層が薄くて数も少なければ、、、蝙蝠だって鳥の仲間。かと言って彼を蝙蝠呼ばわりはしないし、あきらかに鳥の部類だ。しかし、鴻鵠かと言われれば燕雀かも(^^)
個人的な趣味嗜好もありますが、数少ない作品のなかでは、海街なんとかは好きだし、三度目の殺人も動画配信サイトならば再見する。
しかし、世評の高い作品群は、、、アタシの美學感には馴染まない。
とりわけ、餓鬼と犬畜生が登場するのは、、、誰が監督であろうとなあ
カンヌでなにやら賞をもらったらしくて、、、日本映画としてはまず水準以上だとは思います。
理解と解釈の振幅が大きいので、的はずれな批評も散見されます。
文芸技法的には、ひとつのイベントを多眼的に肉薄するというありきたりな(でも成功事例は少ない)展開だし、それぞれの視座から怪物(事態を困惑させる元凶、、、理不尽とか不合理やら不条理だと思えば)が炙り出される。
その怪物は視座の数だけあるという鑑賞難度の高い作品だから、前述の通り批評は難しいが、、、逆になんとでも書けます。
エンディングの解釈が難しい。
疎外された少年二人が全てを止揚し、天国への階段を朗らかに疾走してゆく(.....とアタシは思った)
かの黒澤の「羅生門」がそうだったが、製作会社首脳は、こんな訳のわからん映画をつくりおって、、、と激怒したらしいが、ベネチアとアカデミーと賞に輝くや(^^)
まあ、、、勝てば官軍。
是枝氏は、既に官軍ですから、批判めいた批評も封じられたみたいな.....
辛気臭い映画です。
しかし、、、役者がいい
安藤サクラはいうに及ばす
永山瑛太は兄弟の汚名挽回
田中裕子は、、、なんで沢田研二なんかと結婚なんかしたんだろう?
永山の恋人役の女優さんって良いなあと思い、、、あとからキャスティングをみたら。高畑充希だった。
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