アニメ版「美味しんぼ」を一気見した。
ここぞってシーン以外は倍速で。
ふと手が止まったのが「菓子対決」の場面
東京随一の和菓子屋さんの茶室という設定ですから、何もかもが本格一級品揃いなんだが、亭主も客も「座布団」の上に鎮座、、、って、それはないだろう
初心者や足腰が弱った客への配慮ならばあり得ても、まさか亭主までが座布団を使用しない、、、とおもうのだが
原作がどうだったのか記憶にないが、少なくともアニメ版では「座布団が登場する必然性」への言及はない。
AI君は原作ではあれこれ込み入ったやりとりがあったというが、にわかには信じ難い。
どうも、此奴は、アタシには歪曲したような回答をするんですよ。
前置きはさておき、松本幸四郎版「鬼平」の映画の事。
鬼平役は、まるで高麗屋・播磨屋の家の芸だ。
萬屋や丹波も演じたが、記憶に残るのは血の繋がりのある
初代白鸚
二代目吉右衛門
十代目幸四郎
原作者は、初代をイメージして鬼平を造形したらしいが、アタシとしては、二代目吉右衛門に如くはないし、十代目はなあ、、、脇役に恵まれない事が不幸かも
さて、最新映像版は本所時代の鬼平を市川染五郎(八代目で幸四郎の嫡男)が演じる二人一役。
親父さんよりも、まだこっちが多少はマシだ。
物語は無頼の御家人の子供を身籠った茶店女の身を哀れみ鬼平が色々と骨折るのですが、別れの際に「鬼子母神の御守り」を渡す、、、本筋には余り関係ないのですが、神は細部に宿るのです。
鬼子母神と言えば入谷が有名だが、鬼平の舞台ならば雑司ヶ谷の鬼子母神に違いない。
鬼子母神伝説の基本形は、子供まで喰らう鬼と御仏の諭しで改心し角が取れる「安産と子育ての神」というドラマティックなものだが、雑司ヶ谷は最初から「角のない鬼」だったらしい。
しかし、鬼平が茶店女に渡した御守りには「角のある鬼」の漢字だ。
雑司ヶ谷鬼子母神堂は江戸初期から「角のない鬼」表記だったと公式に言われている以上、寺が独占販売権を持つ御守りに「角があるはずが無い」
ありうるとすれば、民間悪徳業者の紛い品だが、鬼平がそんな馬鹿な真似をやるとは思えない。
そこで登場したAI君は相変わらず国会答弁のような虚実曖昧に終始しますから、まるで頼りにならない。
ただ「角のない鬼」は扁額等寺のシンボルに限られた表記であり、御守り如きは、江戸期には普通の漢字(角のある鬼)を使っていたと、自信たっぷりに、、、でも、アタシが江戸界隈に住まいしていた頃にみた現物は「角なし」でした。いつの間にか普通でない漢字に変わったのかい?



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