオースティンの小説は、、、面白い
実はこの小説のタイトルは含蓄がふかい、、というか適語に翻訳するのが難しい。
訳本を色々頭に思い浮かべるが、、、
高慢
自尊
自負
矜持
誇り......最近の映画版では適語表現をギブアップしたようで「プライドと偏見」
なんとも安易な、、、まあ日本語力の劣化だという事です。
別の見方もあります。
和人にとってあまりな当たり前の美徳だから殊更にことあげするものではない。食わねど高楊枝みたいにお武家の専売特許でもなく、仮にも賎商と嘲られても忠臣蔵にあるように「天野屋儀兵衛はオトコでごさる」
ナマポ(生活保護)受けるくらいなら餓死する方が潔いって、、、珍しくないのが世界的に珍しい。
だから類語が沢山あるって解釈も、、、
橘玲氏の「無知とバカ」
第三章は「自尊心は難儀だ」というおはなし。
馬鹿にされたからアタマに血が昇り凶行に及んだ、、、ってままあるはなし。
自分が大事にしている主義信条を蔑ろにされればカラダ張ってプロテストするのか当たり前、、、なんですが.....燕雀いずくんど大鵬の志しを知らんや
なんて度量の持ち主は極めて少数派で、バカは導火線が短く(^^)
類似を言えば、、カネモは喧嘩をしない
加えて、バカは逆恨みが得意技。
己れの自尊心が回復できないならば、他者の自尊心を傷つける、、、ターゲットになるのは上級国民か自分より弱い存在。セレブがスキャンダルの的になり、マイノリティがさらに踏みつけられるにはそれなりの理由(あまり感心はしない)があるのです。
そんな腹の足しにもならないものはさっさと捨てて、身の丈にあったように地べた這いずり回れば楽だとおもうのですが、、、、
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