2024年5月2日木曜日

皇室典範改正要綱素案とやら

 確かに焦眉の急なんだから、、、

少し長いし、いつも以上に理屈っぽいが我慢して最後まで(^^)



皇室システム(天皇制でもいいが、イデオロギッシュな表現は忌避だから)の継続は「主権者の総意」が決める事であり、今の段階では日共ですら「天皇制廃止」を口走らないのだから、誰も皇位断絶を望んではいない。

しかし所詮は「世論」

雰囲気でどうにでもなる危うさ、、、、


いまんところの「叩き案」をザックリ言えば


1)男系天皇制の墨守

2)あの赤門を目指しているらしい親王は廃嫡しない

3)旧宮家からの養子容認(養子がそのまま皇位につくのでなくその養子さまの男系に継承させるってことらしい)

4)臣籍降嫁した内親王等にも皇族の身分を与える


先ず一号にはオブジェクション

神武天皇以来男系一統の史実的根拠はなく、継体天皇は仁賢天皇の皇女(手白香皇女で武烈帝の姉だか妹)の入婿となる事でやっと皇位が認められたようなもの。

継体帝は応神帝の五世だというが具体的に血統がたどれない以上、簒奪者と考えるのが妥当。

つまり、女系が皇位を維持したのです!


次に二号については、激変緩和と思えば致し方ないのかねえ?

いまや「雅子愛子バッシング」を上回る誹謗中傷。真偽は定かではないので論評しないが、牝鶏晨するようなありさまが事実ならばかなり問題だとは思う。

独り言なんだが、天皇の代理として摂政を置く事が出来ますが、摂政には性別要件がありませんから、内親王が就任できます(^^)


三号については、旧宮家は十一家だったが、かなりの数が断絶しているらしい(あまり論じられないので絶家となった宮家の子孫を騙りM資金詐欺によく登場します)

ウィキによれば、男系の子孫がいるのは五家だけ。

その中で、養子となり未来の皇室メンバーの父親になれそうなのは限定的、、、みたい(無論ヤル気があるかどうかは分からないし、身体検査もしていない)

今の皇室典範は養子を認めていませんので、、、やりたければやればいいが、納得できるようなタマかどうかとか、、、それに臣籍降下の後の皇族復帰って、明治以降では一例しかないし、復帰した理由がよく分からない。

それ以前だと14世紀まで遡る、、、、つまり古代は兎も角も、あまり馴染みのある伝統芸じゃない。

公平に書けば、復帰即位の例もあります。


四号にはあまりにご都合的なのでコメントしない。

宮家の数問題には、絶えず費用問題が絡みますし、その議論は明治期にすらあった。

臣籍降下という巧妙な口減らしの真逆をやんなくとも、女系天皇を認める方が、、、、


それにあえて申せば、皇族なるソフトパワーの育成や練磨には本人の決意もさることながらとんでもない時間や努力が必要であり、ある日突然なれるものではない。

また、スペアとしての皇族って立場が難しいとも言われる(秩父宮が良い例)

でしゃばって兄貴を凌駕すると不味いし、かといって鍛錬をサボるといざという時の役に立たない。







0 件のコメント:

コメントを投稿