2016年12月21日水曜日
芸能にもとめるもの
蝸牛は毎度言いますが、極私的プロ映画鑑賞家ですから、期待値とか評価基準が
そんじょそこらとは一線を画します。
耽美
倒錯
頽廃
しかし、そもそも的には大衆娯楽。
長時間の過酷な労働に疲れはて、ろくに英語も喋れない貧しい移民が一時の享楽と慰安も求めるものが「映画」
五セントを握りしめ、ニッケルオデオンに足を運んだのです。
だっから、馬鹿馬鹿しいアトラクションシネマにも一定のリスペクトを・・・
とまあ同様に舞台芸術だって、加えて「似非素人能楽師」の端くれですので、能狂言を至高のものとし畏敬の念をもつものの
大衆娯楽でしかない歌舞伎も面白いと思うし、人形浄瑠璃も・・・・まあねえ
とかなんとか、たいていのものは見たつもりだが、これだけは機会がなく、木戸をくぐったことがなかった。
いつでも観れるから・・・って言ってるうちに三瀬川を渡ることにもなりかねないから、思ったったらそそくさと・・・
新開地劇場
戦後間なしに出来た伝統ある演舞場
今は大衆演劇専門館ですが、過去は、映画スターや流行歌手(古いねえ、この言い方)のショーで
活況を呈した。
当時のことですし、場所柄公演を仕切った方はだいたい想像がつきますなあ😇
別に今だって、閑古鳥ってわけじゃなく、開演2時間前からオバちゃんたちが寒空に行列です。
そこんところの最後尾に並ぶなんて、チョット度胸ですよ。
公演はマチネーありの二部制。
料金は・・・・旅芝居ですからこんなもんですなあ
シニア料金はなくて「老人料金」・・・・ってところがなんともねえ(映画館ほども割引ません)
興行の世界では、シニア=老人という定義でもないわ。
本日の出演する一座は、澤村何某の陽炎座とかなんとか
土地勘ありませんから、なんとも
入りは......こんなものですか?
客席の数は能楽堂程度だと思われます。
蝸牛のおさらい会でもこの程度ご足労頂いていますが、
一ヶ月のランですから、まあまあかな。
想定通り、圧倒的にオバちゃんたち。ソコソコ若気な女性やおっさんも。
開演五分前.........いかなることに相成るや?(続く)
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