2016年12月13日火曜日

懐かしいあの味


寒村陋屋暮らしも半年もたち、天下の素浪人スタイルも身についてきた・・・
とは言いつつも「清左衛門」同様に娑婆とは縁が切れず、そこそこ衣冠束帯に身を正し、俗界を徘徊している。
西行法師のごとくであるが、彼のように出家の身でありながら権門に出入りし媚びを売るような真似はしない(笑)

しかし、基本

井戸水を飲み(胃カメラ検査をしたがピロリ菌はいなかった)
畑の野菜を食べ(コメはさすがに元農民が扱うには大変なのよ)
自家製の酒を飲み(酒税法に違反する種類じゃない)
ザ行とダ行の区別があいまいな方言を操るおじさんやおばさん相手に(ひどいご仁はラ行まで混然とする)

なんて仙人暮らしなんですが・・・過日のこと
限界集落のはずれのスーパーに出向くと、なんとなんと!!


羽衣あられ


懐かしい駄菓子だ。
半世紀ばかりの江戸中心の暮らしで忘れていたが、昔と変わらないアルミパッケージ
しかし、製造者は新潟県の「ブルボン」となっている。
記憶では北日本食品なんとか・・・


三時のおやつに「文明堂」なんて土地柄ではなく、

自家生産の果実
親類から手に入れる火鉢であぶった酒粕(砂糖をまぶすような外道な喰い方はしない)
家族でつき上げたお餅

なんかを食べるのですが、なぜか家庭で外部調達をする限定的な駄菓子
名の通り「あられ」でして、醬油味の煎餅でなくいささか塩味が強めでビールのつまみに最適なのだ。
いつのころからか、商店の棚から消え、お江戸では目にすることも耳にすることもなかったが・・・
上方には根強いファンがいたのだ。
店頭陳列の数は多くないのですが、嬉しさのあまり買い占めてしまった(苦笑)





ネットのヨタ情報まがいによれば・・・

何故か販路は今も昔も上方限定らしい。
関東人の舌に合わないのかねえ(ネット通販では買えますし、ブルボン自体は関東が主力市場)
製造者名は、社名変更によるものらしい。
なんともフレンッチぽい社名だ・・少なくとも「羽衣あられ」売ってます!って言いにくいだろうねえ
そもそも不思議なのは。新潟の会社が三保の松原か富士山を望むって、意味不明です。


とかなんとか・・はさておき、ランチに変えて初めての試みで白ワインに合わせてみよう(笑)




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