お米が「主食」と言うのはいまやおこがましいが、かくもお値段や味で大騒動が起きると、やはり倭人のソールフードだ。
しかし、その未来は暗い(対策は難しいとは思わないが、決断と実行ができない政治ですから)
食糧自給率が唯一100%に近い作物とは言え、耕作資源はかなり末期的
高齢化した兼業農家は早晩途絶するし、今でもマンパワー不足を高コスト低生産性な機械化と輸入依存の化学肥料頼み。更に農家は手間のかからない換金作物にシフトし、コメ作りは敬遠
お値段や味に文句を言っているうちはまだシアワセかも、、、ほんとうに怪しげな輸入米に恒常的に頼らざるを得なくなるという近未来図
そして深刻な事に「水利」が崩壊しつつあります。
倭國は水田方式(一部に陸稲もありますが)
農村地帯全体に張り巡らせた用水路が稲作を支えている。用水路保全の原資は、農民が負担する水利事業費(共益費)だが、、、明らかに先細り。廃農が増えれば誰が共益費を負担するんだい?
本当に倭國の米農法って地域全体の精緻にして壮大なシステムそのもの。機械化以前は地域の「結」の仕組みが労働を支え、肥料は糞尿主力。
アタシの幼少期は、用水路整備がまだ未完の頃でおとな達は夜中に鎌や鍬で武装して血の雨覚悟で隣り村とのみず争い(多少は盛ってますが実話です)
アタシが農民として泥田の中を這いずり回ったのは大昔。既に廃農家そのものに近いのだが、未だにJAの会員だし水利も負担し耕地の手入れだけはしている。
野菜をつくりたいって借り手は居ますが、貸す気はさらさらない。
実際に作付けはしなくとも、いつでも再開出来るようにしておくのが、武装農民の末裔の矜持、、、かな(^^)
寒村とはいえ、なんせ地の利抜群のロケーションですから宅地開発はいつでも出来ますし、本当に食糧危機になれば芋くらいなら、今のアタシでも作れます。
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