2024年5月17日金曜日

ヒストリーではなくてファンタジー

 スタイリッシュな映像美や端正玲瓏なファッションは、一見以上の価値あり、、、壮絶なアクションシーンもそれなりなんですが、アタシはシーズンベストランキングには選ばないとキッパリ



いわゆる「正統派スパイ映画」です。

そのジャンヌの常として、人物関係やストーリー展開の理解に苦労する(^^)

お手軽に、公式ウェブサイトのストーリーを引用すればかようなことなる、、、、



まるで、説明になっていない(^^)

主要な登場人物はスパイないしその関係者にちがいないのだが、

蒋介石派か汪兆銘派か、はたまた共産党か皆目分からない(もしかしたら日本軍の諜報機関かなあ?とか)



ではウィキだと、、、

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これはさらに酷いし、有り体に言えば「ヒストリーではなくファンタジー」と言うしかない。

だっから、、、大陸本土だけで1800万人の観客動員となり....一時の享楽や慰安で観るようなお手軽娯楽ではなく、歴史戦的なプロパガンダである。




あの時代、侵攻する日本軍と主体的に戦ったのは蒋介石の国民党であり、共産党は傍観していた訳ではないが、辺境を転々しながらチンタラとゲリラ戦やっていたのが史実。

抗日戦線の一部に過ぎないし、戦後の講和条約(1951年)においては中共は呼ばれていない。

国民党と共産党の内戦の帰趨が決まったのが1949年。にも関わらず、、、ですから、内戦に中共が勝ち、日中戦争で主体的に活躍していれば、当然ながら毛沢東に招待状が来たはずだから、、、


この映画では、主演のトニーレオンもワンイーボーも国汪兆銘政権の仮面をかぶった中共のスパイという設定のようです。

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