2025年6月6日金曜日

デンマークの映画

 




比喩的に言うと「補助線」を必要とする藝術は難儀である。
未知との知的生命体との遭遇を期待した宇宙カプセルには「ゴルトベルクヴァリエーション」が搭載されていることは知っているが、、、
失われた時を求めて...は絶対にないと思う。
映画はどうしたか知らないが、あるとすれば、
無声映画の4Kリマスター版だ。



チャップリンがトーキーを嫌った理由は定かではないが、アタシ的解釈だと、藝術の普遍性の欠如を見たに違いない。
言葉(文字)によるコミュニケーションにはある種
限界がある。翻訳・通訳・字幕...補完的ではあるが、あくまでも補完的
オリジナルのニュアンスをどの程度に伝えたのか正確には解らない。

濫觴期から映画がトーキーであれば、
アメリカンで映画産業が隆盛を極めた筈がない。
碌に英語が判らない貧しい移民達の一時の慰安と享楽の王座となれたのは

無声

であったればこそ。



デンマークは無声映画期は映画大国であった。
有り難いことにデンマーク語がわからなくても、
カールテホドライサーの藝術映画は世界を震撼させた。

デンマーク語を喋るのは、デンマーク人とアイスランド人だけ。
いまや、デンマーク映画で世界を目指す映画は、
デンマーク語以外で製作され、かつての映画大国の遺伝子を極小の映画人が継承している。

ラースフォントリア

淫靡過激背徳猥褻というか刺激的な映画作りで定評がある。
一方で、耽美官能倒錯頽廃も定評有り❣️
けだし、ヴィスコンティの降臨。


さあ芸能ゴシップ的には...

カンヌ卒倒
上映中の途中退席者続出
鳴り止まぬ...救急車のサイレン

さあどんな映画なんだろう?

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